こちらも何故今まで一度もこのブログに投稿したことがなかったのか、自分でも不思議です。横浜・山下町にある有名なバー、スリー・マティーニさん。カウンターにソファー席も備えたクラッシックなつくりの、落ち着いた横浜の夜を過ごせるところです。
僕がウィスキーを覚え始めたのは14、5年前のことです(実はそれまで全く飲めませんでした)。当時ウィスキーを覚えようとは思うものの、何を飲んだらよいのか全く分からなかった僕は、土屋守さんの「シングルモルトウィスキー大全」を読み、美味しそうだなと思った銘柄から片っ端に試して見るという方法を採っていました。
シングルモルトウィスキー大全 | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
そんな頃に本当に色々と教えて頂いたのが、広尾にあるバー「ヘルムズデール」さんであり、のちに新宿三丁目のシガーバー「ル・パラン」さんでご紹介いただいた、こちらの「スリー・マティーニ」さんです。
最も印象に残っているのは、今はもう無くなってしまったらしいですが、オーナーバーテンダーの山下さんに勧めていただいた"Glenmorangie Artisan Cask"です。蜂蜜、焼きたてのアップルパイのようなニュアンスに、「こんな美味しいウィスキーがあるのか」と衝撃を受けたのを良く覚えています。あれから随分と時間が経ちました。
今までブログに掲載することがなかったのは、ここに立ち寄るときは大抵既に酔ってしまっているからなのかもしれません。実はこの日もそんな感じでした。初めこそジャック・ローズ(カルヴァドスベースのカクテル。冒頭写真)で始めたのですが、
すぐにアードベクに移り、
グレンファークラス1991・ファミリーカスク・リフィルシェリーホグスヘッドへ。今や貴重な1990年代の原酒。様々なヴィンテージもここには豊富です。シェリー樽由来のチョコレートのような太い香りと甘み、しばし非日常に浸る安らぎの感覚を味わいました。
BAR スリーマティーニ
横浜市中区山下町28番地 ライオンズプラザ山下公園104
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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