ホントは、デジタルだけではない、後進国日本は。でも凄い国だ。
独自】「誰でも何度でも予約可能」ワクチン大規模接種東京センターの予約システムに重大欠陥
欠陥を指摘してあげたのに、安倍兄弟がお怒りのようで。
【ワクチン大規模接種】安倍兄弟、なぜか予約システムの致命的欠陥を告発した朝日・毎日新聞をタッグ攻撃で責任転嫁を図る
何と、予約システムは、645年にも対応しているという。すごいシステムだ。
ホントは、デジタルだけではない、後進国日本は。でも凄い国だ。
欠陥を指摘してあげたのに、安倍兄弟がお怒りのようで。
何と、予約システムは、645年にも対応しているという。すごいシステムだ。
ワクチンの絶対量が少ないので、各地では大混乱。私の友人が住む静岡県南伊豆町、343回目でやっと電話がつながったという。
どこでもワクチン接種で大混乱のようだ。
東島誠の歴史研究者としての知見を得たいがために図書館で借りて少し読んでみたところ、これは線を引いたりして読まなければならないと思い、古本屋で買った。
本日読み終わったが、東島の、様々な研究書(論文)、史料をもとに主張される前近代に関する知見はとても参考になった。日々、様々な研究が進められ、田舎に住む人間はとてもその研究全てを読むことはできないので、こうした本、つまり様々な研究を整理してくれて、さらに歴史的展開に位置づけてくれる本はありがたい。
しかし近代以降は、与那覇が議論をリードしていく。東島が中世史を専攻しているが故に、近代についてはあまり詳しくはないからだ。だが前近代は、きちんとした史料に基づく研究をしてきた東島とは異なり、おそらく史料をもとにした研究をしてこなかった与那覇は、他人の研究成果を読み込んで自分なりの構想、それもあんがい強固な枠組みを見出し、他者の研究をその枠組みのなかに放り込んでいく。その展開は主観的かつ強引である。読んでいて、歴史研究者ならこうした断定はしないというところが多かった。
たとえば「・・戦後、じつは左翼ほど天皇が好きだった。昭和天皇には戦争責任がある、あいつのせいでこんなひどい戦争になったとしてしゃかりきに論じ続けるのは、好きの裏返しなのです」(294)とか、「(19)68年革命でみんなが吉本(隆明)主義者になった・・・」(309)。
「好き」だから昭和天皇の戦争責任を追究する、のではなく、また1968年の時代を過ごした人々が「みんな」吉本に入れあげているわけではない。歴史研究者はこういう主観的な断定は決してしない。
おそらく与那覇は史料を駆使して歴史研究をしたことがない。他者の研究におんぶして立論する、いわば歴史社会学的な手法での研究者のようだ。その手法は、歴史学的ではない。簡単に時代を行ったり来たりして、このルーツは古代にもありましたとかいうが、歴史に現れた事象には、同じようなことがあろうとも、それはそれぞれの時代のあり方に規定されて出現したものであって、それぞれに検証が必要であり、時代貫通的に認識されるべき者ではない。
したがって、本書は前近代、つまり東島が議論をリードするところまではとても参考になる本だ、というのが結論である。