窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

暑い甲府の夜は冷たいビールで!-甲府地ビールフェスト2016

2016年08月03日 | ワイン・日本酒・ビール


  7月29日、昨年に続いて今年も甲府駅北口よっちゃばれ広場で行われた「甲府地ビールフェスト」に行ってきました。

  山梨といえばワインですが、実はビール醸造の歴史も古く、同イベントHPによると横浜で日本初のビール醸造が開始されてからわずか4年後に日本人の手による地ビールが作られたのだそうです。



  会場には山梨だけでなく所沢や箕面など各地の地ビールがブースを出店。合わせて40種類もの地ビールが楽しめます。また気に入ったグラスやジョッキは記念に持ち帰ることもできます(ブースに返却した場合は、その分の返金あり)。

  上の写真は最初の一杯、「マレッツ・ブロンド」。ベルギーのマレッツ修道院に由来するビールだそうです。



  フードワゴンもピザやB級グルメで有名になった鶏もつ煮など、たくさん出ていました。



  変わり種としては「リーフマンズ オンザロック」。チェリーを18か月漬け込み熟成させたというフルーツ・ビール。もはやビールとは言い難いですが、爽やかな飲み口でチェリーコークやドクターペッパーがお好きな人には特におすすめ。背の高い細身のサワーグラスに鮮やかなワインレッドが映え、見た目も楽しめます。



  「ヴァルシュタイナー プレミアムドゥンケル」。独特の苦み、後に残る雨上りの野原を思わせる香りがユニーク。



  「ケーニッヒ・ルードヴィッヒ ヴァイスビア・ヘル」。重いビールの後は、爽やかなビールを。



  「ヴェデット エクストラホワイト」。乳酸飲料のようなニュアンスの、爽やかなベルギー・ホワイトビール。



  甲斐ドラフトビールのピルスナー。横浜でもよく飲まれているすっきりとしたチェコのビール。



  箕面ビールの「おさるIPA(インディア・ペール・エール)」。しっかりとした苦みとキレは蒸し暑い夏の夜によく合います。



  飲み疲れたら最後は富士桜高原麦酒の「ピーチヴァイツェン」。ヴァイツェンとピーチのビアカクテルで、フレーバーだけでなくしっかりとした桃の味を感じることができます。ビールが苦手という方でも楽しめる人気の一杯です。

  やっぱり夏はビール!

甲府駅北口よっちゃばれ広場



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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ダイニングバーYOU-日本酒にこだわったお店

2015年06月12日 | ワイン・日本酒・ビール


  少し前になりますが、雨降りしきる蒸し暑い夜、関内にあるダイニングバーYOUへお邪魔してきました。

  この日は「日本酒を楽しむ」という趣旨だったので、いつもお世話になっている方からお勧めのお店としてご紹介いただきました。今回は料理を差し挟みつつ、この日の日本酒をご紹介していきたいと思います。

  なお、このお店ではお勧めのお酒が都度入れ替わるため、日本酒のメニューがありません。好みを言って、何本かの候補の中から選んでいきます。



  まずは、千葉県のお酒、鍋店株式会社の「不動 純米 超辛口」。個人的な好みもありますし、この日は非常に蒸し暑かったので、まずは最初の一杯にスッキリとしたものをという思いがありました。キレがありながらも香りもしっかりとしています。



  「誉池月 夏の純米 八反錦」。島根県、池月酒蔵のお酒。その名の通り、夏限定の辛口。スッキリとした酸味があり、料理の邪魔もせず、本当にこれからの季節のお酒という感じです。


鶏刺し盛り合わせ



  一転して、深みのある甘口のお酒。長野県、北安醸造株式会社の「安大國 純米吟醸 無濾過生原酒」。長野県産「ひとごこち」、精米歩合55%。フルーティな香りとしっかりとした甘み。なめらかで飲みやすく、日本酒を余り飲み慣れない方でも安心して飲めるのではないでしょうか。ただし、アルコール度数は17度と比較的強いですね。


じゃがいもとキノコのサラダ



  この日の中で一番のお勧め、プレミアム日本酒「十四代 純米吟醸 龍の落とし子 生詰」。蔵元は山形県の高木酒造。「龍の落とし子」というのは酒米の名前で、精米歩合は50%。雑味を全く感じさせず、フルーティな香りと甘みが口いっぱいに広がります。それでいて余韻が短く、その清涼感はやわらかい山の湧水のよう。ここ最近飲んだ中では飛びぬけてエレガントで上品な日本酒でした。


