浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

言論の自由 封殺事件に関する情報

2013-07-28 22:00:08 | 日記
自民党憲法草案が、日本の憲法になった時、どういう事態が起きるかがよくわかる。

 もちろん、それに対抗する動きがでてきている。以下のサイトもそれ。

 こういう事件は、忘れてはならない。


http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/archives/30019844.html

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3114.html
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北海道の地方紙は頑張っている

2013-07-28 20:39:23 | 日記
 北海道は、TPPにより、壊滅的な打撃を受けることがわかっている。北海道は農業で持っている地域であり、もし農業が壊滅的になれば、北海道経済そのものが崩壊する。だから、頑張らざるを得ない。そのためか、『十勝毎日新聞』は、PARCの内田さんから具体的な話を聞いたのだ。



日本の獲得「ゼロ」 TPP利害関係者会合出席 内田聖子氏に聞く

2013年07月27日 14時20分


 【東京】25日までマレーシアで開かれ、日本が参加した第18回環太平洋連携協定(TPP)交渉の全日程が終了した。現地で利害関係者(ステークホルダー)会合に出席したNPO法人アジア太平洋資料センター(東京)の内田聖子事務局長(42)が26日午後、東京都内で十勝毎日新聞社のインタビューに応じた。内田氏は米国企業の利益につながる要求が相次いだことや、交渉内容の情報が出てこない異常な秘密交渉であることを問題視した。(聞き手・関坂典生)

重要5品目 知られてない
米国企業に利益異常な守秘契約

 −ステークホルダー会合とは。マレーシアではどんな話があったか。
 交渉参加国の利害関係者が価値観や主張を交渉官らに接して訴えるロビー活動をする場。企業、業界団体、市民団体などが参加している。TPP交渉は毎回、約10日間あるがそのうち1日だけ設けられる。

 今回の会合は20日に開かれ、日本の正式参加前だったため米国の市民団体「NPO法人パブリック・シチズン」の一員として参加した。今回は各国交渉官らにプレゼンテーションを希望した交渉参加国11カ国の44団体がそれぞれ15分間行った。

 −TPPは大企業のための協定と主張する人もいるが、どうなのか。

 ステークホルダー会合の参加者に大企業が多いことや、米国企業がTPPで獲得しようとしていることはパブリックコメントを見れば明らかで、日本市場の関税や非関税障壁がなくなれば企業の利益となる。

 −日本政府はTPPがプラスをもたらすと言う。交渉でのルールづくりへの反映も可能なのか。

 このタイミングで入るのは常軌を逸している。これまでの交渉で決まったものは変えられない。推進派さえ「勝ち取れるものがあるのか」と言う。日本の姿勢は勝ち取るものより最初から農業、医療、安全・安心の基準を守ると言い、最大限の獲得でゼロ、失敗すればマイナスだ。重要5品目を守るという発言は国際的には知られていない。

 −交渉に参加し情報は得やすくなるか。

 交渉には秘密保持契約があり、何を話したのかも言えない。この先、日本政府から交渉情報が出てくることはこれまで以上にない。厳格な契約書まで交わされる貿易交渉は類を見ない。そこにこそTPPの異常性がある。

 −今後、交渉はどういう展開になると考えるか。

 年内妥結は崩していない。来月ブルネイで開催することも決まり、ハイペースでスケジュールを立てているので10月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)には何らかの報告が出るだろう。

 −世界の経済はどうあるべきか。

 自由化が世界から貧困をなくしていない。格差が徹底的に広がった。一部はもうけ、多くの人が幸せになっていない。企業の経済活動は肥大化し、力を持った。企業は放っておけば利潤を追求する。暴走する企業に歯止めをかける存在として法律、労働組合、市民社会からの監視が必要だ。

 −十勝では反対が盛ん。今後その声をどう国に伝えるべきか。

 交渉に参加したので、断固反対を掲げた規模の運動継続とともに、政府に対しての主張をあらゆる形でロビー活動をする必要がある。政府の人と関わり、反対というだけでは無責任なので利害関係者として関与することだ。


http://www.tokachi.co.jp/news/201307/20130727-0016247.php
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高校野球のこと

2013-07-28 08:42:57 | 日記
 静岡県では、高校野球夏の地方大会では、どこの高校も1年生をその応援に送り込む。一種義務化されている。運動に関する部活動はいろいろあるが、野球だけは特別の位置にある。野球だけに、その応援が義務化されているのだ。

 この応援、入ってきた生徒に、その学校の生徒であるという自覚を作り上げる手段なのであろう。「敵」がいて、「味方」の勝利のために、必死に応援するなかでつくりあげられるアイデンティティ。

 さて今日の新聞も高校野球の記事があった。静岡県大会の決勝が、常葉菊川と菊川南陵によって戦われるというのだ。そのメンバーの出身中学校が、昨日の試合のメンバー表に付されていた。

 なんと、決勝を戦うメンバー多くが大阪出身者なのだ。

 昨日出場した菊川南陵のメンバー12人のうち、大阪が8人、兵庫1人、愛知1人。常葉菊川は、9人中大阪3人、愛知、東京、栃木それぞれ1人、つまりほとんどが他県からきた生徒なのだ。

 野球は、大阪がもっとも盛んなのだろうか。大阪出身者が全国に進出している。全国大会は甲子園球場。全国に散らばった大阪の野球に殉じた高校生があつまる。

 しかし、これって、どうもおかしい、ってボクは思う。
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想像力

2013-07-28 07:47:57 | 日記
 『朝日新聞』配信記事に「劣悪、バングラデシュの縫製工場 14時間労働・強度不足のビル」があった。今年4月にバングラデシュの縫製工場がはいるビルが崩壊し、多くの労働者が犠牲になった。

 この記事は、そのときに両足を切断されて救出されたバキさんの談話をまとめたものだ。

 彼女たちがつくっていたのは、世界的なブランドの衣料品。バングラデシュはアジア最低水準の賃金、そして世界第二位の衣料品輸出国である。

 もちろん労働に対する規制はある。一日の最長労働時間は10時間、週休1日。だがそういう規制は守られず、一日の労働時間は10~14時間で、月一回の休日があるだけだ。

 安い衣料品はなぜ安いか。それはこうした貧困と奴隷労働に近い劣悪な労働条件を前提にしているから。まさに資本主義の搾取と収奪がある。

 先進国となった日本ではそうした現実はみることはないが、昔日本にも「女工哀史」というものがあった。それは低賃金をもとめる資本により、韓国、中国、そしてミャンマーやバングラデシュへと進出していった。

 安い、は、消費者には魅力ではある。しかしものには適正な価格というものがある。あまりにも安い商品は、製造過程における搾取、輸送・販売過程における収奪や搾取が必ず存在している。

 安ければよい、ではなく、それをつくっている人々にも生活がある。絶対的に劣悪な労働条件でも働かざるを得ない人々の生活を犠牲にした「安い」には気を付けなければならない。

 それは農産物生産も同じだ。ボクが汗水たらしてつくった野菜、それは家で食べたり、近所の人にあげたりするものだが、しかしスーパーなどに行って値段をみると、はたしてあの労働に見合う価格なのかと思う時がある。

 ボクたちは、想像力を働かさなければならない、見えないものを見えるようにしなければならない。たとえばユニクロの製品の後ろに、労働する人々、販売する人々、そして高額の報酬を受け取る少数の人々を見なければならない。
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