グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

霧とセミの演出

2023年08月11日 | ツアー
昨日、中学生の娘さん&ご両親と、三原山に登ってきました。

暑いけれど、ある程度風があり、時々大きな雲の塊が太陽の光を遮ってくれるので、比較的歩きやすい日でした。

サルトリイバラの、元気いっぱいの蔓を話題にしつつ

避難壕の中の、カタツムリにも注目!

なんでも娘さんは、人生2回目のカタツムリとの遭遇だとか…(やや記憶が曖昧ですが💦)

「都会では最近ほとんどカタツムリを見かけなくなった。ナメクジは見るけと」とのこと。
殻があるかないかだけで、体はかなり似ている生き物なのに、都会にはいっぱいナメクジがいるって不思議ですね〜。

登り坂の途中のラセイタタマアジサイが、年々成長し

避難壕と同じぐらいの見事な大きさになって、花を咲かせ始めました。(ゴージャスです!)

サクユリ も、少しだけだけれど、咲き残っていてくれました。


この日、山の上には、たくさんのアブラゼミが飛び回っていました!
お客様と一緒に、三原神社の鳥居をくぐるセミや

鳥居の付け根で休むセミ。

神社にお参りされている時も、周りには何匹もアブラゼミが飛んでいました!

草の上にもアブラゼミ。

いや〜、今年も凄かった〜😅

ところで、この日のお客様のリクエストは「火口」ではなく、「三原神社」でした。
「溶岩流に飲み込まれずに残った神社」ということで、お参りしたかったようです。

でも「せっかくなので火口を見て帰りましょう」ということで、火口西展望所に歩き始めたのですが…
なんと、どんどん霧が出てきて、

何も見えなくなってしまいました!

そんな〜! いくら目的が火口ではなく神社だからといっても、着いたとたんに見えなくなるって…それはないのでは〜!!

しばらく滞在しても霧が晴れないので、諦めて戻ろうとした時…

青空、来た〜!!

ってことで、火口の中の迫力の赤い色も、しっかり見ていただくことができました!
帰りは再び、薄っすらとした霧に包まれ

三原山が私たちのために、ドラマチックな演出をしてくれているようにすら感じました😊

帰り道の、霧とセミとゴジラとシャボン玉の共演!

何匹ものセミが、ゴジラ(岩)の周りを飛び回っていました。


山頂の風が強かったので、風を避けられる場所でティータイム。

流れる雲と、雲の影の動きに見とれながら、お茶を飲みました😊

下山中は、キョン(小型の鹿)が現れて、大声で鳴きかわし、

トカゲと蝶(ツマグロヒョウモン)のコラボなど!

夏らしい、躍動感のあるツアーでした。

たくさんの景色を、一緒に楽しんでくださったお客様に感謝です。
ありがとうございました!

(かな)
コメント
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