刺身盛り合わせ



  最後は再びキレのあるお酒に戻って、「射美 吟撰 槽場無濾過生原酒」。その名の通り、岐阜県のお酒、「日本一小さい蔵元」と呼ばれる杉原酒造場のお酒です。酸味はそれほどでもなく、しっかりとした甘みとキレがあります。

ダイニングバーYOU

神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル 1F



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イタリア食堂 カルネヴァーレ

2015年03月04日 | ワイン・日本酒・ビール


  JR川崎駅前のショッピングモール「ルフロン」の2階広場に増設されたような木造の店舗。

  板張りの床と壁にビニルシートで仕切られた窓、そして店内に焚かれたパラソルヒーターが手作りのロッジのような雰囲気を醸し出しています。駅前ショッピングモールの中の、異空間とも言うべきでしょうか?

  そんな雰囲気の中で、炭火焼き、手作りピッツア、コストパフォーマンスの良い手軽なワインが楽しめる、カジュアルなパーティなどにもってこいのお店です。

 

  恐らく小売店価格では1,500円を切るであろう価格帯の、それでいてなかなか美味しいワインが豊富にそろっており、食事に合わせたい、気軽に量を飲みたい方には特におすすめ。この日の我々もそんな集まりでしたので、まずは前菜盛り合わせにスパークリングワイン、ラ・ジョイヨーザ、プロセッコ・ディ・トレヴィーゾ。ずんぐりとしたボトルが特徴です。リンゴや花のような香り、ドライで短い余韻ながら、意外としっかりした味わいがあります。

 

  ボタン海老、ハマグリ、ムール貝の白ワイン蒸しに、カヴィロ、 タヴェルネッロ・ トレッビアーノ・ シャルドネ。エミリア・ロマーニャ州、トレッビアーノとシャルドネをブレンドした辛口の白ワイン。タヴェルネッロといのは「小さな居酒屋」という意味だそうで、この雰囲気にもぴったりの名前です。爽やかなシトラスのような香り、余韻も短くスッキリとしているのですが、淡いレモン色の見た目よりはしっかりしています。飲みやすく、量がいけるワインかと思います。

 

  自家製生地、ベーコンのピッツアに、名物・清流若鳥の炭火焼き。



  これに合わせるたワインは、ウマニ・ロンキ、ビアンキ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013。モンテプルチアーノにカベルネ・ソーヴィニョンをわずかにブレンド、オーク樽で熟成させたワインです。アルコール度数は13.5度、果実味とタンニンのバランスが良く、低価格帯でありながら本格的な、コストパフォーマンス抜群のワインだと思います。上のような鶏の炭火焼には非常によく合います。



  最後は蟹のクリームパスタで締め。

カルネヴァーレ

神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 川崎ルフロン 2F



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トラットリア・ピッツェリア ラルテ(Trattoria e Pizzeria L'ARTE)

2015年01月19日 | ワイン・日本酒・ビール


  三軒茶屋にある小さなイタリアンのお店に行ってきました。

この日頼んだメニューはこちら



  通常であれば、この記事は「食べ歩きデータベース」のカテゴリなのでしょうが、この日は手頃なイタリアワインをたくさん飲んだので、ワインメインでご紹介していきたいと思います。しかし、本格的なナポリビザや新鮮な魚介類を使ったメニュー、生ハムなど料理もお勧めですので、上のフォトチャンネルも併せてご覧いただければと思います。



  さて、初めはスプマンテから。クイド・ファランギーナ・スプマンテ・ブリュット・ラ・グアルディエンセ。カンパーニャのスプマンテ、ファランギーナ100%。華やかでスッキリとした飲み口の辛口、食前に向いていると思います。



  カステルフェデール・ピノ・グリージョ「15」2012。ピノグリージョ100%、リンゴのような香りで飲みやすく、頼んだカルパッチョやイカ焼き、アクアパッツァなどによく合いました。



  個人的に今回飲んだ中で一番好みだったのが、このネロモーラ・イルピニア・アリアニコ・カンピ・タウラジーニ・ヴィノジア2012。一言、大変バランスが良くカジュアルながら味わえるワインです。カンパーニャ、アリアニコ100%、しっかりとした果実味に樽由来のカラメルの香りにスパイシーさ。タンニンも感じられながら邪魔をせず、口当たりはなめらかで大変飲みやすいです。余韻もしっかりしています。



