青森・奥入瀬渓谷の「おいけんツアー」2日目は、ブナの森を一日かけて歩くツアーでした。
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看板にある蔦・赤沼登山道を、約7時間かけて歩きました(蔦温泉が終点)。
風景の中には、山のように「!」の瞬間がありました。
今日はその一部を紹介します。
まずは、なんといっても伊豆大島では見ることができないブナの巨木が、そこかしこで見られる風景。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/13/1513cab76465ed4d427d1019eecb55a5.jpg)
高さ30m越えと思われる巨木が生えている森なのに、落葉して葉がなく明るいのは、常緑の木がほとんどでうっそうとした伊豆大島の森とは、ずいぶん異なる景色です。
10cmぐらいのホオノキの実が、たくさん落ちていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/f8/aa4bc2307f0f170bd2b93a2222117428.jpg)
赤いタネは果肉部分が薄く、タネは大きいそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/ef/777f4290077588e78a0e4c9fa5ef5e6b.jpg)
倒木の上のコケに埋もれるように、ブナの実が落ちていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/de/fbfea6bc862e7eaa891e877a5ceaa3f1.jpg)
ブナの実を解体すると、堅果の中に脂肪分たっぷりのナッツが入っていて美味しいので、熊も好んで食べているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/03/4f9b55e37221992e1831b207d23bb1e0.jpg)
地衣類(菌と藻が共生している生きもの)と、キノコとコケが、全部揃っている「ゴージャスな枝」も話題に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/dd/df86920b20413657586d8ad598a93288.jpg)
もちろん、みんなで写真を撮りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/32/98e1c33ff8b46161f1f165222aaa33bf.jpg)
ガイドさんは、ハンカチを使ってキノコ(地衣類だったかも)の胞子が立ち上がってくる様子を表現。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f3/0a4a49c06d8f0d95b73ac27a2190fde1.jpg)
良いアイデアですね!☺️
「この辺りで「気になる木(面白い木だったかも?」を探してみましょう」というガイドさんの問いかけで、立ち止まって、ちょっと変わった形のブナを見に行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/0c/330ed457a37aeb54ba73cb4f7368bed8.jpg)
この枝ぶりは、この木の歴史を物語っているはず。雪の重みだったのか、それとも何か別の競合相手がいたのか…。存在感のある木だけに想像するのが楽しかったです。
こうやって、自分たちでスペシャルな存在のブナを見つけるのは、とても楽しいですね。
ブナのつるんとした樹皮には、何種類もの地衣類が付いていて、そのうちの一つに縄文文字のような線が入っていることを、屋久島の小原さんに教えてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/fe/3ad3e75ef359f3a53669407adef57ed3.jpg)
確かに、短い線が入っていました。(縄文文字がどんな文字だったか思い出せなかったけれど、笑)
「原始のシダ」と言われていたトウゲシバの存在は、屋久島にも伊豆大島にも共通するものでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e6/1a0f71f85fbd0037e159e77e8b5c0a9a.jpg)
胞子は小さいから、どこにでも飛んでいけるのでしょうね。
こんな可愛い、きのこもいました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/9e/02565610180a23e2463e737ddfca3c81.jpg)
丸くてツヤツヤで、このキノコなら、ときめく人が多いような気がします。
コケの胞子も、空に向かって伸びていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/18/aedd69f3c54cf895e95a70f578be5517.jpg)
頑張って、遠くまで胞子を飛ばし、命をつながないとね!
根元近くにだけコケが生えたブナもいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/7a/0df986ffea66fd65c2aa398667bbcc45.jpg)
屋久島ガイドさんの「大根みたい」という感想が、面白かったです。
森には、ところどころに大きな倒木が横たわっていて、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/69/7d5889d17b7450822e6c58e661ff8183.jpg)
屋久島大学の皆さんは、倒木に何がついているかをすぐに観察に行っていました。
ルートを塞ぐ倒木には、切り込みが入っていて、真ん中を通れるようになっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/ea/5f1cc01707e54c3ce9db6791be8a506c.jpg)
なるほど…。この方が木をどけるより楽だし、倒木は森の小さな生きものたちの棲家になりますものね!!
ちょっとぬかるんだ道には、コルク素材を使ったネットが敷いてあって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/8b/e530775355402a06423938beccfc36bd.jpg)
自然に溶け込んでいることにも感動しました。
木についた小さな生き物を、さまざまなところで観察。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/0f/9c41967a5d878723faad5c5c8b8ac47b.jpg)
当然、なかなか進まないので、最初の赤沼まで3時間かかりました。
ガイドさんによると、「想定時間内です」とのこと。🤣
赤沼は、複数ある沼の中では最も透明度が高いのだそうで、「ここでお昼にしましょう」と言うことなりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/db/305d4f9c8cea3642070db37bdefb7538.jpg)
地元のお弁当をいただいて、ガイドの方たちから温かい味噌汁と、コーヒーと地元の旬のリンゴも、振る舞われました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/61/e8d8d279700206058ba86941d1632cb3.jpg)
これぞガイド付きツアーの醍醐味!
