都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「ヨコハマトリエンナーレ2020」 後編:プロット48、日本郵船歴史博物館
プロット48、日本郵船歴史博物館
「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」
2020/7/17~10/11
前編:横浜美術館より続きます。「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」を見てきました。
横浜美術館からプロット48へは歩いて7~8分ほどで、美術館の裏手の西出口から会場マップに従いながら高島町の方向にしばらく進むと見えてきました。
プロット48はかつて横浜アンパンマンこどもミュージアムとして使われた建物で、ミュージアムが同じみなとみらい地区に新たに移設されたことにより、「ヨコハマトリエンナーレ2020」の会場として利用されました。
この日は真夏の晴天でしたが、レンタル用の傘が常備されていて、日差しを遮りつつ移動することができました。
プロット48の会場は、出入口側から南棟の1階、2階、3階、それに北棟の1階に連なっていて、休憩スペースやミュージアムショップも開設されていました。
まず南棟1階へ進むと目を引くのが、モロッコのイシャム・ベラダによる「質量と殉教者」と「数理的前兆#3」と題した彫刻と映像の作品でした。
イシャム・ベラダ「質量と殉教者」、「数理的前兆#3」 2020年
手前の水槽の中に電気が通っていて、電力によってじわじわと腐食するという彫刻は、まるで有機体のように思えました。一方で背後の3面のスクリーンでは、鉱石とも地表面とも見えるようなイメージが写されていて、彫刻と同様、生き物が培養されていく光景を目にするかのようでした。
イシャム・ベラダ「質量と殉教者」、「数理的前兆#3」 2020年
ベラダは鉱物や化学反応を起こす過程や現象を彫刻や映像に提示していて、今回の映像においても物理的法則に基づき、膨大な電力を用いて生み出されたそうです。そのイメージは、見る者一人一人によって異なって映るのかもしれません
さて横浜美術館とは雰囲気を変え、一見すると雑然としているようにも思える構成も、プロット48の魅力かもしれません。
エレナ・ノックス 展示風景
オーストラリアに生まれ、現在は東京を拠点に活動するエレナ・ノックスは、ハワイに生息するエビの「ポルノグラフィー」を創るべく、40名以上のアーティストと協働していて、映像やオブジェなどの多様な作品が展示室からトイレにまで展開していました。
エレナ・ノックス 展示風景
ここではエビから反応を引き出すべく、興奮や繁殖、そして生存といった問題について考察していて、中には愛が生まれうるとしたエビのラブホテルを構築した作品もありました。
エレナ・ノックス 展示風景
また世界中のエビの育成・繁殖施設にて行われている、雌を刺激して産卵を促すための眼柄除去に関した作品や、エビとマリモからアイヌの祭りについて言及したインスタレーションなどもあり、エビから思いもよらない創作世界が広がっていました。
アリュアーイ・プリダン「生命軸」、「黒い堆積」 2018年
台湾の最南端のパイワン族に生まれたアリュアーイ・プリダンが出展したのは、部族の伝統衣装に着想をえたソフト・スカルプチャーでした。それらは古布や麻、錦糸を組み合わせた刺繍でありながら、あたかも原色の絵具を三次元の空間へとぶちまけたようで、荒々しいまでの力強さが感じられました。
ジェン・ボー「シダ性愛1〜4」 2016〜2018年
香港を拠点とするジェン・ボーの映像インスタレーション、「シダ性愛1〜4」がショッキングなまでに印象に残りました。
ジェン・ボー「シダ性愛1〜4」 2016〜2018年
展示室中央に起立する巨大なスクリーンの両面には、シダが生茂るジャングルが映されていて、裸の若い男性が登場すると、シダの葉を優しく撫ではじめました。その姿はあまりにも艶やかでつつ官能的で、まさに人間と間の種を超えた「性愛」が表現されていました。
ラス・リクダス「プラネット・ブルー」 2020年
南棟から北棟へ移動すると、SNSを取り込んだフィルピンのラス・リクダスの「プラネット・ブルー」や、投光器を用いたレバノンのハイグ・アイヴァジアンによる「1、2、3、ソレイユ!」などが展示されていて、機械的で近未来的なイメージを引き出すような作品が目立っていました。
ファーミング・アーキテクツ「空間の連立」 2020年
この他、屋外ではベトナムを拠点とするファーミング・アーキテクツが、植物や水槽を組み込んだ木製の「空間の連立」を築いていました。ここでは水槽の魚の糞が植物の栄養になり、また植物によって水が浄化する循環システムが展開していて、さながらプロット48のビオトープのようでした。
ファーミング・アーキテクツ「空間の連立」 2020年