  ヴィノジア・オルス・ネーグロアマーロ2013。ネグロアマーロ100%、こちらも系統としては似ているかもしれません。この辺りでは、トマトソースとモッツアレラチーズのニョッキ、各種肉料理を合わせていました。



  最後のピザに合わせたのが、ペコリーノ コッレ・ディ・ヴェンティ2013。淡い黄色から連想される、余韻の短いキリッとした飲み口のワイン。しかし、口に含んだ時は爽やかな柑橘系の味わいが豊かに広がり、気持ちよくすいすいと飲めてしまいます。やや重めのワインを続けた後にはちょうど良かったかもしれません。

トラットリア・ピッツェリア ラルテ

東京都世田谷区三軒茶屋1-35-17



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自由ヶ丘直出しワインセラー事業部

2014年12月16日 | ワイン・日本酒・ビール


  たまたまですが、ワインが続く今年の忘年会です。

  自由ヶ丘駅から徒歩5分ほどのところにある、ダイニングバー。豊富なワインと多国籍料理がリーズナブルに楽しめるお店ということで、かなりの人気店だそうです。



  例えば、アルファ・ゼータ"G"ガルガーネガ。イタリア・ヴェネト州のカジュアルな白ワイン。東京のお店価格で2,500円であれば、なかなか良いのではないかと思います。



  コルネラーナ・シャルドネ2014年。魚貝系の料理に合わせやすい、なめらかでフルーティーなチリのワインです。



  まずアンティパスト盛り合わせから。この日は寒さに耐え切れず既にもつ鍋(締めはちゃんぽん麺で)にお湯割を3杯ほど飲んでいましたが、その割りに良く食べました。この年末年始、また太らずに乗り切れるでしょうか...



  ムール、ホンビノス、地ハマグリ三種の貝のワイン蒸し。



  トリッパ(ハチノス)のトマト煮込み。



  まるでパイのようにサクサクとした、白子オーブン焼き。



  厚切りのバベット(牛ハラミ)ステーキ。

  イカ墨のリゾットは写真を撮り忘れてしまいました...

自由ヶ丘直出しワインセラー事業部

東京都目黒区自由が丘1-24-8



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吉乃友酒造

2014年03月26日 | ワイン・日本酒・ビール


  更新がだいぶ遅くなってしまいましたが、3月15日、富山県富山市にある吉乃友酒造さんを見学してきました。ウィスキー焼酎の蒸留所、ワイナリーは以前見学したことがありますが、日本酒は実は初めてです。



  日本酒造りが盛んな富山県。こうして地図をみると実に多くの酒蔵があります(クリックすると拡大します)。吉乃友酒造さんは西南戦争のあった明治10年(1877年)創業、周りを田んぼに囲まれた小さな醸造所ですが古い建物がそのまま使われ実に趣があります。



  事務所には電気式ですが囲炉裏があり、上の写真のようにお米を蒸す釜も残っています。

 

  尤も、今はより大量のお米を機械で蒸し(写真左)、冷却(写真右)しています。



  蒸したお米に黄麹菌を加え、麹を造ります。蒸したお米と水に麹を加え、さらに酵母菌を加え酒母を造ります。酒母は上の写真左手前の小さなタンクで少しずつ作ります。こうすることにより雑菌の繁殖を抑え、酵母菌による澱粉の糖化を促すのだそうです。

  酒母を蒸した米、水に加えてもろみを造ります。もろみは純米酒で30日ほど、純米吟醸で40日ほどかけて発酵させるそうです。



  純米酒と純米吟醸酒ですが、どちらも麴15%以上、アルコールの添加をしていないという点では同じです。違いは大まかに言って純米酒には精米歩合(米を磨く割合)の規定がなく、純米吟醸酒は精米歩合が60%以下という規定になっています。上の写真左は食用米、右は50%まで磨いた山田錦ですが、こんなにも大きさが違います(クリックすると拡大します)。なお、精米歩合50%以下のものは純米大吟醸酒と呼ばれます。お米は磨いて心に近づくほど、酒造りに適した成分になるそうです。その代り、当然歩留まりが悪くなるので、コストがアップします。



  発酵を終えたもろみは、圧搾機で搾られ新種が誕生します。

 

