グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

秋の裏砂漠ツアー❤️

2024年11月10日 | ツアー
昨日、クラブツーリズムのツアーの皆さんと、裏砂漠に行ってきました。

最初に立ち止まったのは、オオモミジの木。

モミジは、葉っぱの一部が紅葉していただけでしたが、タネは全体がピンク色になっていて、キレイでした💕

羽根状になっているモミジのタネを、ちゃんと見たことがないお客様もいて、ひとしきり観察。

なぜか、実になる前にしおれてしまい、最近はすっかり貴重になったテンナンショウの実。

マーブルチョコみたいで美味しそうです(実際には毒があり食べられません)

湿度があるせいか、めちゃ元気な苔。

黄色いキノコが、アクセントになって可愛いですね!

とても華やかな色になったオオムラサキシキブの実や

白い野菊の花(ノコンギク)が見事に咲く風景は、「これぞ伊豆大島の秋!」って感じでした☺️


あと、お客様に人気だったのが、アシタバの花でした。

「ずいぶん大きいんですね!」、「これがアシタバの花か!」などなど感想様々☺️

今まで気づかなかった場所にコケが元気に成長し、モフモフな感じになっていたのにも驚きました。

コケって、どのぐらいのスピードで成長するのでしょうか??

などなど、あれこれ遊びながら、順調に歩いて裏砂漠に到着。

マグマのしぶきが作った顔を見つけて、お客様にも見てもらいました。

櫛形山の稜線まで、みんなで頑張って登り

希望された方には、標高672メートルの頂上まで歩いてもらいました。

たいていのパターンは、健脚な方だけが山頂を目指し、ほかの方はのんびり下で遊んでいることが多いのですが、昨日は半数以上の方が登っていかれました!
北風でやや寒かったため、「歩いた方が暖かいと思ったので」とのこと。毎月、山に登られている方もいたので、登頂していただけて良かったです(写真は下山中のもの)

ところで、裏砂漠では、誰かが積んだ石が次第に高くなりつつあります💦

本当は自然なフラットな状態にしておいた方が良いエリアなので、いつかツアーではない時に来たら片付けようと思っていたのですが、来るたびにだんだん高くなり、もはや崩しにくくなってしまいました💦
「きっと台風で崩れますよね?」とお客様。
確かに…。台風後の変化は興味深いですね!

この後も、往路に見落としていた、ゴージャスに実ったサルトリイバラの真っ赤な実や

秋を代表する黄色い菊の花「ヤクシソウ」などを見ながら歩きました。

行きには気づかなかったのに、帰りにはなぜか気づくのは不思議です。
同じ道を歩いても、同じじゃないところが楽しいです。

3時間半ぴったりで歩き終わり、みんなで拍手をして、楽しかった時間を讃え合いました!
ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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