窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

熊本であえての煮干しラーメン-にぼらや

2019年11月06日 | 食べ歩きデータベース


  熊本で宿泊したホテル近くのお店。熊本と言えば豚骨+鶏ガラにマー油を加えた熊本ラーメンですが、昔と違って東京でも九州ラーメンが手軽に食べられるようになった昨今、まただんだんサッパリしたものが好みになってくるこの年齢にあって、あえて煮干しラーメンのお店に行ってきました。

  と、無理に理屈をつけてみましたが、本当のところは懇親会の〆に地元の方に連れて行っていただいたお店です。しかし、さすがお勧めだけあってこれが大正解。この夜、一次会ではビールに日本酒、二次会では二人でシーバスリーガルを1本空け、さらに三次会で焼酎を飲んだのでそれなりに酔っていたはずですが、それでもなお染み渡るようなコクと旨味のある煮干しラーメンに感激した次第です。

  もちろん、こちらのスープは煮干しだけではなく、豚骨と鶏ガラをベースにしてはいるのですが、この透き通ったスープから想起されるように、深い旨味の中にもさっぱりとした後味です。口当たりも柔らか。また、このスープに、程よいモチモチ感のある中太麺がよく合いました。飲んでいたにもかかわらずというより、ひょっとすると飲んでいたからこそ一層美味しく感じられたのかもしれません。

  ご紹介いただき、ありがとうございました。

にぼらや西銀座通り店

熊本県熊本市中央区新市街2-2



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした



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あか牛ステーキ丼と肉うどん-めしのやまいち(熊本・阿蘇)

2019年11月05日 | 食べ歩きデータベース


  10月17日から18日にかけ、10年振りに熊本へ行ってきました。しかも過去2回は福岡から日帰り見物でしたので、熊本市に宿泊するのは初めてのことです。



  熊本地震から3年が経過しましたが、大きく崩れたままの阿蘇の山肌や痛々しく崩壊した、あの曲線美を描いた熊本城の石垣が、今なお傷跡として大きく残っていました。リンクは、10年前の熊本城の姿です。

  さて、熊本を発つ前のお昼に、阿蘇の名物「あか牛ステーキ丼」を食べに行ってきました(冒頭写真)。当初、一番有名な「いまきん食堂」を目指していたのですが、お店から200m離れた駐車場からずぶ濡れになりながらたどり着くと、既に長い行列ができていました。帰りの電車の都合もあったので、向かいにある「めしのやまいち」であか牛ステーキ丼をいただくことにしました。

  こちらは老舗の漬物屋さんだそうで、店内では十数種類もの漬物が食べ放題。お土産に買うこともできます。目当ては、あか牛ステーキ丼とだご汁のお椀のセット。しかし、九州へきてどうしてもうどんが食べたかった僕は、敢えてあか牛ステーキ丼と肉うどんを単品で頼むことにしました(結果的には、この後福岡でもうどんを食べることになったのですが)。

  この手の名物は、のっている肉が貧弱だったり、期待したほどでもないということがままあると思うのですが、結論から言うと大満足でした。どんぶり一面に十分な厚みを持ったレアのあか牛ステーキがびっしり。その上、甘めのたれがご飯にたっぷりかかっており、最初の一口から最後の飯一粒まであか牛丼を堪能することができました。ついでに言うと、うどんも僕が好きなやわらかい九州のうどんで美味しかったです。それぞれ単品なので普通サイズでしたが、あっという間に食べ終わりました。

めしのやまいち

熊本県阿蘇市内牧235



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした


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第9回筆跡アドバイザーマスターズ研究会に参加しました

2019年11月04日 | 筆跡心理関係


  11月2日、日本筆跡心理学協会の「第9回筆跡アドバイザーマスターズ研究会」に参加してきました。全国からマスター資格を持つ皆さんが集い、日ごろの活動から得られた知見や疑問点を共有できる、1年に1回の貴重な機会です。

【過去のマスターズ研究会】
2018年11月3日:第8回筆跡アドバイザーマスターズ研究会
2017年11月4日:第7回筆跡アドバイザーマスターズ研究会
2012年11月3日:第5回筆跡アドバイザーマスターズ研究会

 今年も北は北海道から西は岡山と大勢のマスターが東京・品川に集まりました。一人一人、バッググラウンドが全く異なりますし、筆跡診断経験も新たにマスターとなられた方から、既に数千人を診断されている大ベテランの方まで実に様々です。また、筆跡診断をどのように活かされているかも実に多様ですので、毎年初めの自己紹介を伺うだけでも感心しきり。早くも「今日来てよかったな」と思わされました。