  最後は吉乃友酒造さんの幅広い製品ラインアップを試飲させていただきました。

吉乃友酒造

富山県富山市婦中町下井沢390



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北の国バル-蒲田

2013年12月11日 | ワイン・日本酒・ビール


  忘年会のシーズン、1年で一番飲む機会の増える年末年始です。

  12月8日、やはり忘年会で蒲田駅すぐそばの「北の国バル」へ行ってきました。その名の通り、北海道産の素材を使ったイタリアンとワイン・焼酎・日本酒などがリーズナブルに飲めるお店です。蒲田らしい路地裏に赤い扉が一際目立つお店、ハマっ子が慣れ親しんだ野毛を髣髴とさせる雰囲気です。

  冒頭の写真は、名物こぼれスパークリング。重ねたジャンパングラスに溢れんばかりのスパークリングワイン、これで何と490円。



  こぼれスパークリングに掛りきりになっている間に、1本目のワインが空に。飲むのが大好きな仲間たちです。最初はブルゴーニュの白ワイン、ヴィニュロン・デ・テール・セクレット・マコン・ヴィラージュ2011。シャルドネ100%、青リンゴのような香りと酸味。ボディの厚みはそれほどでもなく、すっきりと飲めます。



  8つの野菜の自家製ラタトゥイユ



  北海道の形をしたお皿に盛られた、前菜5種盛り合わせ。



  2本目(本当はそれぞれのワインを2本ずつ空けているので、2銘柄目と言うべきでしょうか)、タペーニャ・ガルナッチャ2011。名前の通り、ガルナーチャ100%のスペイン赤ワイン。そこそこ厚みのあるボディに芳醇な果実味があります。



  滝川牛蒡をほおばるグラタン。その名の通り、チーズの下に隠れるホワイトソースに千切りの滝川牛蒡がたっぷり。意外な組み合わせでしたが、とてもよく合いました。



  パテ・ド・カンパーニュ。



  3本目、アルジェント・マルベック2010。こちらも名前そのまま、アルゼンチン、マルベック100%の赤ワインです。ベリー系の香りにややカカオ。より厚い果実味に程よいタンニン。余韻も長く、肉料理に合わせやすいワインでした。



  ガーリックハラミステーキ。



  北海道産黒毛和牛の盛り合わせ。



  豚ロースのマリネと冬白菜のハーブストーブ。
  
北の国バル

東京都大田区西蒲田7丁目29-8



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Vin de Vin (北新地 ワインバー)

2013年11月05日 | ワイン・日本酒・ビール


  大阪での仕事が終わった11月1日の夜、以前からお邪魔しようと思っていた、大阪・北新地のワインバー、Vin de Vinへ行ってきました。



  11月に入ったとはいえ、この日の大阪はかなり暖かな陽気でした。そこでまずはさっぱりと泡から入りたいと思ったので、名前は忘れてしまいましたが、ベルナール・ピトワのシャンパンから。シャルドネとピノ・ノワールのブレンドということですが、上品な甘さと酸味のバランスが良かったです。

  お通しはグジェールといって、シュー生地にチーズを練りこんで焼き上げた、フランス・ブルゴーニュの郷土菓子。サクッとした皮からチーズの香りがふわっと漂い、ワインと良く合います。


 
  早速ですが、ワイン赤・白5種飲み比べ。赤ワインと白ワインをそれぞれ5種類、30mlずつ味わうことができます。

  この日の赤ワインは次の通りです

・ブリスメルロー
・アルミレス
・フエディ・デル・ピスチオット
・フレール・ド・クリネ
・ボーヌ・ロマネ

  この内、僕が飲んだのは「フエディ・デル・ピスチオット」と「ボーヌ・ロマネ」。「フエディ・デル・ピスチオット」は一言、樽。ウッディーな感じとタンニンが感じられ、口当たりは滑らか。落ち着いてくると飲みやすくなります。

  「ボーヌ・ロマネ」は華やかな香り、酸味とタンニンのバランスが良く、しっかりとした果実味も感じられます。



  ハンガリー産鴨のスモーク生ハム、そして白肝と豚肉のパデ・ド・カンパーニュ、これらと非常に良く合いました。

 

  つづいて、白ワインは次の通りです。

・グリーン・ペップ
・アレッサンドロ
・岡山
・シャトー・ニュフ・ドゥ・パフ
・シャトー・ムルソー

  この内、僕が飲んだのは「グリーン・ペップ」、「アレッサンドロ」、「シャトー・ムルソー」。「グリーン・ペップ」は水のように淡い黄色をしており、キリッとした酸味とすっきりした果実味から夏の山の爽やかさと、そこで湧き出る清らかな水を思わせます。それでいて、フィニッシュはしっかりとしています。

