グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

最速・裏砂漠ツアー!

2024年11月20日 | ツアー
おいけん研修ツアーから帰島した翌日(11月16日)、とある会社の社員旅行の皆さんと歩いてきました。

港で合流し、最初に訪ねたのが「椿花ガーデン」。

園長の山下さんが、愛情たっぷりに育てた早咲きの椿が、綺麗に咲いていました。

ファミリーで旅行に参加されている方々もいたので、ウサギたちが大人気!

フランス出身の方が多かったので、「フランスではウサギを食べる」ということも話題に😄

でも皆さん、いっぱい餌を買って、ウサギたちを可愛がってくれていました😄

午後は三原山に登る予定でしたが、何やら怪しげな空模様…
で、昼食時に相談し、裏砂漠を目指すことになりました。

3時間予定だったので、裏砂漠は最小限の滞在になるだろうと思っていましたが、皆さん比較的速いペースでドンドン歩き、全員で櫛形山の斜面を登って行きました! 私史上、最速かも。

写真には写っていませんが、6歳の女の子も元気に登り、全員で櫛形山山頂に到着!

「ここで写真を撮ろう!」ということになり、全員集合!

右手に見える三原山は、上3分の1が雲に覆われていたので、裏砂漠を選んで良かったです!

山頂の景色を、たっぷり楽しんでから下山。

歩きながら風速を測ったら、26mぐらいあったので皆さんに報告したら、6歳女子のお父さんが風速計に向かって息を吹き…

風速は、なんと20m越えを記録しました😳‼️
風速計が「肺活量測定」にも使えるというのは、新発見でした〜🤣

最後は、全員でジャンプ!

社員旅行は連帯感や達成感が大切だと思うので、良い感じでした〜❣️

火山の広大さを感じることができる風景が、皆さんの良い思い出になりますように❣️

(かな)
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おいけんツアー2日目・後半

2024年11月19日 | その他
一昨日ブログの、青森・奥入瀬渓谷「おいけんツアー」の続きです。
お昼ご飯の後は、やや早めペースで(と言っても、普通に人が歩くよりは、ずっとゆっくり)山道を歩きました。

標高を上げていくと、岩場が出てきたり

突然、「この辺りだけに存在する」という、針葉樹(たしかコメツガ?)の木々が出てきたりしました。


下草の様子も変化してきて、笹がまばらに茂る場所もあれば

リョウメンシダが群生する場所もありました。

やさしいピンク色に染まったコマユミが、森全体を明るくしている風景にも出会いました!

倒木に、スッポリはまったトチの実も、面白かった〜!(こういうゲーム、ありませんでしたっけ??)

菓子パンみたいな「きのこ」にも、出会いました!

なんか可愛い〜😄

苔に覆われた場所では、コケの名前ではなく「何種類のコケがいる!」ということで観察したので

名前をさっぱり覚えられない私でも、卑屈になることもなく(?)楽しめました😄

ただ歩くだけだと、似た感じに思えるであろうコースを、これだけ楽しめたのは、屋久島大学プロジェクトのメンバーの観察力のおかげでもありますが、

何よりも、おいけんの丹羽さんのガイドが、あったからだと思います。

丹羽さんは、「この時間帯の森は、太陽の光で白く輝くように見える」ことを教えてくれたり、

小さな穴が木にいっぱい空いてる様子を、「キツツキの良いレストランになってますね」と、親しみやすい言葉で気づかせてくれたり

「これムササビの食痕ですよ。ムササビはこうやって食べるんです」と、食べ方を演じてくれたり

「ササウオ」という笹の虫こぶも、教えてくれました。

昔は「見つけると幸せになれる」とも言われた縁起物だったとか(それだけ珍しいらしい)

蔦沼のデッキのところでは…

手元のタブレットで、新緑の風景や秋の紅葉の風景、雪景色などを見せてくれたました。


1本のブナの木が落としたタネが、動物たちの命を支え、倒木となった後は、キノコや地衣類に住む場所を提供し(時には食料となり)、やがてブナは土に還っていく…という「命の繋がり」を感じたツアーでした。

丹羽さん自身も、ツアー中に「森の中の命のつながりや、大切さを感じてもらえるような、ガイドするようにしています」と語ってくれました。(正確な言葉ではないかもしれませんが、そういうメッセージを感じました)

とても素敵な時間でした。

お声掛け頂いた小原さん、ご一緒頂いた屋久島大学メンバー、ガイドのおいけんの皆さん、ありがとうございました!!