それらを見終えた後は、最後の開催地である日本郵船歴史博物館を目指しました。
日本郵船歴史博物館が位置するのは横浜市中心部の関内地区で、プラット48からは新高島駅からみなとみらい線に乗車し、馬車道駅へと移動する必要がありました。
マリアンヌ・ファーミ「アトラスシリーズ」 2020年
馬車道駅から少し歩いて博物館へと辿り着くと、展示はエジプトのマリアンヌ・ファーミの1作家のみで、常設展の奥のスペースにて水をモチーフにしたオブジェ「アトラスシリーズ」と映像の「アトラス」が公開されていました。
マリアンヌ・ファーミ「アトラスシリーズ」 2020年
ちょうど作品は緩やかな曲線を描く台の上へ並べられていて、水の泡や花びらを連想させる形をしていました。照明の効果により僅かに七色へ変化して見える色彩も魅力的だったかもしれません。
また博物館ではヨコハマトリエンナーレのチケットにて常設展も観覧可能でした。トリエンナーレ自体の作品は僅かなためにさほど時間はかかりませんが、常設までをじっくり見るとある程度の時間が必要になりそうです。(常設展は撮影不可)
結局、昼過ぎに横浜美術館へ入館し、次いでプロット48の展示を見て、日本郵船歴史博物館を退館すると17時頃になっていました。ヨコハマトリエンナーレの開催時間は10時から18時までですが、日本郵船歴史博物館は17時で閉館、最終入場は16時半となっているため注意が必要です。
ラヒマ・ガンボ「タツニヤ(物語)1」 2017年
横浜美術館は2時間超、プロット48は1時間半ほどの時間をかけて鑑賞していました。ただスケジュールの都合により、長編の映像と予約の必要な体験型の作品をパスしてしまったため、じっくり向き合うのであればもっと時間がかかると思われます。
レヌ・サヴァント「ミリャでの数か月」 2017年
とはいえ、そもそも横浜美術館の飯山由貴の「オールド ロング ステイ」は170分、それにプロット48のレヌ・サヴァントの「ミリャでの数か月」は230分ほどあり、他の作品を含めて全ての映像を1日で追うのは現実的ではありません。
新型コロナウイルス感染症対策に伴う情報です。まず横浜美術館への入場は事前予約制が導入されました。ただしプロット48は同日限って、好きな時間に入場することができます。
ハイグ・アイヴァジアン「1、2、3、ソレイユ!」 2020年
私が出向いた際は館内も混み合うことなく、各時間あたりの人数を相当に制限している印象を受けましたが、9月19日より政府の指針の見直しを受け、入場制限を緩和し、追加のチケットが販売されます。
コラクリット・アルナーノンチャイ「おかしな名前の人たちが集まった部屋の中で歴史を描く4」 2017年
「ヨコハマトリエンナーレ2020」では「独学」、「発光」、「友情」、「ケア」、「毒」の計5つのキーワードが設定されていましたが、最も考えさせられたのが「世界に否応なく存在する毒と共生すること」(パンフレットより)とされた「毒」でした。また既存の価値や通念の転換を迫るような批評的な作品も目立っていました。
オスカー・サンティラン「チューインガム・コデックス」 2019〜2020年
いわゆるコロナ禍の現在、世界の多くの芸術祭が中止や延期に余儀なくされる中、まさか国内でこれほど刺激的なアートに触れる機会があるとは思いもよりませんでした。
まずは開催に尽力されたアーティスト、そしてキュレーターの他、全てのスタッフの方に感謝申し上げます。
10月11日まで開催されています。遅れましたがおすすめします。
「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」(@yokotori_) 横浜美術館(@yokobi_tweet)、プロット48、日本郵船歴史博物館
会期:2020年7月17日(金)~10月11日(日)
休館:木曜日。但し7/23、8/13、10/8を除く。
時間:10:00~18:00
*10/2(金)、10/3(土)、10/8(木)、10/9(金)、10/10(土)は21時まで。会期最終日の10/11(日)は20時まで。
料金:一般2000円、大学・専門学生1200円、高校生800円。中学生以下無料。
*横浜美術館への入場は日時指定が必要。
*団体割引は中止。
*「BankART Life Ⅵ」、及び「黄金町バザール2020」も観覧可能な横浜アート巡りチケットあり。
住所:横浜市西区みなとみらい3-4-1(横浜美術館)、横浜市西区みなとみらい4-3-1(プロット48)、横浜市中区海岸通3-9(日本郵船歴史博物館)
交通:みなとみらい線みなとみらい駅3番出口から徒歩3分(横浜美術館)、みなとみらい線新高島駅2番出口から徒歩7分(プロット48)、みなとみらい線馬車道駅6番出口から徒歩2分(日本郵船歴史博物館)。
「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」
2020/7/17~10/11
