タイの首都バンコク市内を走る高架鉄道BST(バンコク・スカイ・トレイン)のオンヌット駅から歩いて15分ほどのところにある、日本人も納得の大阪風居酒屋。
かつての高校野球の名門PL学園野球部出身で、日ごろ大変お世話になっている方とタイでご一緒した際、「同級生が居酒屋」をやっているという話を聞いてお邪魔した次第です。
お世辞にも駅から近いとは言えず、かつお店も表通りから少し脇に入った少々分かりにくいところにあるにもかかわらず、店の中は大勢の日本人客で賑わっていました。清潔な店内はまさに日本の居酒屋がそのままタイに移ってきた感じです。
まず驚いたのはネタの新鮮さ。上の写真はイカの塩辛とクリームチーズですが、新鮮なイカで塩辛を手作りで作っているのがすぐに分かります。冒頭の写真、刺身盛り合わせも日本のそれと遜色ありません。さすが日本人の駐在も多いバンコク、和食もそれなりに洗練されていると感じました。
量こそ少ないですが、ハラミステーキも本格的。
甘みのある出汁でいただくもつ鍋も丁寧に下処理がなされ、余計な脂や臭みを感じない本物でした。
紅生姜天。『孤独のグルメ Season6』第一話で、大阪市平野区の串カツ屋台が登場し、そこで紅生姜の串カツを見て以来気になっていました。最初にご紹介した南大阪出身の方の勧めもあり、本来ソースで食べるところを醤油に変えてみました。食べてびっくり、これは絶対醤油です!大豆由来の醤油のうまみと紅生姜の甘みが実にマッチするのです。残念ながら、これがソースですとソースの甘さで紅生姜の甘みが相殺されてしまいます。やはり持つべきものは本場を知る友でしょうか。
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さて、本場ということで言えば、PL学園野球部出身の店長・石原さんが作る「PL学園野球部炒飯」。名だたるPL学園出身のプロ野球選手たちも食したであろう、このお店の名物料理。詳しいことは分かりませんが、ここにも同じ野球部出身の仲間から色々と注文が入り、より本物に近いものが今回は出てきたようです。
とてつもなく味が濃いですが、17、18歳のトップアスリート達にとってはこれ位でないと物足りないのかもしれません。そして今や43、44歳の我々オジサン達にとっては、お酒で酔った身体にこれがちょうどいい…。
他にも名門野球部出身者ならではの裏話などに花が咲き、全く同時代(同い年)の僕としてはタイで得た思わぬ貴重な時間でした。
福いち - しあわせ食堂
235/12 Sukhumvit 77 Phra Khanong nua, Wattana, Bangkok, Bangkok, Thailand
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした