窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

意外と取り上げていなかった中華街-上海料理・状元楼

2017年08月29日 | 食べ歩きデータベース


  ブログを開設して10年、240件を超える食べ歩き関係の記事を掲載していながら、意外なことにこれまで一件も投稿したことがなかったのが横浜中華街。



  ブログにリンクしている「ぐるめまっぷ」の横浜エリアを切り取ってみても、どういう訳か横浜中華街は空白地帯になっています(上の画像をクリックすると拡大します。地図中、赤枠で囲った所が横浜中華街)。理由は分かりません、横浜で生まれ育ち、逆にあまりにも馴染み深かったからかもしれません。

  ということで、横浜中華街にあるお店としてはこのブログ初登場、1955年創業、上海料理の老舗「状元楼」さんです。上海の租界をイメージしたという高級感のある店内、昔から「ふかひれ」が有名でした。今回、遠方よりお客さんが来濱されたので、横浜を楽しんでいただこうと状元楼さんのふかひれコースでという運びとなりました。実は今、弊社の社名入りの紹興酒の甕を作っていただいているのですが、残念ながらこの日には間に合いませんでした。

  まずは状元オリジナル前菜盛り合わせ(冒頭の写真)から。中華料理というと、以前は大皿に盛りめいめいで取り分けるスタイルが主流だったと思います(中華料理の回転テーブルは、料理を取り分け易いようにという工夫で目黒の雅叙園で誕生したと言われています)。しかし、最近はフランス料理のように個別のお皿であらかじめ分けられて出されるスタイルが多くなりました。僕の知る限り、その傾向は中国や東南アジアでも同じです。



  こちらが名物、フカヒレ姿土鍋煮。



  状元オリジナル北京ダック。



  大海老と季節野菜のあっさり炒め。



  ホタテと野菜の辛味炒め。



  地元神奈川県産、骨付きやまゆりポーク無錫煮。上海の西に位置する無錫の代表料理。大ぶりで食べごたえ十分です。



  高菜と筍のあっさりスープ麺。いろいろ食べた後にほっとする、しっかりとした鶏スープの中華そば。高菜と筍が少し和を感じさせるところもお腹を落ち着かせます。



  デザートはアップルシナモンプリンとフル-ツ盛り合わせ。

  ところで、状元楼さんのもう一つ気になる話題としては、先月野毛にオープンされた「china bistro 八寸 」があります。こちらは中洋の一品料理が楽しめるビストロ。店名の「八寸」は、中華懐石が八寸四方の器に入れられることに由来するのだと教えていただきました。近いうち、こちらにも伺いたいと思っています。

状元楼

神奈川県横浜市中区山下町191



china bistro 八寸

神奈川県横浜市中区野毛町1-9-1 T&FビルⅠ 1F



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

コメント
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