最近新聞などで報道された、アメリカ連邦議会の報告書を入手した。
http://www.fas.org/sgp/crs/index.html
このサイトに Japan-U.S.Relations:Issues for Congressがある。
それを読んでいくと、「安倍と歴史問題」という項目がある。その最初の部分を訳してみた。
2006年から2007年、首相としての期間、安倍はナショナリスティックな主張、防衛と安全の問題をより強化する主張で知られていた。安倍の見解のいくつか(たとえば集団的自衛に日本が参加することを可能にする日本の平和憲法の解釈の変更)は、日本との軍事協力を求める米当局からは歓迎された。
しかしながら、他面で、安倍は、帝国日本の侵略とアジア人の犠牲についての体験を拒絶するという、日本の歴史に関する修正主義的な視点を主張している。彼は、日本は植民地支配や戦争大国として不当にも批判されていると主張するグループのメンバーである。日本会議のようなグループによって擁護されている見解のなかには、日本が西側の植民地権力から東アジアを解放したことは賞賛されるべきであるとか、1946年から48年の東京戦争犯罪法廷は不法であるとか、帝国日本の軍隊による1937年の南京虐殺はおおげさであり、またでっちあげである、がある。
このような歴史問題は、第二次大戦中の日本による占領と戦争状態を憤慨している近隣諸国、特に中国や韓国と日本との関係に長期の影響を与えている。それは安倍内閣の閣僚選びにも反映している。安倍はナショナリストとして知られている政治家を選び、なかにはウルトラナショナリストもいる。
その後には、靖国神社の参拝問題、そして「従軍慰安婦comfort woman問題」(クリントン前国務長官は、それをsex-slavesとすべきだとした)と続く。
この報告書は、安倍の主張や行動を評価しているのではない。きわめて批判的に書いている。
先の安倍の訪米は、ワシントンではあまり歓迎されなかったという情報もある。歓迎したのは、ジャパンハンドラーと呼ばれる一群の人びとであった。
アメリカは、全面的に安倍を支持するわけではない。もちろんTPPなど、アメリカの国益を擁護する行動には拍手するのだろうが、安倍の右翼的なスタンスについては警戒していることがよくわかる。
http://www.fas.org/sgp/crs/index.html
このサイトに Japan-U.S.Relations:Issues for Congressがある。
それを読んでいくと、「安倍と歴史問題」という項目がある。その最初の部分を訳してみた。
2006年から2007年、首相としての期間、安倍はナショナリスティックな主張、防衛と安全の問題をより強化する主張で知られていた。安倍の見解のいくつか(たとえば集団的自衛に日本が参加することを可能にする日本の平和憲法の解釈の変更)は、日本との軍事協力を求める米当局からは歓迎された。
しかしながら、他面で、安倍は、帝国日本の侵略とアジア人の犠牲についての体験を拒絶するという、日本の歴史に関する修正主義的な視点を主張している。彼は、日本は植民地支配や戦争大国として不当にも批判されていると主張するグループのメンバーである。日本会議のようなグループによって擁護されている見解のなかには、日本が西側の植民地権力から東アジアを解放したことは賞賛されるべきであるとか、1946年から48年の東京戦争犯罪法廷は不法であるとか、帝国日本の軍隊による1937年の南京虐殺はおおげさであり、またでっちあげである、がある。
このような歴史問題は、第二次大戦中の日本による占領と戦争状態を憤慨している近隣諸国、特に中国や韓国と日本との関係に長期の影響を与えている。それは安倍内閣の閣僚選びにも反映している。安倍はナショナリストとして知られている政治家を選び、なかにはウルトラナショナリストもいる。
その後には、靖国神社の参拝問題、そして「従軍慰安婦comfort woman問題」(クリントン前国務長官は、それをsex-slavesとすべきだとした)と続く。
この報告書は、安倍の主張や行動を評価しているのではない。きわめて批判的に書いている。
先の安倍の訪米は、ワシントンではあまり歓迎されなかったという情報もある。歓迎したのは、ジャパンハンドラーと呼ばれる一群の人びとであった。
アメリカは、全面的に安倍を支持するわけではない。もちろんTPPなど、アメリカの国益を擁護する行動には拍手するのだろうが、安倍の右翼的なスタンスについては警戒していることがよくわかる。