景色を独占しながら、地元のりんごをいただく時間。最高に贅沢な気分でした。
いちどに書き切れないので、午後からの事は次回に続きます。
(かな)
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看板にある蔦・赤沼登山道を、約7時間かけて歩きました(蔦温泉が終点)。
風景の中には、山のように「!」の瞬間がありました。
今日はその一部を紹介します。
まずは、なんといっても伊豆大島では見ることができないブナの巨木が、そこかしこで見られる風景。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/13/1513cab76465ed4d427d1019eecb55a5.jpg)
高さ30m越えと思われる巨木が生えている森なのに、落葉して葉がなく明るいのは、常緑の木がほとんどでうっそうとした伊豆大島の森とは、ずいぶん異なる景色です。
10cmぐらいのホオノキの実が、たくさん落ちていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/f8/aa4bc2307f0f170bd2b93a2222117428.jpg)
赤いタネは果肉部分が薄く、タネは大きいそうです。
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倒木の上のコケに埋もれるように、ブナの実が落ちていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/de/fbfea6bc862e7eaa891e877a5ceaa3f1.jpg)
ブナの実を解体すると、堅果の中に脂肪分たっぷりのナッツが入っていて美味しいので、熊も好んで食べているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/03/4f9b55e37221992e1831b207d23bb1e0.jpg)
地衣類(菌と藻が共生している生きもの)と、キノコとコケが、全部揃っている「ゴージャスな枝」も話題に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/dd/df86920b20413657586d8ad598a93288.jpg)
もちろん、みんなで写真を撮りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/32/98e1c33ff8b46161f1f165222aaa33bf.jpg)
ガイドさんは、ハンカチを使ってキノコ(地衣類だったかも)の胞子が立ち上がってくる様子を表現。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f3/0a4a49c06d8f0d95b73ac27a2190fde1.jpg)
良いアイデアですね!☺️
「この辺りで「気になる木(面白い木だったかも?」を探してみましょう」というガイドさんの問いかけで、立ち止まって、ちょっと変わった形のブナを見に行きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/0c/330ed457a37aeb54ba73cb4f7368bed8.jpg)
この枝ぶりは、この木の歴史を物語っているはず。雪の重みだったのか、それとも何か別の競合相手がいたのか…。存在感のある木だけに想像するのが楽しかったです。
こうやって、自分たちでスペシャルな存在のブナを見つけるのは、とても楽しいですね。
ブナのつるんとした樹皮には、何種類もの地衣類が付いていて、そのうちの一つに縄文文字のような線が入っていることを、屋久島の小原さんに教えてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/fe/3ad3e75ef359f3a53669407adef57ed3.jpg)
確かに、短い線が入っていました。(縄文文字がどんな文字だったか思い出せなかったけれど、笑)
「原始のシダ」と言われていたトウゲシバの存在は、屋久島にも伊豆大島にも共通するものでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/e6/1a0f71f85fbd0037e159e77e8b5c0a9a.jpg)
胞子は小さいから、どこにでも飛んでいけるのでしょうね。
こんな可愛い、きのこもいました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/9e/02565610180a23e2463e737ddfca3c81.jpg)
丸くてツヤツヤで、このキノコなら、ときめく人が多いような気がします。
コケの胞子も、空に向かって伸びていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/18/aedd69f3c54cf895e95a70f578be5517.jpg)
頑張って、遠くまで胞子を飛ばし、命をつながないとね!
根元近くにだけコケが生えたブナもいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/7a/0df986ffea66fd65c2aa398667bbcc45.jpg)
屋久島ガイドさんの「大根みたい」という感想が、面白かったです。
森には、ところどころに大きな倒木が横たわっていて、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/69/7d5889d17b7450822e6c58e661ff8183.jpg)
屋久島大学の皆さんは、倒木に何がついているかをすぐに観察に行っていました。
ルートを塞ぐ倒木には、切り込みが入っていて、真ん中を通れるようになっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/ea/5f1cc01707e54c3ce9db6791be8a506c.jpg)
なるほど…。この方が木をどけるより楽だし、倒木は森の小さな生きものたちの棲家になりますものね!!
ちょっとぬかるんだ道には、コルク素材を使ったネットが敷いてあって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/8b/e530775355402a06423938beccfc36bd.jpg)
自然に溶け込んでいることにも感動しました。
木についた小さな生き物を、さまざまなところで観察。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/0f/9c41967a5d878723faad5c5c8b8ac47b.jpg)
当然、なかなか進まないので、最初の赤沼まで3時間かかりました。
ガイドさんによると、「想定時間内です」とのこと。🤣
赤沼は、複数ある沼の中では最も透明度が高いのだそうで、「ここでお昼にしましょう」と言うことなりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/db/305d4f9c8cea3642070db37bdefb7538.jpg)
地元のお弁当をいただいて、ガイドの方たちから温かい味噌汁と、コーヒーと地元の旬のリンゴも、振る舞われました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/61/e8d8d279700206058ba86941d1632cb3.jpg)
これぞガイド付きツアーの醍醐味!
景色を独占しながら、地元のりんごをいただく時間。最高に贅沢な気分でした。
いちどに書き切れないので、午後からの事は次回に続きます。
(かな)
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