◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

24番の番号札でお待ちのお客様ぁ~。

2007-10-11 20:01:39 | いろいろあれこれ
                   呼ばれてさっと立ち上がる?
 以前、郵便局だか銀行だか忘れましたが、数百万円の預金を下ろしに来た○○さんの身に起きた悲劇、「○○さーん」と呼ばれてさっと立ち上がった人がカウンターでお金を受け取り、出ていったのですが、この人、実は○○さんではなく、○○さんになりすました泥棒だったのです。窓口の人は、○○さんとは別人であることに気づかずお金を渡してしまい、ずーっと待っていてしびれを切らした本物の○○さんが窓口の人に文句を言って、それでやっと事件に気づいたというわけです。○○さんは、「○○さーん」というのは聞こえたけれど、別の人がさっと立ち上がったので、今のは自分ではなかったのだと思ったそうです。
 通帳と判こを盗んで預金名義人になりすましてお金を引き出すとか、ネットの世界で別人になりすますとか、そういう話はよく聞きますが、窓口で手続きをして、自分の預金が目の前でまんまと持ち去られたことに全く気づかなかったなんていう話はあまり聞いたことがありません。もちろん、これはれっきとした犯罪であり、被害者のかたはとてもお気の毒なのですが、こんなこともあるのかぁ、犯人はすごいことを考えたものだなぁ、ものすごく珍しい名前でもない限り、絶対そんなことないとは言えないのだから、自分も気をつけないといけないなぁと思いました。○○さんと呼ばれたら、自分のことか、同姓の別人か、やはり確認しないといけませんね。
 このごろ、銀行や役所では番号札を出し、「24番の番号札でお待ちのお客様ぁ~」というように呼ぶようになり、上記のような手口は使えませんからなりすまし防止にもなって、番号札にはいろいろな利点があるのですね。
 私の名字はほとんどの人が違う読み方をするので、本当は○○なのですが、ポピュラーな読み方である△△さんと呼ばれても一応返事をして立ち上がり、自分のフルネームを名乗って確認します。名前や地名の読み方は非常に分かりにくく、ほとんどの人がこうであろうと思う読み方と違う場合、振り仮名は欠かせません。
コメント
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