だいぶ前の話ですが、4年ぶりの姫路です。当時、姫路に「からから鍋」なるものがあると聞き、ずっと行きたいと思っていたのですが、そもそも姫路に行く機会がありませんでした。待つこと4年、地元の人にお願いして、ようやくたどり着くことができました。
からから鍋(唐々鍋)は昭和49年(1974年)に姫路で誕生。文字通り辛いホルモン鍋ですが、どことなくホルモンの油と味噌の甘みも感じられます。地元の人に聞いたところでは、鍋はメインではなく、焼き肉やホルモンを食べた後、締めとして食べていたらしいです。
ということで、まず鶏焼きから。牛肉と比べ鶏焼きは安いので、地元の人も高校時代など鶏だけを食べに来ていたそうです。
新鮮な発見だったのは、この肉を粗挽きの黒胡椒だけで食べるやり方。テーブルに黒胡椒の容器があり、好きなだけまぶして食べることができます。この食べ方はぜひ取り入れたいですね。
つづいてホルモン。のせすぎて炎上。氷で消火しました。
お待ちかねのからから鍋。30段階から選べるそうです(上の写真をクリックすると拡大します)。大抵こういう辛さの目安は、辛いものが苦手な方も含めた広く一般的な人を対象にしているので、書いてあるほど辛くないということが多いと思うのですが、今回は店員さんとあれこれ相談した結果、8番の「翌朝、水戸の御老公に叱られる程度」を選びました。
そしてこちらがからから鍋(辛さレベル8)。ひと煮立ちさせた結果が、写真右です。実際どうだったのかというと、辛いです。初め15番ぐらい行けるだろうと高を括っていましたが、8番にしておいて良かったです。僕も平均よりは辛さに強い方だと思うのですが、これ以上辛くすると鍋の旨味の方が麻痺してしまうのではないかと思いました。ですので、美味しく食べるならこの辺でちょうど良かったと思います。
からから屋 太子店
兵庫県揖保郡太子町松尾369-1
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした