今はもうない浜松城南高校。同校は昼間定時制の高校であった。私はその学校について、何度か書いている。
同校は、私の最初の赴任校であった。
アマゾンミュージックで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番を聴こうと思ったら、現在は「シャッフル」となっていて、第一楽章から聴くことができなくなっている。すごいサービスの低下である。
もうずっと前の同校でのある年の卒業式、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番の第二楽章の曲が流れている、沖縄出身の国吉さんが答辞を読んだ。学校生活や繊維産業に働く自分たちの生活を振り返り、その矛盾を衝く内容であった。その国吉さんは今はどうしているだろうか。そのときの答辞作成委員のメンバーはどうしているだろうかと、思うときがある。
卒業生の何人かとは、今も年賀状のやりとりをしているが、年賀状をよこす人々は、みな幸せに生きているようだ。
ラフマニノフのこの曲を聴くと、卒業式のことが思い出される。