浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

「原発は安全だ」

2011-06-02 21:30:30 | 日記
 「原発は安全だ」ということを信じて、原発立地市町村は、政府や電力会社に協力してきた、という。「だまされた」という。そういう側面はあるかもしれない。

 だが、原発を立地させることにより、なぜたくさんのお金が渡されるのかを考えれば、容易にその理由は理解できるはずだ。危険だから、あるいは放射能が漏れるから、だからこのカネで我慢して欲しい、というのだろう。

 原発がもし安全ならば、なぜ東京とか横浜のような、電力の大消費地に立地しないのか。遠路はるばる電力を送ることには、当然ロスが生まれる。ならば大都市に立地させればよい。なぜそうしないのか。原発は危険だからだ。

 つまり、「原発は安全だ」ということばは最初から成り立たないのだ。「危険は安全だ」というようなものだ。

 佐賀県の原発立地自治体の議会が、原発の運転再開を求めたそうだ。福島県であのような事故が起きても、まだ学ばない人々がいる。

 浜岡原発はもちろんもっとも危険である。しかし、どこの原発でも事故が多発している。地震がなくてもである。

 カネの魔力に惑わされてはならない。

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原爆調査の問い直し

2011-06-02 14:39:03 | 日記
 アメリカによるヒロシマ・ナガサキの原爆投下の直後から、日本軍(国家)は原爆の調査をはじめ、占領が開始された後も調査は続行された。とくに占領下からは原爆を投下したアメリカと投下された日本が「協力」して行われた。その調査については、もっともっと考えなくてはならない。

 すでに私も入手しているが、『原爆調査の歴史を問い直す』(新装版)が発刊されるとのこと。原爆投下後の調査の問題性が浮き彫りにされるはずだ。是非入手して読んで欲しい。1500円である。

http://blogs.shiminkagaku.org/shiminkagaku/2011/05/post-54.html
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被曝がもたらすもの

2011-06-02 08:54:48 | 日記
 3月、かなりたくさんの放射性物質が放出され、フクシマはじめ関東地方、そして全国でもその影響がでてきているようだ。マスメディアは、まったく政府・東電とスクラムを組んでできうるかぎり事実を知らせないようにしている。

 こういう事態になったのは、長年の自民党・公明党政権による原発推進政策、そしてそこに群がる官僚、学者、大手ゼネコン、金融機関による自らの責任を回避しようという事なかれ・無責任の態勢(体制としてそうなっているといってもよい)である。彼らは事故後にでてくるであろう様々な賠償請求・責任追及などをできるだけ軽くしようとして、住民の避難などを「自主的」にさせようとしてきた。

 放射性物質が広汎な地域に降り注いでいたにもかかわらず、政府や東電は情報をまったくださず、我々は外国にその情報を求めざるを得なかった。

 その結果、いろいろな症状がでてきているようだ。下記に紹介するブログ、そしてそこに書き込まれた投稿を読んでみてほしい。

 我々は警戒しなければならない。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/945898fc22160543b404a9ca949cefe5
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