釣られた!
7月2日の記事で、「左遷をさせられた○○さんの」という例文を挙げ、使役と受身についてご説明しました。時間のあるかたは・・・はい、はい、ないですね。では、簡単にご説明しましょう。「泣かせる」「感心させる」「読ませる」「伝えさせる」など、「~せる・~させる」は使役表現、「泣かれる」「感心される」「読まれる」「伝えられる」など、「~れる・~られる」は受身表現です。使役というのは、「指導させる」、AさんがBさんに「指導して」と命じ、Bさんが指導するということです。受身というのは、「指導される」、AさんがBさんを指導するというとき、BさんはAさんに指導される、ということです。このくらいは日本人ならだれでも理解していることだと思いますが・・・( ̄‐ ̄)うーむ。
「左遷をさせられた○○さんの」や、昨日の「○○さんは納屋に監禁させられるなどして」は、「させる」と「される」の合体した形ですね。事情を全く知らずに聞くと、社長が部長に命じて課長を左遷させた、○○さんというのは部長である、というふうに理解します。ところが、本当は、左遷された課長が○○さんなのですから、「左遷された○○さんの」と言わなければいけなかったのです。次の例も、○○さんは無理やり悪人の仲間にされたのではなく、監禁されて死亡したのですから、「○○さんは納屋に監禁されるなどして」です。
では、「乾燥させられた状態で外国から入ってきます」というのはどうですか。日もちしない食品を乾物にして輸入するということを言いたいわけで、「乾燥させた状態で」でも「乾燥した状態で」でもいいのですが、「乾燥させられた状態で」は間違いですね。
7月2日の記事で、「左遷をさせられた○○さんの」という例文を挙げ、使役と受身についてご説明しました。時間のあるかたは・・・はい、はい、ないですね。では、簡単にご説明しましょう。「泣かせる」「感心させる」「読ませる」「伝えさせる」など、「~せる・~させる」は使役表現、「泣かれる」「感心される」「読まれる」「伝えられる」など、「~れる・~られる」は受身表現です。使役というのは、「指導させる」、AさんがBさんに「指導して」と命じ、Bさんが指導するということです。受身というのは、「指導される」、AさんがBさんを指導するというとき、BさんはAさんに指導される、ということです。このくらいは日本人ならだれでも理解していることだと思いますが・・・( ̄‐ ̄)うーむ。
「左遷をさせられた○○さんの」や、昨日の「○○さんは納屋に監禁させられるなどして」は、「させる」と「される」の合体した形ですね。事情を全く知らずに聞くと、社長が部長に命じて課長を左遷させた、○○さんというのは部長である、というふうに理解します。ところが、本当は、左遷された課長が○○さんなのですから、「左遷された○○さんの」と言わなければいけなかったのです。次の例も、○○さんは無理やり悪人の仲間にされたのではなく、監禁されて死亡したのですから、「○○さんは納屋に監禁されるなどして」です。
では、「乾燥させられた状態で外国から入ってきます」というのはどうですか。日もちしない食品を乾物にして輸入するということを言いたいわけで、「乾燥させた状態で」でも「乾燥した状態で」でもいいのですが、「乾燥させられた状態で」は間違いですね。