
11月3日、文化の日に相応しく、日本筆跡心理学協会の「第五回筆跡アドバイザーマスターズ研究会」に参加してきました。筆跡アドバイザーマスターとなって、初めての参加です。

研究会は、マスターの方による事例紹介の形で行われます。初めは根本会長より、協会活動の近況報告がありました。いずれも世間の注目を浴びた事件に関わる筆跡鑑定(筆跡診断とは異なります)についてでしたが、中には辛亥革命100年を記念して、100年来の疑問であった孫文の手紙の真贋鑑定という珍しいものもありました。これらの詳しい情報は協会HPの「筆跡鑑定人ブログ」よりご覧いただけます。

続いて、マスターによる事例紹介1。Finest代表の徳永美佳さんより「筆跡でモチベーションアップ」と題して筆跡や漢字そのものが持つ癒しの力についてお話がありました。書道家でもあり、カラーセラピストでもある徳永さんの、漢字が発するメッセージとカラーの持つエネルギーを組み合わせ、企業や人に活力をもたらすという発想は大変興味深いものでした。

事例紹介2は、文字力ナビゲーターの菊地克仁さんより「影響言語LABプロファイルについて」と題して、筆跡とLABプロファイル(注)を組み合わせ、筆跡特徴によって相手の性格を見極めるだけでなく、その性格に応じた適切な言葉の投げかけによってコミュニケーション改善する手法についてお話いただきました。
注)言語によって人の行動やモチベーションを引き出す、心理学的手法のひとつ。
![]() | 「影響言語」で人を動かす |
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実務教育出版 |

最後に、ネクステージ代表の寺田潔さんより、筆跡アドバイザーの活動にソーシャルメディアをいかに活用するかについてお話をいただきました。僕もこうしてブログを書いていますが、いくつか非常に参考になることがありました。

研究会は「筆跡アドバイザー」という点では皆共通していますが、そのバックグラウンドはまちまちで、筆跡を書道と組み合わせて子供の教育に役立てている方、不登校児の復帰に活用されている方、NLPと組み合わせておられる方、キャリアカウンセリングに活用されている方など、大変幅広い分野に応用されています。したがって、筆跡診断を媒介としながら非常に多くのお話を伺う事ができたのが素晴らしい収穫でした。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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