Pen Onlineのアートニュースに「醍醐寺展」について書きました

サントリー美術館で開催中の「京都・醍醐寺―真言密教の宇宙―」。醍醐寺が長く伝えてきた密教美術を中心に、多様な寺宝が公開されていますが、その展覧会について、雑誌『Pen』の公式サイト、Pen Onlineのアートニュースに書きました。

「Pen 2018/10/15 やっぱり、アメトラでいこう。CCCメディアハウス」

迫力の密教美術が一堂に。サントリー美術館の醍醐寺展は、2回は見たい豪華ラインアップ!
https://www.pen-online.jp/news/art/daigoji_2018/1


今回の目玉はなんと言っても迫力のある密教美術です。中でも記事で触れた仏画の「五大尊像」は、彩色も驚くほど鮮やかに残っていて、細部の装身具の描写なども際立って見えました。


また仏像の「五大明王像」が5躯並ぶ姿も壮観で、憤怒の相を前にすると、後ずさりしてしまうほどの迫力がありました。さらに、上醍醐の薬師堂の本尊である「薬師如来」も、優美でかつ堂々たる佇まいを見せていました。いずれもケースなしの露出での展示で、より臨場感をもって見ることが出来ました。

長谷川派の制作とされる、三宝院を飾った障壁画も充実していたのではないでしょうか。そのほか、多くの見どころのある醍醐寺展については、当ブログでも、改めて感想をまとめたいと思います。



「京都・醍醐寺―真言密教の宇宙―」
http://daigoji.exhn.jp

なお、醍醐寺展はサントリー美術館での展示を終了すると、来年1月、福岡の九州国立博物館へと巡回(2019/1/29〜3/24)します。


会場スペースの都合もあってか、サントリー美術館では、作品の展示替えが目立ちました。「五大尊像」も10月15日までの公開です。お出かけの際は、改めて出品リストをご確認下さい。

「京都・醍醐寺―真言密教の宇宙―」 サントリー美術館@sun_SMA
会期:9月19日(水)〜11月11日(日)
休館:火曜日。但し11月6日は開館。
時間:10:00~18:00
 *金・土および9月23日(日・祝)、10月7日(日)は20時まで開館。
 *入館は閉館の30分前まで。
料金:一般1500円、大学・高校生1000円、中学生以下無料。
 *アクセスクーポン、及び携帯割(携帯/スマホサイトの割引券提示)あり。
場所:港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンガレリア3階
交通:都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結。東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結。東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩3分
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