  「アレッサンドロ」は見ての通りロゼですが、控えめな甘さとほんのりイチゴのような香り。程よいタンニンもあってスッキリと飲めます。

  「シャトー・ムルソー」はまるでグレープフルーツのような酸味とやや苦味が感じられました。まさにグレープフルーツを楽しむ感じです。



  蝦夷鹿のチーズグラタン仕立て。これに次の赤ワインを合わせました。



  シャトー・フルール・カルディナル2003。みた目にも分かる滑らかさと、鮮やかなルビーレッド。ベリー系の上品な香り。果実味たっぷりでフィニッシュも長く楽しめます。料理と合わせるだけでなく、単体でも楽しみたい、素晴らしいワインでした。



  三種きのこのグリルと仔羊のトマト煮。

  秋の夜長をゆっくりとワインで…

Vin de Vin

大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-3
好陽ビル1F



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ビストロ・シャンパーニュ(Bistro Champagne)

2013年06月27日 | ワイン・日本酒・ビール


  猛暑の続く大阪に、久し振りににわか雨が降ったという蒸し暑い夜。こんな夜はやはり爽やかなものが飲みたいということで、シャンパンのお店、ビストロ・シャンパーニュへお邪魔してきました。

  外に看板が出ていないので少々分かりにくいですが、良く知られたお店のようでお客さんも沢山入っていました。



  お料理も本当に美味しかったのですが、とても書き切れないので、ここではシャンパンだけのご紹介にしたいと思います。まず食前酒はローラン・ペリエ・ブリュット。一昨年の英国ウィリアム王子の結婚晩餐会で振舞われたシャンパンらしいです。華やかですが、キリッとして余韻は短くさっぱりとしています。



  続いて、ドゥ・スーザ・シャンパーニュ・グラン・クリュ・特級・ブラン・ド・ブラン・レゼルヴ・ブリュット。爽やかな酸味のある辛口、この日のような蒸し暑い夏にはぴったりです。



  シャルル・エドシックブリュット・レゼルヴ。ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネのブレンド。蜂蜜のような黄金色、柑橘系の爽やかさがあり、余韻もしっかり。これも夏向きです。

 

  ここからはロゼに切り替えて。フェルナン・ティル・ブリュット・ロゼ。ほのかにイチゴを思わせる香り、しかししっかりとした辛口。ちょうどきた夏トリュフのリゾットにとても良く合いました。



  最後はピエール・ペテルス・キュヴェ・ロゼ・フォール・アルバーヌ。シャルドネにピノ・ムニエのロゼをブレンドしたもの。これもイチゴを感じさせる上品な香り。爽やかなものの多かった今回の中ではしっかりとしていて、最後を締めくくるのにちょうど良い一杯でした。

  泡は調子に乗ると酔ってしまうので、これくらいにして。

その他の写真は、フォト・チャンネルにまとめました。


ビストロ・シャンパーニュ

大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-1大橋ビル3F



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清道ワイントンネル

2012年11月22日 | ワイン・日本酒・ビール


  清道ワイントンネルは、朝鮮半島最初の鉄道である京釜鉄道(1905年開通)のトンネル跡地をワイン保存庫として利用したものです。



  ワインと言っても、ここ韓国・清道は柿が名産で、保存されているのは何と柿のワインです。2006年にオープンし、韓国ドラマ「テロワール」の舞台となったことから、若い人たちに人気のデートスポットなのだそうです。また、ここの柿ワインは、李明博大統領の就任式や2005年に釜山で開催されたAPECでも乾杯酒として用いられたそうです。

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  トンネルの中は一年を通じて気温約15度、湿度約60~70%に保たれ、ワインの熟成に適しています。入ってみると、確かに生温かく、湿気を感じます。逆に真夏に入れば、かなり涼しく感じられるでしょう。

 

  お土産として様々なワインが販売されていますが、どれも柿のワインです。試飲もできます。



  柿のワインとは珍しいので、レギュラーの甘口ワイン(2007年)を試飲してみました。アルコールは12度、なるほど柿と思わせる香り、デザートワインのような厚みのある甘味があります。柿が元々タンニンが豊富なためか、思いのほかしっかりとしていました。個人的には少々甘すぎたので、お土産は辛口のワインにしました。

  このトンネルは1937年に南省峴トンネルが開通して以降閉鎖され、朝鮮戦争時(1950-1953)には軍需物資の輸送ルートとして、その後は1960年代まで国道として使われていました。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
  ブログをご覧いただいたすべての皆様に感謝を込めて。

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