『世界』はずっと購読している。『地平』については発刊案内がきたので、一年間の購読を申し込んだ。
双方とも7月号であるが、私にとっては『地平』のほうが私の関心にあっている。最近の『世界』の執筆陣は、新しい人が多いように思う。つまり今まで私の読書圏内にはいっていなかった人が書いている。『世界』の表紙に掲載されている執筆者の中で、読んだことがある人は安田浩一しかない。
『地平』のふたつの特集、「パレスチナとともに」の執筆陣には知った名前が多く、また創刊特集の「コトバの復興」の執筆陣も知った名前が並んでいる。と同時に、興味深いテーマが並んでいる。
『地平』の文は少しずつ読んでいるが、『世界』のほうはほとんど読んでいない。最近私のところに配達される本が多いから(また農作業も毎日数時間従事しているので。農作業の後、汗にまみれているのでシャワーを浴び少し休息するので、農作業の前後の時間もある)、なかなか『世界』まで目が届かないのである。
『地平』の内容についてはいずれ紹介していきたい。
7月号は『地平』のほうがよいと思う。『世界』はかつては長文の論考が掲載されていたが、最近は読者を意識してか短いものが多い。何かを報じるというのではなく、じっくりと読んで考えさせるという文を、私は期待したい。