8月の展覧会・ギャラリーetc

8月中に見たい展覧会をリストアップしてみました。

展覧会

・「第21回 秘蔵の名品 アートコレクション展 美の宴」 ホテルオークラ東京(8/3~8/20)
・「浮世絵師 歌川国芳展」 そごう美術館(8/1~8/30)
・「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」 国立新美術館(~8/31)
・「ドイツと日本を結ぶものー日独修好150年の歴史」 国立歴史民俗博物館(~9/6)
・「伝説の洋画家たち 二科100年展」 東京都美術館(~9/6)
・「パウル・クレー だれにも ないしょ。」 宇都宮美術館(7/5~9/6)
・「交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開」 東京ステーションギャラリー(8/1~9/6)
・「特別展示 発掘!知られざる原爆の図」 丸木美術館(~9/12)
・「ペコちゃん展」 平塚市美術館(~9/13)
・「うらめしや~、冥途のみやげ展」 東京藝術大学大学美術館(~9/13)
・「妖怪と出会う夏」 千葉県立中央博物館(~9/23)
・「木村伊兵衛写真賞 40周年記念展」 川崎市市民ミュージアム(~9/23)
・「引込線 2015」 旧所沢市立第2学校給食センター(8/29~9/23)
・「セザンヌー近代絵画の父になるまで」 ポーラ美術館(~9/27)
・「東の正倉院 金沢文庫」 神奈川県立金沢文庫(~9/27)
・「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」 サントリー美術館(8/5~9/27)
・「鎌倉からはじまった。1951-2016 PART2」 神奈川県立近代美術館鎌倉館(~10/4)
・「オスカー・ニーマイヤー展/おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」 東京都現代美術館(~10/12)
・「アーティスト・ファイル 2015 隣の部屋ー日本と韓国の作家たち」 国立新美術館(~10/12)
・「躍動と回帰ー桃山の美術」 出光美術館(8/8~10/12)

ギャラリー

・「絵画を作る方法 杉本圭助/関口正浩/益永梢子/和田真由子」 児玉画廊東京(~8/8)
・「アートアワードトーキョー丸の内2015」 丸ビル1階マルキューブ(~8/9)
・「絵画を抱きしめて 阿部未奈子・佐藤翠・流麻二果 Part.1」 資生堂ギャラリー(~8/23)
・「TENGAI2.0」 六本木ヒルズA/Dギャラリー(8/7~8/23)
・「桂ゆき」 東京画廊+BTAP(~9/5)
・「塩田千春」 ケンジタキギャラリー(~9/26)
・「境界 高山明+小泉明郎展」 メゾンエルメス(~10/12)

さてともかく暑い夏。そして興味深い展覧会も目白押しですが、ともかく夏の恒例企画といえばホテルオークラ。今年も「アートコレクション展」が始まります。



「第21回 秘蔵の名品 アートコレクション展 美の宴」@ホテルオークラ東京(8/3~8/20)

回を重ねること21回目。すっかり夏の美術展として定着した感がありますが、今年の主題は「宴」。日本の絵画が中心です。副題にもあるように琳派、栖鳳、大観、松園などの優品が一堂に展示されます。

そして既に報道でも知られているようにホテルオークラ東京は本年8月末をもって一度営業終了。2019年春の新装へ向けて建て替えに入ります。

「本館建替えと別館営業に関するごあいさつ」(ホテルオークラ東京)
「光と影が織りなす美 ホテルオークラ東京本館 半世紀の歴史に幕」(日本経済新聞)
「マーガレット・ハウエル、〈ホテルオークラ東京〉解体計画に物申す」(Casa BRUTUS)

つまり現オークラでは最後のアートコレクション展というわけです。また会場も別館アスコットホールより場所を移して本館の「平安の間」。オークラ最大の宴会場でもあります。

あの美しくもモダンなロビーなど、現オークラの空間がなくなってしまうのは、率直なところ残念ではありますが、ともかくは最後のアートコレクション展です。今年も意外な名品を目当てに出かけたいと思います。

人気の国芳が真夏の横浜へ一ヶ月だけ集結します。そごう美術館で「浮世絵師 歌川国芳展」が始まります。



「浮世絵師 歌川国芳展」@そごう美術館(8/1~8/30)

出品は全200点。会期中に30点ほどの展示替えがあります。また貴重な肉筆画や横浜を描いた画も紹介。9つのテーマの元、国芳の魅力を伝える展示となるそうです。

二度目の観覧料が200円引きとなるリピーター割引もあります。まずは早めに見に行きたいところです。

東京で展示されるのは25年ぶりのことだそうです。「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」がサントリー美術館で始まります。



「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」@サントリー美術館(8/5~9/27)

25年ぶりの展開というのはもちろん「国宝 曜変天目茶碗」。現存する3碗はいずれも国宝指定。うち1碗が大阪の藤田美術館に所蔵されているわけですが、それが久々に東京にお出ましということになります。立体展示に定評のあるサントリーのことです。より妖しく、より美しく見えるのではないでしょうか。

なお本展は何も曜変天目といった器の展示ではありません。ほか藤田美術館が誇る仏教美術、書跡、近世絵画、染織なども公開。何でも藤田美術館のコレクションがまとまって出たのは、これまでの60年の歴史の中で一度もなかったそうです。その意味では歴史的な展覧会とも言えます。

それでは8月も宜しくお願いします。
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