4月10日、横浜市開港記念会館にて第33回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。
今回の講師は、バレーダンサーにして経営者の株式会社MANY ABILITIES代表取締役、野原秀樹さんにお越し頂き、「ドラマチックコミュニケーション~今、求められるコミュニケーションスキルとは?~」と題して、ご講義いただきました。
今回のポイントは、「自発的に協力行動をする」という人間固有の特性をコミュニケーションの根本であると理解し、共感や承認、あるいは相手の価値観を理解することなど、コミュニケーションとは「他人を思いやる心」であるということを頭だけでなく体で理解しようというものです。
初めに、ウォーミングアップで「拍手あわせ」というワークを行いました。これは掛け声などをかけたりすることなく、お互いの呼吸やリズムを読むことによって、1:1あるいは多数の間で拍子を合わせるというものです。印象に残ったのは、拍子が合ったとき皆さんが口々に「気持ちがいい」とおっしゃっていたことです。波動やリズムが合うということは、互いの気持ちが通じ合うということであり、人は気持ちが通じたと感じると快感を覚えるようにできているのではないかと思いました。
続いてのワークは「わたし・あなた」。「わたし」・「あなた」という言葉のキャッチボールを同時に複数回していくというものですが、ここでは私たちの中に眠っている「伝える」・「受け止める」・「対応する」といった力を目覚めさせていきます。簡単なゲームですが、視野を広く持ったり、相手を気遣ったり、といったことをボディーランゲージや表情を駆使して表現しなければなりませんでした。翻って、私たちは日頃こうした非言語の部分を見落としがちなのではないかということに自然と気づくことができました。
最後のワークは「シーン創造」。今回のテーマがなぜ「ドラマチックコミュニケーション」なのかと思っていましたが、役者さんが練習で行うエチュード(即興劇)を通じて、自分の考えを分かるように伝える力、チーム力、仲間のために進んで働きかける力などを目覚めさせていきます。最初は役者の表現が他の役者に伝わっていなかったり、観客が違った解釈で受け止めていたりとチグハグでしたが、二回目になると本当に即興劇を見ているかのような真に迫った演技が参加者の間から次々に繰り出され、大いに盛り上がりました。これは本当に凄いワークだと思いました。
その余韻を残したまま、懇親会へ。
次回は5月8日開催の予定です。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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