母の時代は、親の言われる事を聞きくことが良いと思われていた時代。
夫は戦争で新婚生活も僅か一週間で出征。
待ちわびた夫は、終戦僅か一か月前に戦士。
その後、私の父と再婚。
食べていくことがやっとの時代に家を持つことに。
多くの方の尽力で建てた家。
無いお金をやり繰りし、こどもには出来るだけのことをしてくれました。
服が買えなくとも母が縫ってくれました。
私が結婚した当時は、「私が死んだらここにこれがある。あれがここにある。」と自分の葬式の事ばかり。
街に出れば一週間は寝込んでいました。
それがいつごろか、新しい目標が出来たのか、少しずつ元気なになり、気が付くと100歳まで。
両親とも親族の中では一番の長寿に。
激動の時代を駆け抜け私たち子どもを見守ってくれました。
有難う、感謝しています。
きっと、北海道の坂道でお互いの手を握り歩いていたように、あの世でも支えあって歩いているんだろうな。
しあわせに。