浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

COVID-19 の蔓延を招いているのは厚労省

2020-07-10 07:21:55 | コロナ
 このブログで何度も書いてきたように、COVID-19 の蔓延を真剣に防ごうという施策ができない理由は、厚労相の医系技官とその系列につらなる保健所などのネットワークの存在があるからである。

  COVID-19は人から人へと感染する。したがって人と人との交流を絶ち、その間に感染者(無症状の者も含めて)をあぶりだして隔離・治療する、そうすることによって感染者が非感染者に感染させないようにすることが必要であった。「自粛」期間中に広汎にPCR検査を行ってそうすればよかったのである。

 しかしこれに激しく抵抗したのが前述のネットワークだったのである。現在のように感染者が増えてきていても、検査は拡大していない。ことばだけである。厚労省の医系技官をセンターとしたネットワークは今もなお健在で、強いブレーキをかけているからだ。

 そのネットワークは、みずからの対処能力に限界が来ているのに、感染症は俺たちの仕事だとして権限を手放すことをしない。このネットワークは、もう破壊しなければならない。有害であり、存在自体がマイナスだからだ。

 『選択』という雑誌は、以前からこのことを厳しく指摘しているし、以前紹介した『さらば厚労省 それでもあなたは役人に生命を預けますか? 』(講談社ー今は手に入らない。図書館にはある)が、新型インフルエンザの流行時、いかにそのネットワークが有害無益であったのかを記している。今回のCOVID-19 も同様の役割を果たしている。

 そのことがここにも記されている。

コロナ対策の司令塔「日本版CDC」創設を阻む岩盤「厚労省」の罪

 今後感染者は激増するだろうが、その原動力が厚労省の医系技官とそのネットワークなのである。
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