グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

おいけんツアー2日目・後半

2024年11月19日 | その他
一昨日ブログの、青森・奥入瀬渓谷「おいけんツアー」の続きです。
お昼ご飯の後は、やや早めペースで(と言っても、普通に人が歩くよりは、ずっとゆっくり)山道を歩きました。

標高を上げていくと、岩場が出てきたり

突然、「この辺りだけに存在する」という、針葉樹(たしかコメツガ?)の木々が出てきたりしました。


下草の様子も変化してきて、笹がまばらに茂る場所もあれば

リョウメンシダが群生する場所もありました。

やさしいピンク色に染まったコマユミが、森全体を明るくしている風景にも出会いました!

倒木に、スッポリはまったトチの実も、面白かった〜!(こういうゲーム、ありませんでしたっけ??)

菓子パンみたいな「きのこ」にも、出会いました!

なんか可愛い〜😄

苔に覆われた場所では、コケの名前ではなく「何種類のコケがいる!」ということで観察したので

名前をさっぱり覚えられない私でも、卑屈になることもなく(?)楽しめました😄

ただ歩くだけだと、似た感じに思えるであろうコースを、これだけ楽しめたのは、屋久島大学プロジェクトのメンバーの観察力のおかげでもありますが、

何よりも、おいけんの丹羽さんのガイドが、あったからだと思います。

丹羽さんは、「この時間帯の森は、太陽の光で白く輝くように見える」ことを教えてくれたり、

小さな穴が木にいっぱい空いてる様子を、「キツツキの良いレストランになってますね」と、親しみやすい言葉で気づかせてくれたり

「これムササビの食痕ですよ。ムササビはこうやって食べるんです」と、食べ方を演じてくれたり

「ササウオ」という笹の虫こぶも、教えてくれました。

昔は「見つけると幸せになれる」とも言われた縁起物だったとか(それだけ珍しいらしい)

蔦沼のデッキのところでは…

手元のタブレットで、新緑の風景や秋の紅葉の風景、雪景色などを見せてくれたました。


1本のブナの木が落としたタネが、動物たちの命を支え、倒木となった後は、キノコや地衣類に住む場所を提供し(時には食料となり)、やがてブナは土に還っていく…という「命の繋がり」を感じたツアーでした。

丹羽さん自身も、ツアー中に「森の中の命のつながりや、大切さを感じてもらえるような、ガイドするようにしています」と語ってくれました。(正確な言葉ではないかもしれませんが、そういうメッセージを感じました)

とても素敵な時間でした。

お声掛け頂いた小原さん、ご一緒頂いた屋久島大学メンバー、ガイドのおいけんの皆さん、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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