昨日は、母の葬儀の時に決まった「いとこ会」でした。
私の兄弟のこどもたち、いわゆるいとこ達が長いこと合うことが無かったので、母の葬儀のきっかけに集まることに。
集まって何をする?
今回の会は、いとこ同士の交流を促進し、母が大事にしていた「絆」を強めるために。
父も母も生前お墓の下に納骨するのでなく、散骨を希望。
その散骨を行うための準備をするために。
散骨を希望したわけとは?
その理由は、先の大戦が大きく影響していました。
父は、軍属で自動車整備士として戦争に召集されました。
広島の宇品から満州へ渡り従軍。
戦況は年々厳しくなり、昭和20年8月15日終戦。
しかし現地では、すぐには終わらなかったよう。
そのような時、部隊長が「日本は負けたので、捕虜になるとどのような事になるかわからない。」と軍属だった父たちに「逃げるなら逃げろ!」と言ってくれたそう。
多くの仲間と逃げたそうですが、捕まったり、殺されたり。
結局、日本の土を踏んだ人は、数人となってしまったと。
そのためか、戦争の話はほとんどしませんでした。
戦友たちは、知らない地でお墓も作ってもらえず、名もなき人となり、土へ戻っていったと。
だから、自分も戦友たちに会いに行きたいと。
散骨して、自然に戻ればどこかで会えると。