(かな)
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火の用心

2024年11月18日 | 植物

久々の都内私のお友達に会いに来ました。

肩章は星三個有るから隊長?(しま)

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おいけんツアー2日目・前半

2024年11月17日 | その他
青森・奥入瀬渓谷の「おいけんツアー」2日目は、ブナの森を一日かけて歩くツアーでした。

看板にある蔦・赤沼登山道を、約7時間かけて歩きました(蔦温泉が終点)。

風景の中には、山のように「!」の瞬間がありました。
今日はその一部を紹介します。

まずは、なんといっても伊豆大島では見ることができないブナの巨木が、そこかしこで見られる風景。

高さ30m越えと思われる巨木が生えている森なのに、落葉して葉がなく明るいのは、常緑の木がほとんどでうっそうとした伊豆大島の森とは、ずいぶん異なる景色です。

10cmぐらいのホオノキの実が、たくさん落ちていました。

赤いタネは果肉部分が薄く、タネは大きいそうです。


倒木の上のコケに埋もれるように、ブナの実が落ちていました。

ブナの実を解体すると、堅果の中に脂肪分たっぷりのナッツが入っていて美味しいので、熊も好んで食べているそうです。


地衣類(菌と藻が共生している生きもの)と、キノコとコケが、全部揃っている「ゴージャスな枝」も話題に。

もちろん、みんなで写真を撮りました。

ガイドさんは、ハンカチを使ってキノコ(地衣類だったかも)の胞子が立ち上がってくる様子を表現。

良いアイデアですね!☺️

「この辺りで「気になる木(面白い木だったかも?」を探してみましょう」というガイドさんの問いかけで、立ち止まって、ちょっと変わった形のブナを見に行きました。

この枝ぶりは、この木の歴史を物語っているはず。雪の重みだったのか、それとも何か別の競合相手がいたのか…。存在感のある木だけに想像するのが楽しかったです。
こうやって、自分たちでスペシャルな存在のブナを見つけるのは、とても楽しいですね。

ブナのつるんとした樹皮には、何種類もの地衣類が付いていて、そのうちの一つに縄文文字のような線が入っていることを、屋久島の小原さんに教えてもらいました。

確かに、短い線が入っていました。(縄文文字がどんな文字だったか思い出せなかったけれど、笑)

「原始のシダ」と言われていたトウゲシバの存在は、屋久島にも伊豆大島にも共通するものでした。

胞子は小さいから、どこにでも飛んでいけるのでしょうね。

こんな可愛い、きのこもいました!

丸くてツヤツヤで、このキノコなら、ときめく人が多いような気がします。

コケの胞子も、空に向かって伸びていました。

頑張って、遠くまで胞子を飛ばし、命をつながないとね!

根元近くにだけコケが生えたブナもいました。

屋久島ガイドさんの「大根みたい」という感想が、面白かったです。

森には、ところどころに大きな倒木が横たわっていて、

屋久島大学の皆さんは、倒木に何がついているかをすぐに観察に行っていました。

ルートを塞ぐ倒木には、切り込みが入っていて、真ん中を通れるようになっていました。

なるほど…。この方が木をどけるより楽だし、倒木は森の小さな生きものたちの棲家になりますものね!!

