窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

鈴華荘行ってきました!-創作中華(飯倉片町)

2020年03月22日 | 食べ歩きデータベース


  昨年8月にオープンした、日頃公私でお世話になっている状元楼さんの姉妹店「鈴華荘」。ちょうど9月から半年間、月1で神谷町へ行く用事ができ、昨日はその最終日の打ち上げということで、ようやくお邪魔することができました。

  飯倉片町の交差点、フェラーリの販売店の隣にお店はあります。中洋折衷の高級感のある店内は、1920年代の上海租界をイメージした状元楼本店の流れを汲んでいるようにも感じられますが、より現代的、都会のオーセンティック・バーに少しカジュアルな要素も感じさせる、重厚感がありながらも重すぎない雰囲気です。冒頭の写真は、好物の「鶏肉の唐揚げ 油林ソース(油淋子鶏)」ですが、6名で色々試してみたかったので、今回はアラカルトで行くことにしました。写真右側の徳利は甕だし紹興酒。実は状元楼さんには弊社の社名入りの徳利を作っていただいており、仕事関係でお邪魔する時はいつもその徳利を出していただいています。徳利の写真は、野毛にある姉妹店「八寸」のところでご紹介しておりますので、ご覧ください。



  では、順番にご紹介しましょう。スタートは「クラゲ、キクラゲ」。「この子、誰の子」みたいですが、「クラゲの冷菜」と「木くらげのわさび和え」です。特にキクラゲですが、油で炒めたキクラゲとわさびの相性がこんなにも良いとは、驚きました。



  「四川風蒸し鶏の冷菜」、こちらも大好物のよだれ鶏。「量が少ないですよ」と言われたのですが、しっかりと入っていました。確かに6人では、ということだったのでしょう。当ブログでもよだれ鶏は何度か登場していますが、見た目も美しく、しっかりと麻辣(唐辛子と山椒)も効いていて美味しかったです。



  今回の中でも一番のおすすめなのが、こちら「小籠包3種盛り合せ」。「上海小籠包(白)」、「ゆず胡椒小籠包(緑)」、「ロブスタービスク小籠包(橙)」の三種類が楽しめるお得なセット。しかもこちらの小籠包、横浜中華街が2008年から毎年行っている品評会「美食節」において、「ロブスタービスク小籠包」が2013年度天心品評会金賞、「ゆず胡椒小籠包」が2014年度銅賞を受賞しています。因みに僕も2010年の第三回美食節にお邪魔させていただきました。もの凄い量を食べた記憶があります。

  特に「ロブスタービスク小籠包」はさすが金賞、いわゆる海老小籠包とは比べ物にならないほど海老の旨味と香りを感じさせます。逆に「ゆず胡椒小籠包」はゆず胡椒を主張させ過ぎず、香りを添える上品な感じに仕上がっていました。そして「上海小籠包」もノーマルと侮るなかれ、蓮華に満ちた肉汁の濃厚さは、これまで食べてきた中でも屈指の美味しさでした。

南翔饅頭店(上海)
京鼎樓(台湾)



  「四川風 豚肉とキャベツの味噌炒め(回鍋肉片)」。食欲をそそるピリ辛の味噌炒め、大きめにカットされたしいたけが、旨味と食感を増す良いアクセントになっていました。



  こちらもおすすめ、名物「上海蟹の濃厚味噌グラタン」。名前から想像できる通り、まさにチーズと上海蟹の味噌の濃厚なグラタン。赤ワインとも良く合います。以前、エビチリのグラタンを食べたことがありますが、中華とグラタンは相性が良いですね。



  お腹を満たすには、「上海焼そば」と「中国伝統黒醤油のチャーハン」。両方は多いかなと思ったのですが、意外とあっさりしていて、すいすい行けました。醤油ベースの黒チャーハンは、見た目塩辛そうなのですが、結構さっぱりしていますね。そして中華の焼きそばといえば、やはり上海風。安定感があり、ほっとします。



  最後はごま団子で締めました。

鈴華荘



東京都港区六本木5-18-2 大昌第2ビル 1・2F



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 福岡県産パクチーを愉しむ会... | トップ | ようやくFACSの認定とれました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

食べ歩きデータベース」カテゴリの最新記事