山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

ルビー

2009年06月13日 | 食品・材料・料理
我が家の入り口に一本の桑の木があります。

青々とした葉に覆われています。その中には、白や赤、濃い赤紫色の実がぶら下がっています。

今の山に来た時、桑の木を知らず草刈りの時に切ってしまった私。

村の方から「桑」の木を初めて教えて頂きました。

よく見ると多くの素晴らしい実がついているではありませんか。

実は一斉には熟しません。

大きな木でも熟した実は少ししか採取出来ません。

このまま食べても良し、ジャムにしても良し。

これこそ自然が与えてくれた最高の宝石です。

循環

2009年06月13日 | 自然
   


草を刈るときには、花を残します。

レンゲ、タンポポ、アザミなど・・・。

小さな花達かも知れませんが、心を「ほっと」させてくれます。

可憐な花を咲かせ、昆虫たちに蜜を与え、その代わりに受粉して貰い、生命を伝えていきます。

小さな営みが、みんなを支えています。


花達の中に、大きな黒い蝶がやって来ました。

蝶さんの今日のランチは、アザミさんの蜜のようです。

一寸、インタビューしてみましょう。

 toto 蝶さん、味の方は如何ですか?

 蝶  この田んぼのアザミさんはね、農薬がかかっていないからね、まろやかで甘みが強いの。
    最高よ。
    味見してごらんなさい。

アザミ 最近の私はどう?
    シミもなく綺麗な色をしているでしょ。
    昔のようにどす黒くないでしょ?

 蝶  そうよね。
    だから遠くから飛んでくるのよ。
    お腹が一杯になったわ。又今度家族で来るわね。

 toto 蝶さんはここがとっても気にいったようです。




温泉

2009年06月11日 | 農業


田植えが終わった田んぼです。

水の補給は、雨が降ると沢水が集まってきます。

もう一カ所、水が湧いてくる場所からの二カ所有ります。

しかし、入ってくる水は、冷蔵庫に入れていたように低い温度になっています。

直接田んぼに入れると、温度が低すぎ生育に影響が出ます。

そこで水を田んぼに入れる工夫が要ります。

畦波シート(畦から水が漏れる事を防ぐために使用する塩ビの波板)を田んぼ中に設置するのです。

直接田んぼに入れず、波板で簡易な用水路を造るのです。

水路を通って、水温が上がるのを待つのです。

たかが、これだけの事ですが、生育のスピード、収量に大きく変化がありました。

何もしない場合は、すり鉢状に低くなり、実が熟すのも遅くなりました。

水路の出口での水温は、温泉に入っているような感じです。

稲さんも気持ちよさそうに浸たっています。




復活

2009年06月10日 | 農業


田んぼを耕す際、水平にしなければなりません。

水平にしないと水面から土がでたり、水深が深くなったりします。

過日田植えした一部で植えたのですが水面から覗かない部分がありました。

補植しなければと思っていたのですが、他の田んぼの準備でなかなかできませんでした。

ところが、今日見るとなんと水面から苗が覗いているではありませんか。

少しでも覗いていると時間がかかっても伸びてきます。

水面下で呼吸も出来ない状況なのに、太陽光を浴び光合成をしながら必死に大きくなったようです。

植物たちは、子孫を残すために過酷な状況にも関わらず生への執念を感じます。

今の人間に足らない所を教えてくれたような気がします。

昨日の猪騒ぎでガックリきていましたが、そんな事を言っている場合ではありません。

さあ、みんな元気に大きくなれよ~。

オッコト主

2009年06月09日 | 農業
     

我が家最大の田んぼが、まだ田植えを終える事が出来ていません。

4月中旬に耕し畦もつけ、やっと水を溜めたのもつかの間、半月後には無くなってしまいました。

それから他の田んぼの田植えの準備におわれ中々見に行く事ができませんでした。

やっと草刈りに出向いて唖然としてしまいました。なんと、猪が来て畦、水路を壊していたのです。

やっと梅雨入りしたというのにショックが隠せません。

足の大きさは10センチを超える親猪と少し小さな子猪の二匹です。

今年は、「オッコト主」に良くお願いしていたのですが・・・。

「オッコト主」って?

「もののけ姫」に出て来る「猪の神様」なんですけどね。

お供え物が足らなかったのかな?

水路は壊れ、モグラは水路にもたんぼにも出没、八方塞がりです。

今年は稲を植える事は無理なのでしょうか?

