浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

かつて未来は開かれていた

2024-10-12 22:37:48 | 日記

 最近、若い頃のことをよく回想する。

 わたしは、iPhoneを使っていて、アップルミュージックを契約して、いろいろな音楽を聴いている。こうしてパソコンを打っているときも、音楽を流している。クラシックや、シャンソン、そして若い頃聴いた曲。

 今聴いているのは、岡林信康である。ほとんどの人は知らないかもしれないが、わたしにとって彼の音楽は、青春を彩っていた音楽である。だから、レコードを買って、何度も何度も聴いていた。

 なかでも、「友よ」という曲が好きだ。その歌詞にあるように、闇の向こうに明るい未来があると信じることができた時代であった。わたしたちが動けば変わる、変えることができると信じられた時代であった。

 高校時代の社研の仲間と話すとき、現在の世情を嘆きながら、「こんな日本になるとは思わなかった」ということばが交わされる。石川啄木は「時代閉塞」ということばをつかったが、今こそ、そういう時代だと思わざるをえない。

 もうじき、総選挙がある。しかしそれによってわたしを取り巻く状況がよくなるとはとても思えない。

 若い頃からみると、日本社会全体が、大きく「右」に動いていった。その動きを止めることはできなかった。しかしそれは、日本だけではなく、世界的な傾向でもある。いろいろな原因が考えられるが、背後には新自由主義があり、制度や社会的意識がそれに対応するようになったと、社会科学的には言えそうだ。

 これを打開する途はあるのだろうか。この闇の向こうに明るい未来が開かれる、という確信を、次世代の人びとに渡すことができるだろうか。

 「私たちが望むものは・・・・」だと主張すること、それなしには、何も動かない。

 

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ズブズブの統一教会党=自民党

2024-10-12 13:50:05 | 政治

小泉進次郎氏は「山際衆院議員の旧統一教会汚染」告発を握りつぶした〈議員歴25年自民県議が離党し証言〉

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季語が危機にある!

2024-10-12 08:37:23 | 社会

 クーリエ・ジャパンが「スペイン紙が危惧「気候変動で松尾芭蕉の世界が消えてしまうかもしれない」」という記事を載せた。スペイン紙が注目したのは、季語である。日本の自然の移ろいの中で、その季節を象徴させるものを季語として俳句の中に定着させた。

 しかし近年の気候危機により、季語は落ち着かない状況になっている。

 俳句は日本の伝統文化である。俳句になくてはならない季語が危機的な状況になっているのに、日本の指導層はそんなことにはかまわない。

 自由民主党という政党は、保守党ではなく、極右政党になって久しい。自民党を象徴する議員とは杉田某であり、高市某らである。彼らは「日本、日本、・・・」とがなりたて、日本の政治を批判する人びとに冷たい非難を浴びせかける。自民党だけではなく、そこらへんに転がっている右翼も同様である。日本の各地にある米軍基地周辺では、アメリカ兵が日本人を蔑視するなかで様々な事件を引き起こしている。また日本の領空を、米軍機は自由に飛んでいるのに、日本の航空機は常に米軍の意向通りに飛ばざるを得なくさせられている。対米隷属国家日本のみじめな姿を、私たちは日々見せつけられている。日本の支配層も、極右政党=自民党も、そしてそこらへんの右翼も、対米隷属している日本のみじめさに怒ることもせず、日本の伝統が消えつつあるのに、何の危機感も持たない。

 そして沖縄など中国に近いところでは自衛隊の基地建設が進んでいる。アメリカに命令されれば中国と戦争するのだと息巻いている。戦争が起きれば、日本の国土や国民に多大な被害が生じるのに、そんなことはかまわない。

 日本の支配層、自民党、そこらへんに転がっている右翼は、日本を大切にしない人びとである。だから、日本の伝統である季語が危機にあろうとも、彼らは何も感じない。スペイン紙が季語の行方を心配しているのに。

 

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