前編:横浜美術館より続きます。「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」を見てきました。
横浜美術館からプロット48へは歩いて7~8分ほどで、美術館の裏手の西出口から会場マップに従いながら高島町の方向にしばらく進むと見えてきました。
プロット48はかつて横浜アンパンマンこどもミュージアムとして使われた建物で、ミュージアムが同じみなとみらい地区に新たに移設されたことにより、「ヨコハマトリエンナーレ2020」の会場として利用されました。
この日は真夏の晴天でしたが、レンタル用の傘が常備されていて、日差しを遮りつつ移動することができました。
プロット48の会場は、出入口側から南棟の1階、2階、3階、それに北棟の1階に連なっていて、休憩スペースやミュージアムショップも開設されていました。
まず南棟1階へ進むと目を引くのが、モロッコのイシャム・ベラダによる「質量と殉教者」と「数理的前兆#3」と題した彫刻と映像の作品でした。
イシャム・ベラダ「質量と殉教者」、「数理的前兆#3」 2020年
手前の水槽の中に電気が通っていて、電力によってじわじわと腐食するという彫刻は、まるで有機体のように思えました。一方で背後の3面のスクリーンでは、鉱石とも地表面とも見えるようなイメージが写されていて、彫刻と同様、生き物が培養されていく光景を目にするかのようでした。
イシャム・ベラダ「質量と殉教者」、「数理的前兆#3」 2020年
ベラダは鉱物や化学反応を起こす過程や現象を彫刻や映像に提示していて、今回の映像においても物理的法則に基づき、膨大な電力を用いて生み出されたそうです。そのイメージは、見る者一人一人によって異なって映るのかもしれません
さて横浜美術館とは雰囲気を変え、一見すると雑然としているようにも思える構成も、プロット48の魅力かもしれません。
エレナ・ノックス 展示風景
オーストラリアに生まれ、現在は東京を拠点に活動するエレナ・ノックスは、ハワイに生息するエビの「ポルノグラフィー」を創るべく、40名以上のアーティストと協働していて、映像やオブジェなどの多様な作品が展示室からトイレにまで展開していました。
エレナ・ノックス 展示風景
ここではエビから反応を引き出すべく、興奮や繁殖、そして生存といった問題について考察していて、中には愛が生まれうるとしたエビのラブホテルを構築した作品もありました。
エレナ・ノックス 展示風景
また世界中のエビの育成・繁殖施設にて行われている、雌を刺激して産卵を促すための眼柄除去に関した作品や、エビとマリモからアイヌの祭りについて言及したインスタレーションなどもあり、エビから思いもよらない創作世界が広がっていました。
アリュアーイ・プリダン「生命軸」、「黒い堆積」 2018年
台湾の最南端のパイワン族に生まれたアリュアーイ・プリダンが出展したのは、部族の伝統衣装に着想をえたソフト・スカルプチャーでした。それらは古布や麻、錦糸を組み合わせた刺繍でありながら、あたかも原色の絵具を三次元の空間へとぶちまけたようで、荒々しいまでの力強さが感じられました。
ジェン・ボー「シダ性愛1〜4」 2016〜2018年
香港を拠点とするジェン・ボーの映像インスタレーション、「シダ性愛1〜4」がショッキングなまでに印象に残りました。
ジェン・ボー「シダ性愛1〜4」 2016〜2018年
展示室中央に起立する巨大なスクリーンの両面には、シダが生茂るジャングルが映されていて、裸の若い男性が登場すると、シダの葉を優しく撫ではじめました。その姿はあまりにも艶やかでつつ官能的で、まさに人間と間の種を超えた「性愛」が表現されていました。
ラス・リクダス「プラネット・ブルー」 2020年
南棟から北棟へ移動すると、SNSを取り込んだフィルピンのラス・リクダスの「プラネット・ブルー」や、投光器を用いたレバノンのハイグ・アイヴァジアンによる「1、2、3、ソレイユ!」などが展示されていて、機械的で近未来的なイメージを引き出すような作品が目立っていました。
ファーミング・アーキテクツ「空間の連立」 2020年
この他、屋外ではベトナムを拠点とするファーミング・アーキテクツが、植物や水槽を組み込んだ木製の「空間の連立」を築いていました。ここでは水槽の魚の糞が植物の栄養になり、また植物によって水が浄化する循環システムが展開していて、さながらプロット48のビオトープのようでした。
ファーミング・アーキテクツ「空間の連立」 2020年
それらを見終えた後は、最後の開催地である日本郵船歴史博物館を目指しました。
日本郵船歴史博物館が位置するのは横浜市中心部の関内地区で、プラット48からは新高島駅からみなとみらい線に乗車し、馬車道駅へと移動する必要がありました。
マリアンヌ・ファーミ「アトラスシリーズ」 2020年