ちょっとぬかるんだ道には、コルク素材を使ったネットが敷いてあって

自然に溶け込んでいることにも感動しました。

木についた小さな生き物を、さまざまなところで観察。

当然、なかなか進まないので、最初の赤沼まで3時間かかりました。
ガイドさんによると、「想定時間内です」とのこと。🤣

赤沼は、複数ある沼の中では最も透明度が高いのだそうで、「ここでお昼にしましょう」と言うことなりました。

地元のお弁当をいただいて、ガイドの方たちから温かい味噌汁と、コーヒーと地元の旬のリンゴも、振る舞われました。

これぞガイド付きツアーの醍醐味!
景色を独占しながら、地元のりんごをいただく時間。最高に贅沢な気分でした。

いちどに書き切れないので、午後からの事は次回に続きます。

(かな)
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ホシムクドリ

2024年11月16日 | 
ここ3年は毎年出会っています。
直近は今年の3月でした。

今回は10日に牧場で発見して昨日まで確認しています。
画像多いですけどどうぞ御覧下さい。

11日朝。







色んな表情を見せてくれました。

13日朝。





ムクドリ数羽とシロダモの花芽を食べたりヤブニッケイの実を食べたりしていました。

14日朝。









この日は1番近かったけど金網被りでした(涙)
にしても綺麗ですねー。

その後飛んで。





ムクドリよりもシュッとした感じに思えます。

そして昨日。
ナント2羽でいました!







私が大島で2羽以上のホシムクドリが一緒にいるのを見るのは初めてのことです。
この時も数羽のムクドリと共にいました。
いつもは1羽きりでいるホシムクドリが同じ仲間と一緒でちょっと安心。
旅の無事を祈ります。

がんま
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屋久島大学プロジェクトの皆さんと、おいけんツアーに参加しました!(奥入瀬編)

2024年11月15日 | その他
(一社)屋久島アカデミーの小原さんに声をかけていただいて、オンラインを活用した仮想市民大学の「屋久島大学」プロジェクトの皆さんと、青森の奥入瀬(おいらせ)渓流とブナの森を歩いてきました。(「屋久島大学」プロジェクトはこちら

2日間とも、奥入瀬自然観光資源研究会(おいけん)のガイドツアーに参加するプログラム。(おいけんHPはこちら

2016年に発刊された「奥入瀬自然史博物館」の本を読んでから、その考え方に共感し、「いつかツアーに参加したい!」と思っていたので、声をかけてもらったのはとてもありがたかったです。

一日目午後からの奥入瀬渓流ツアーは、メインガイドは丹羽さん、サブで川村さんも同行してくれました。(おいけんのガイド紹介ページはこちら

最初に拠点施設の「奥入瀬渓流館」に行って、この日のコースの説明を受けました。

十和田湖を作った巨大噴火のカルデラ壁が決壊し、大洪水が大地を削ってできたU字型の渓谷が、奥入瀬渓流なのだそう。

十和田湖からの上流、中流、下流で異なる植生が見られる全長14km、高低差約200mのなだらかなコース。
車で移動しながら、途中の見所で降りつつ、全行程を見せてくれるとのこと。

(ちなみに上の写真にある「ランブリング」とは、観察したり発見したりしながら、のんびり歩くことを言うそうです)

おいけん発行のフィールドガイドブックが、ズラッと棚に並んでいたのも見事でした!

野草、樹木、シダ、コケ、きのこなど。

特にきのこは、季節ごとに3分冊があって、表紙を全部並べると、奥入瀬渓流の断面図の形になっているとの事!(すごいこだわり!)

フィールドに出て最初に驚いたのは、バスなどが通る車両の多い車道のすぐ横に奥入瀬渓流があるのに、国立公園の特別保護地区だと言う事でした。(現在、車道と歩道を分ける計画が進行中とのこと)

なので、例えば滝の横で車を止めると

滝の流れを、車の中から楽しめました!

これも、車の中から撮った写真です。こんなの初めて😳

紅葉が綺麗な場所を見つけたら、その場所に車を止めて降りられるので、

美しい紅葉の“色”や、

“水の流れ”など、

伊豆大島にはない環境を、めいっぱい堪能しました!

様々な形、大きさの滝も、いっぱいあり

それぞれが、素敵でした。(素敵な滝の写真の撮り方も教えてもらいました)

折り返し地点は、渓流が流れ出す十和田湖。

帰路は、コケや様々な直物の観察をしながらの、のんびりウォーキング。

大雨の時にも、渓流に流れる水の量が安定しているため、渓流の石にコケなどが生える景色ができているそう。

落ち葉が貯まるところには、太陽の光が取り込めないので、コケが生えないという観察の視点も教えてもらい

コケの聖地・屋久島をフィールドにする皆さんと、日没ギリギリまで観察して歩きました。

ガイドの丹羽さんの、シダ愛❤️溢れる解説で、リョウメンシダの美しさに気づかされました。

伊豆大島にはない環境が、とても楽しい一日でした。
(明後日に続く)

(かな)
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ワンダフルなツアー

2024年11月14日 | ツアー
グローバルの海部門をご利用いただいているダイビングチームのみなさんが週末来島され、
山のトレッキングをご希望されたみなさまを裏砂漠にご案内しました!