  一つ印象に残ったお話を挙げれば、最近短期間のうちに500名もの筆跡診断をすることになったというマスターの方がいらっしゃいました。筆跡診断は一人診断するだけでもかなり時間をかけますので、500名ともなるとどれほど大変なことか、本当に頭が下がります。その方がおっしゃっていたのは、「診断をするというよりは、文字をきっかけとした対話を通じて、500名の方から人生を学ばせていただくことの連続だった」というものでした。筆跡診断は診断だけでも自分を知るきっかけとなりますが、そこに対話が加わることで何倍にも豊かになるのだと感じました。僕もそういう機会を増やしていきたいと思います。



  さて、第一部はマスターによる事例発表。今年は何と僕が担当でしたので、「私のマスター活動について」と題し、日ごろ講演会等で初めて筆跡診断に触れる方にどのようなことをお伝えしているのか、実際に使用しているスライドを交えながらお話しさせていただきました。

Ⅰ.筆跡心理学(Graphology)とは
1.筆跡心理学とは
2.筆跡診断活用事例
3.台湾人の診断事例
4.筆跡診断の実際

Ⅱ.筆跡診断入門
5.自分の筆跡特徴を知ろう
6.筆跡から職業を当てよう

Ⅲ.筆跡心理の科学
7.筆跡心理学の実証研究について
8.筆跡で性格は変えられるか?
9.「手書き」の効用

  お集まりの皆さんがプロの方ばかりですので、診断の詳細については釈迦に説法ではあるのですが、筆跡診断に興味を持っていただくため、どのような意図を以てお話しさせていただいているかを中心にお話ししました。また「筆跡心理の科学」の部分では、新たにヘブライ大学の論文から得られた知見を追加しました。筆跡診断は占いと心理学を両極とすれば、その中間に位置するものだと捉えています。つまり、そのどちらにも寄ることができる柔軟さを持っているのですが、一方でそれがために曖昧な印象、ともすれば胡散臭さを伴ってしまうというのも事実だと思います。したがって、マスターとしては占いとどこが違い、科学としての限界(境界)は現時点でどこにあるのかを弁えておく必要があるのではないかと思っています。その意味で、いつもよりは後半部を少し厚めにお話しさせていただきました。



  第二部は、グループに分かれて日頃の知見や疑問を共有しました。一つ例を挙げれば、手書きをすること自体が少なくなった昨今、スマホ世代の筆跡傾向にある共通した特徴の見られる報告が複数ありました。これは今後の検証を待たなければなりませんが、「手書きをしない」ということが人にどのような影響を与えるのか、非常に興味深いところです。また、基本的な筆跡特徴からの解釈の展開は語彙と同じだようだと思いました。言葉も語源からある基本となる意味があり、そこから派生して様々な意味を持つようになります。だとすると、やはり言葉と同じく、その派生的解釈はある程度その国の文化を反映したものになるかもしれないということは頭に入れておく必要がありそうです。



  全国各地からそれぞれの経験が持ち寄られ、共有できるというのは実に興味深く貴重な機会です。自分では思いもよらなかった視点も、お会いして直接話を伺ってこそ分かるものがありますし、実際に字を書いてみて意見交換できる点も良いですね。皆様ありがとうございました、今から来年が楽しみです!

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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2019年9月アクセスランキング

2019年11月01日 | 人気記事ランキング


  11月とは思えないような暖かさですが、着実に秋が深まってきているように感じます。昼夜の寒暖差が激しく、体調を崩しやすい時季でもありますので、どうぞご自愛ください。

  さて、2019年9月にアクセスの多かった記事、トップ10です。

  まず、9月は定番と旧定番の4記事が全て揃いました。2位「エコノミーとエコロジーの語源」(30ヶ月連続)、そして個別記事としては6ヶ月連続のトップ。8位「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」(9ヶ月連続)、9位「『上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会』に参加してきました」(5ヶ月連続)、そしてかつての常連、10位「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」は2ヶ月ぶりのランクインです。

  非常に好評だった3位「司法現場での交渉学活用法-第43回燮会」、4位「ボール一つで心と体を解き放つ-第112回YMS」は、それを反映してか多くのアクセスが集まりました。7位「やさしいアーユルヴェーダ入門-トリカトゥとギーづくり」も人気高かったですね。

  6位「創業85周年の集い-キックオフミーティング2019」は、7月に開催した社内行事なのですが、3ヶ月連続でランクインです。何かあったのでしょうか?

1 トップページ
2 エコノミーとエコロジーの語源
3 司法現場での交渉学活用法-第43回燮会
4 ボール一つで心と体を解き放つ-第112回YMS
5 【WBN】開幕直前、ラグビーW杯の楽しみ方
6 創業85周年の集い-キックオフミーティング2019
7 やさしいアーユルヴェーダ入門-トリカトゥとギーづくり
8 Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子
9 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
10 久村俊英さんの超能力を目撃してきました

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした



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