◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「こちらでイチゴが栽培している」って?

2013-04-03 18:50:49 | 言葉についてあれこれ
                                これでリフレッシュ!

 石川テレビの「リフレッシュ」という番組に出演している伊藤アナ、アナウンサー経験は2年ほどになるようですが、この人を見ていると、アナウンサーという職業に就いている人は一般の人よりも幾らかましな日本語を話しているはずだというイメージがただの幻想に過ぎないということを強く感じます。
 「選ばさしていただきました」「ランキングづけさせてもらいました」「うまみを閉じ込めさせるためにパイ生地を包んでいくわけですが」「こちらでイチゴが栽培しているということで」「巡り会えることができました」と、これまでに書いてきたような誤った日本語がほいほい出てきますからね。
 そもそも今の若い人はまともな日本語なんて知らないし、まともな日本語ということを意識すらしていない、それが普通でそういう時代なんだから、アナウンサーを2年やったぐらいでそうそう日本語がうまくなるものでもないよ、ということかもしれませんが、それにしてもひどすぎませんかね。難しいことわざや熟語、特別な用語を間違えたら、そのときは先輩が気づいて指導するかもしれませんが、別に何ということもない簡単なおしゃべりだから気づかないのかな。
 「選ばせていただきました」「選びました」「ランクづけさせてもらいました」「うまみを閉じ込めるためにパイ生地で包んでいくわけですが」「こちらでイチゴを栽培しているということで」「こちらでイチゴが栽培されているということで」「巡り会うことができました」「巡り会えました」ですよ。稲垣アナ、先輩なのに「メッセージを読まさしていただきます」なんて言っちゃだめですよ( ̄д ̄)!
 ローカルのアナウンサーなんてこんなものかな、いや、ローカルに限らず、若いアナウンサーなんてこの程度かな。いや、さほど若くなくてもこういうアナウンサーは大勢いますよね。では、なぜわざわざこうして書いたのかというと、先日、伊藤アナと一般の人が訳の分からない会話をしているのを見てぞ~っとしたからです。
 「お店を開いてどれぐらいになるんですか」という伊藤アナの問いに「もうすぐ3年です」と答えた店主、それを受けて「これから3年目になるんですね」と言った伊藤アナ、店主は無言・・・( ̄¨ ̄)? 「もうすぐ3年です」は「お店を開いてもうすぐ3年になる」ですから、開店記念日を過ぎたら4年目に突入、つまり、これから4年目になる・・・はず・・・<( ̄・ ̄)>ン~。
 「相棒 X DAY」を見てきました。パンフレットを買って帰り、「伊丹刑事でもわかる!『X DAY』の仕組み」という解説を読んでいまひとつ理解できていなかった部分を理解することができ、もう一度見たくなりました。見る前にパンフを買って予習するのもいいかもしれませんよ。伊丹と岩月のやり取りが想像以上に面白くて笑いました。ほかのお客さんもみんな笑っていて、すごく楽しめました(⌒・⌒)。
コメント
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