わが家は、あるお寺の檀家でした。
由緒あるお寺。
両親は毎月お寺に参りご先祖様のお墓参りを欠かしませんでした。
わが家は、本家からの分家の分家。
お寺の敷地に墓地も新たに購入。
そんな父に少しづつ変化が?
小さなことが積み重なっていたのか?
怒ったことが無かった父が、堪忍袋が切れ、離壇してしまいました。
詳しい話はしませんでしたが、よっぽどの事があったのでしょう。
そんなことも影響したのか、父の遺言は「家族葬」にするようにと。
その言葉にならい、世間から見ると???が付くような葬儀に。
父は、法事などよく「孫の祭りだ。」と言っていました。
いつもはなかなか会えない者たちも、葬儀や法事になると集まる。
「集まり、次の世代がの絆がつよまればよい。」が口癖でした。
母は、初めて目にした父の家族葬。
「私もこの家族葬がいい。」と。(続)