グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

メイキング・オブ・オンラインツアー その3

2022年01月23日 | ツアー
一昨日のブログに載せたオンラインツアー(の裏話その2)の続きです。
高田製油所さんで、椿のタネから椿油が作られるのを見ていただいた後は、枝…


ということで、お客様を案内したのは…

島の資料や芸術作品の宝庫「藤井工房」という喫茶店です。
中に入ると、素材としての椿の幹のほか、木彫りのコケシやキーホルダーが置いてあります。

椿のことを調べるために、オンラインツアー前に何度も通いました。
ご主人の藤井さんは、いつも私の質問に快く答えて、相談にのってくれました(感謝)。

たとえば、「椿はゆっくり成長する木で、硬くて丈夫」ということを証明するために、オオシマザクラと椿で、同じサイズのこけしの重さを比べてみたい、とお願いしたところ、スケールで測ってくれて…

椿の方が、2割ほど重いことがわかりました!

さらに「これあげますよ」と、程よいサイズの椿の幹をプレゼントしてくれました!(ワ〜イ😊)

それにしても、なんと細かい年輪(1年間の成長ごとにできる輪)でしょう!(2021年12月28日撮影)

「他の木と比べてみよう!」と思いたち、同僚の柳場に頼んで、庭で同じ太さの木を切ってもらって比較!(2022年1月4日撮影)

で、これで資料を作ったのですが、ツアー当日になって「これでは大きさがわからない!」と気づいて、スケールを入れて撮影しました。(1月16日撮影)

でも、グレーのバインダー の上に置いたので、なんだか気持ちの悪い色になって、色補正もうまくいかずに却下。「シロダモ」は、12日間放置しておいた間に、表面の年輪が数えにくくなっていたのにも驚きました(椿はほとんど変わらなかったのですけど…😅)

結局、元の写真に、文字で数字を入れました💦

年輪5本分を数えたら、成長スピードが全然違うのが一目瞭然。
椿が、ゆっくり成長して、硬くて丈夫な木になるということを、とても納得しました!
(伝え聞いた知識だけでなく、自分が納得したことで、心から語れたと思います😊)

固くて密な椿の枝は、「火持ちの良い炭」となって、島の暮らしに役立ってきました。

…ということで、次回は「椿炭」の話に続きます😊

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする