グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

夜の森探検と光るキノコ

2009年06月25日 | 植物
このところ、2~3日に1日のペースで夜の森へ出かけています。目的はもちろん、2週間前に見つけた光るキノコについてのお勉強をするためです。

昨年までは、まるで縁のなかった夜の森。これが歩いてみると、かなり楽しいということがわかってきました。

雨の日には、草の上でガサゴソ音を立てながら歩くヒキガエルや、キノコにかじりつく小さなキセルガイの姿を見ることができます。キノコ達も元気いっぱい!色々な種類が見られます。真っ白くてツヤツヤした怪しげなキノコ(ハラタケの仲間?)。土の上に現れる饅頭のようなキノコ(ニセショウロの仲間?)。このキノコは触るとグニョ~ンと凹むのに、弾力があってまた元の形にもどります。そして時々バホー!と煙のような胞子を吐き出すのです!

晴れの日は、もちろん、満点の星や、夜でも満開のテイカカズラの花を楽しめます。

光るキノコについても色々な事がわかってきました。最初に見つけた場所以外にも、島内のあちこちに生息していること、湿った場所を好むこと、キノコになる前の菌糸の状態でも点のような小さな緑の光を発するのかもしれないこと(それとも眼に見えないほど小さなキノコが存在するのかも?)寿命は3~4日で、晴れが続くと途端に元気がなくなってしまうこと等など…。

こうやって自分達で少しずつ、新たな発見を積み重ねられる瞬間というのは、本当にワクワクするものです。

7月からは2時間コースの、夜の森探検ツアーを開始します。夜の森でワクワクしたい方は、ぜひご参加ください!

ところで、今日の写真は先日ガイド仲間で森へ調査に行った時に光っていたキノコです。
シイノトモシビダケとは形が違うので、はじめ別種かと思っていましたが、キノコになる前でも光るとしたら、これは傘を開く前の赤ちゃんキノコかもしれません。これから先、もっともっと色々な事がわかってくると思います。またこの場で報告したいと思います!

(カナ)

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