日曜日の天気が怪しかったので、前日の土曜日に変更し
裏砂漠を目指しました!



多彩なメンバーにワンチャンたちも💕
まさに、ワンダフル!!

溶岩の中もじっくり観察💡


お子さま二人は、楽しそうに火山の地形を楽しんでました(^-^)




裏砂漠に到着〜!
思い思いに写真を撮ったり


ジャンプしたり


遊んだりしました😊


キラキラの石をみつけるのを気に入ってくれ、
じっくりルーペで観察して、美しさに感動してくれました✨

お茶休憩をして、広大な風景もゆっくり堪能していただきました😌

日没が16:30頃と早くなってきているので、
暗くならないうちに、帰路へ〜


お子さまたちの観察力とアクティブな姿にわたしも元気をもらいました!
「Sense of Wonder - 自然に触れて感動する心」を養える島だと改めて実感です✨✨
海も山も大自然の営みを味わえる大島をご堪能いただき何よりでした。

ご一緒いただいたみなさま、ありがとうございました💕

(ユリカ)
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手乗り3種

2024年11月13日 | 
ここ最近手に乗ってくれた方々です。
まずは先月31日のセグロアシナガバチ。





かわいいですね~。
この子はオスなので刺しません。
建物の中にじっとしていたので外に連れ出すとこの後元気に飛んで行きました。

続いてゲジ。



自宅で。
このくらいの大きさなら乗せやすいですね。
今月10日のことです。

最後はヒメヤママユ。
これは昨日です。



このモフっぷり。
久し振りに出会えて大歓迎!!
もっともっと撮りたかったんだけど翅を震わせ暖機運転して飛んで行ってしまいました。
また会えますように!

がんま
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【地球から見る、日本の旅 第34回】恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク~勝山には雪もよく似合う~

2024年11月12日 | 火山・ジオパーク
今週末の日曜日、オンラインジオツアーの【地球から見る、日本の旅 第34回】「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク~勝山には雪もよく似合う」が開催されます。

恐竜化石で有名なふくい勝山ジオパーク。
この地域は日本有数の豪雪地帯でもあります。

年に数日しか雪が降らない伊豆大島で暮らす私には、あまり実感できませんが、湿った重い雪の下での暮らしは、とても大変そうです。
何しろ、家も車も重い雪の下に埋もれてしまうので、毎日雪かき〜!!の世界。

でも雪国の人たちは、大変だからこそ工夫を凝らし、楽しみを見つけて、たくましく生きているようです。
リハーサルを見た限り、その暮らしは私にとって驚きの連続でした!

でも、待ってください…。日本に豪雪地帯って、たくさんありますよね?
ふくい勝山の冬は、他の日本の雪国とどう違うのでしょうか?
この地域ならではの工夫がある? それとも他の雪国と同じ?
ちょっと違うのも、全然違う別世界なのも、面白そうですが…。

ということで、今回は川田香菜子ガイドが、優しい語りでふくい勝山の冬に連れて行ってくれます!

地元に暮らしていないとわからない雪国の日常を、ガイドとやりとりしながら楽しめるのは、オンラインツアーならでは!

お申し込み、詳細はこちらです!!
ぜひご参加ください〜!!

(かな)
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生卵ほしいな

2024年11月11日 | ツアー

先日のツアーでのこと。

その日三原山ではいつもの時より湯気がもくもくと出ていて

 でそこへ、知人のツアーもやって来た。

湯気は一応クンクンと臭いを嗅いで異常な臭気が発生してないことを確認してから暖かな湯気を楽しんで‥『ここであったまりたい』『ブルーシートにくるまれたい』

知人が出したものは

        真ん中にあり

 地中10センチで71度

わ~こんなの持ているんだ!(休みなのに?)

実はこの人専門家なのだ。詳しくは聞かなかったけれど友達を案内しているようですが、いつもはお仕事で山を回って安全を守っている人なのです(しま)

※ 生卵?70度あったら30分地中に置いとくと温泉卵が出来上がり

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