馬車道駅から少し歩いて博物館へと辿り着くと、展示はエジプトのマリアンヌ・ファーミの1作家のみで、常設展の奥のスペースにて水をモチーフにしたオブジェ「アトラスシリーズ」と映像の「アトラス」が公開されていました。
マリアンヌ・ファーミ「アトラスシリーズ」 2020年
ちょうど作品は緩やかな曲線を描く台の上へ並べられていて、水の泡や花びらを連想させる形をしていました。照明の効果により僅かに七色へ変化して見える色彩も魅力的だったかもしれません。
また博物館ではヨコハマトリエンナーレのチケットにて常設展も観覧可能でした。トリエンナーレ自体の作品は僅かなためにさほど時間はかかりませんが、常設までをじっくり見るとある程度の時間が必要になりそうです。(常設展は撮影不可)
結局、昼過ぎに横浜美術館へ入館し、次いでプロット48の展示を見て、日本郵船歴史博物館を退館すると17時頃になっていました。ヨコハマトリエンナーレの開催時間は10時から18時までですが、日本郵船歴史博物館は17時で閉館、最終入場は16時半となっているため注意が必要です。
ラヒマ・ガンボ「タツニヤ(物語)1」 2017年
横浜美術館は2時間超、プロット48は1時間半ほどの時間をかけて鑑賞していました。ただスケジュールの都合により、長編の映像と予約の必要な体験型の作品をパスしてしまったため、じっくり向き合うのであればもっと時間がかかると思われます。
レヌ・サヴァント「ミリャでの数か月」 2017年
とはいえ、そもそも横浜美術館の飯山由貴の「オールド ロング ステイ」は170分、それにプロット48のレヌ・サヴァントの「ミリャでの数か月」は230分ほどあり、他の作品を含めて全ての映像を1日で追うのは現実的ではありません。
新型コロナウイルス感染症対策に伴う情報です。まず横浜美術館への入場は事前予約制が導入されました。ただしプロット48は同日限って、好きな時間に入場することができます。
ハイグ・アイヴァジアン「1、2、3、ソレイユ!」 2020年
私が出向いた際は館内も混み合うことなく、各時間あたりの人数を相当に制限している印象を受けましたが、9月19日より政府の指針の見直しを受け、入場制限を緩和し、追加のチケットが販売されます。
コラクリット・アルナーノンチャイ「おかしな名前の人たちが集まった部屋の中で歴史を描く4」 2017年
「ヨコハマトリエンナーレ2020」では「独学」、「発光」、「友情」、「ケア」、「毒」の計5つのキーワードが設定されていましたが、最も考えさせられたのが「世界に否応なく存在する毒と共生すること」(パンフレットより)とされた「毒」でした。また既存の価値や通念の転換を迫るような批評的な作品も目立っていました。
オスカー・サンティラン「チューインガム・コデックス」 2019〜2020年
いわゆるコロナ禍の現在、世界の多くの芸術祭が中止や延期に余儀なくされる中、まさか国内でこれほど刺激的なアートに触れる機会があるとは思いもよりませんでした。
【お知らせ】9/19(土)以降のチケットの追加販売を行います。新型コロナウイルス感染拡大防止に関する国の指針の見直しを受け、9/19(土)以降の入場制限を緩和しました。ヨコトリ2020は引き続き感染症対策を講じた上で開催いたします。チケットのお申し込みはこちら▷https://t.co/8KlL1vAwf7
— ヨコハマトリエンナーレ2020 (@yokotori_) September 17, 2020
まずは開催に尽力されたアーティスト、そしてキュレーターの他、全てのスタッフの方に感謝申し上げます。
10月11日まで開催されています。遅れましたがおすすめします。
「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」(@yokotori_) 横浜美術館(@yokobi_tweet)、プロット48、日本郵船歴史博物館
会期:2020年7月17日(金)~10月11日(日)
休館:木曜日。但し7/23、8/13、10/8を除く。
時間:10:00~18:00
*10/2(金)、10/3(土)、10/8(木)、10/9(金)、10/10(土)は21時まで。会期最終日の10/11(日)は20時まで。
料金:一般2000円、大学・専門学生1200円、高校生800円。中学生以下無料。
*横浜美術館への入場は日時指定が必要。
*団体割引は中止。
*「BankART Life Ⅵ」、及び「黄金町バザール2020」も観覧可能な横浜アート巡りチケットあり。
住所:横浜市西区みなとみらい3-4-1(横浜美術館)、横浜市西区みなとみらい4-3-1(プロット48)、横浜市中区海岸通3-9(日本郵船歴史博物館)
交通:みなとみらい線みなとみらい駅3番出口から徒歩3分(横浜美術館)、みなとみらい線新高島駅2番出口から徒歩7分(プロット48)、みなとみらい線馬車道駅6番出口から徒歩2分(日本郵船歴史博物館)。
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