もぐらさん

2009年06月08日 | 自然
土曜日に田植えをして3日目の今日、田んぼの畦ではもぐらさんが突貫工事でトンネルを作っていました。

あれだけ槌で叩いてつぶしたのですが。

水が漏らないようにするためには仕方がないのですが。

でも、もぐらさんは餌を取りに行くためにはトンネルを掘らないといけないし。

雨が降らないので硬い部分は掘らずに、柔らかい水際を掘るんです。

そこから水が抜けてしまうんです。

もぐらさんにも私にも困らない方法は無いものでしょうか。

我が家の植樹祭

2009年06月07日 | 自然
天皇、皇后様が全国植樹祭(福井県)の式典に臨席されました。

天皇陛下は式典で例年お言葉を述べていたが、負担軽減の一環で今回から省略されることになったそうです。

「負担軽減」と言う事なのでやむを得ないところですが、天皇様の声が聞けないのは一寸残念に思いました。

我が家でも植樹祭を行いました。

山にある大きな八重桜の枝を少し頂き、挿し木にしたのです。

桜の木はなかなかつかないと言われていますが、何とか子供を作りたく植樹祭となったわけです。

見よう見まねでの挿し木です。

上手くつきますように。

ところで、我が家の天皇陛下は、この植樹祭にはご臨席頂けないようです。

何でも「あなたのために食事作っているんだから」と。

「はい、はい」感謝しています。

田植え体験隊参上

2009年06月07日 | 農業



タイミング良い雨と村の方のご厚意による井戸水を頂いて、待望の田植えが出来ました。

昨日は、岡山市内から男性2人、女性2人、明日の日本を担う小学生(5年生)2人の6人が参加されました。

女性と小学生1人は今回が初参加です。

他の3人の方は3年連続参加です。

男性陣は、今回は中級編として紐を引っ張ると、早速植えて行かれます。

初参加の女性陣、泥に足を取られながらも着実に植えて行かれます。

なかなかの出来映えです。

小学生のS君は、田植えの話を聞くと「行く、行く」と即返事が返ってきたそうです。

しかも同級生を連れなっての参加です。

日本の将来も担う若者達は健在のようです。

植え方を二人で話しながら田植え開始です。

子供達も大人に負けず見事に植えていきます。

でもそこは子供。

蛙に、イモリと楽しいものが一杯田んぼにはいます。

手づかみでとってビニール袋へ。

どうも長いもの(ヘビ)とトカゲのようなものには弱い私です。

遠目に見るだけです。

今までの田植えは、毎回列の途中までしか植える事ができませんでした。

今年は、田んぼの端から端まで植える事を目標に始めましたが、なんと2時間で2列+半分も植える事ができました。

田植えには一寸天気が良すぎるくらいの晴天に恵まれ無事終了です。

出来具合はどうでしょう。

まっすぐに出来たかな?

秋の稲刈りが楽しみです。

皆さん、ぬかるむ田んぼに足を取られながら、いつもは使わない筋肉を200%使っての田植えは如何でしたか?

今頃は、「あすこが痛い!」、「ここが痛い!」となっているかな?

みなさ~ん、お疲れ様でした。


崖っぷちの蛙さん

2009年06月05日 | 自然
    


ブルルーン、ブルルーン。

突然大きなエンジンの音がしました。

なんだ?なんだ?

びっくりしたのは、井戸の中の蛙さんでした。

蛙さんは、井戸の蓋が開いていたとき、大きなプールに飛び込んでいたのです。

飛び込んで一人、じゃなくて一匹だけダイエットのため、誰にも邪魔されず泳いでいたのです。

ところが、水がドンドン減っていくではでりませんか。

どうしてなんだあ~?

あわてて、井戸の枠の間の隙間に隠れて様子をうかがいました。

よく見ると、totoさんが上から覗いているではありませんか!

早く助けて~。

ごめん、ごめん。

田んぼの水が溜まったら水を元に戻すからね。

それまで我慢してね。

と言われても早く水を戻してくれないと怖いよう~。

だって、いつも土の上を飛んでいるのに、こんなに高いところなんて・・・。

僕、高度恐怖症なんだももの。

トホホホ・・・。

こんにゃく

2009年06月04日 | 農業
今年は、コンニャクが5本も芽を出していました。

近所の方が、「こんにゃくの花がさいとるなあ~。芋は使えんぞ。」と。

何で?

「5年経つと花が咲いてしまう。そしたら終わりじゃ。子供はようけいあると思うが。収穫するのは3年ごとがいいんじゃ。」

トホホ。

今年は大きな玉が採れると期待していたんですが・・・。


お詫び:5月30日から山にこもっていました。
    山に行くとPCがないので、携帯からブログに掲載しています。
    その為コメント頂いても返事をする事がが出来ません。
    我が家に帰りましたら写真掲載、コメントのお返事をさせて頂きます。
    申し訳ありませんが、もう一度目を通して頂けたら幸いです。
    よろしくお願いします。

モグラ叩き

2009年06月02日 | 自然
待望雨が降ってから3日目、トラクターで2日間耕しました。

更に大切な井戸水から水を頂きました。

しかし、どうしても水が漏れるんです。

水面から土が覗いているところが増えているんです。

モグラさんが忙しくトンネルを掘ってくれているようです。

モグラさんには悪いんですが、今日はモグラたたきです。

槌で畦を叩きます。

叩くと畦と水面を同時に叩くので水と土がまとめて飛んできます。

顔も服も泥パック状態です。

これで何とか水漏れが止まりますように。

生命の誕生

2009年06月01日 | 自然
田んぼのちょうでん(排水溝)に何かヌルヌルしているものがいます。

透明で丸く沢山あります。

手ですくおうとすると指の間から抜けていきます。

丸い黒い点に良く動くしっぽ。何でしょう。

あまりにも小さすぎ良くわかりません。

メガネを掛けて見ると赤ちゃん誕生でした。

何でしょう?そう、カエルさんづす。

トノサマカエルかな?

トノサマカエルは絶滅危惧種とか。

山では右を見ても左を見てもトノサマカエルばかりです。

今はあちらこちらで結婚ブームです。