グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アマツバメ

2009年07月04日 | 
初夏のころは100を越える大群で賑やかに上空を舞っていましたが、今は数羽でいるのをよく見かけます。
大群のときは特徴のある鳴き声で気付くことが多いです。
はるか上空をぐるぐる回って「ビュルル・・・」とか「ジュリリ・・・」と聞こえる声で鳴いています。

よく見ていると鳴いているときは2羽で追いかけあっているときです。
オス同士の争いなのか、ペアの求愛行動なのか・・・イヤ、カッコイイ男子を女子が取り合っているのかも!?
そうしている2羽は一瞬体をくっ付けあっているように見えるので、もしかしたらエサを捕るのはもちろん、交尾も睡眠も飛びながら~という説は本当かもしれません。

日本には夏にやってくる夏鳥で、ツバメ と名が付いていますがツバメとはまったく別の種類の鳥です。
ツバメはスズメ目ツバメ科、アマツバメはアマツバメ目アマツバメ科で分類上はかなり遠いです。

でも姿形はツバメそっくりですね。
見慣れないとその違いに気付くことは難しいかもしれません。
しかしツバメよりはかなり大きいです。

毎日のように見かけるので近くで繁殖しているのだと思いますが、大島に繁殖地があるのかはわかりません。
崖地に集団で巣作りするそうです。

たとえ繁殖地が遠かったとしても、彼らの飛翔力からすれば大島に飛んでくることなんてわけないことなんでしょう。














今日は朝の海辺で出会いました。

数年前、風のない三原山山頂で大群に囲まれたとき、耳元でその翼が風を切る音にとても感動しました。

まるで鳥の羽音ではなかったです。



  がんま


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