待ち構えているぞ
「原発の構造に熟知している」は「学べるニュース」のナレーション、「ここの構造に熟知した者の犯行」はドラマのセリフ、「よく熟知して使う必要がある」は一般人の言葉。みんな「熟知する」を分かっているようで分かっていませんね。何がどうおかしいか、ちょっと考えてみてください。
「熟知する」は、よく知っている、詳しく知っている、ということです。これと同じ意味の言葉がありますが、ご存じですよね、「精通する」です。「熟知する」とどこが違うかというと、「熟知する」は他動詞で、「精通する」は自動詞、ということは、「~を熟知している」「~に精通している」、これが基本です。
「原発の構造に熟知している」ではなく「原発の構造を熟知している」、「ここの構造に熟知した者の犯行」ではなく「ここの構造を熟知した者の犯行」です。「構造に」なら「精通している」で、「原発の構造に精通している」「ここの構造に精通した者の犯行」と言わなければなりません。
「想像を絶する苦しみが彼女に待ち構えていた」は「爆報!THEフライデー」で聞いたナレーションですが、「待ち構える」は、準備をして相手を待つという意味で、その相手というのが「彼女」ですから、「彼女に」ではなく「彼女を」、「想像を絶する苦しみが彼女を待ち構えていた」です。
PC雑誌を読めば、「用途に問わず3台にインストール可能」などと書いてあります。いわゆる「活字」もこういう状況で、このごろは自動詞だの他動詞だの考えることはないのかもしれませんが、全く区別しないというのも困りますよ。正しくは「用途を問わず3台にインストール可能」です。「問う」は、尋ねる、問題として取り上げてはっきりさせる、問題にする、ということ。ふ~ん、「用途を問わず」かぁ、用途は関係ない、何でもいいということね。
え? 「用途に」ならどう続けるかって? 「用途にかかわらず」ですね。あ、そうそう、忘れるところでした、「よく熟知して使う必要がある」はどこがおかしいのか。はい、簡単なことですね、「熟知する」は、よく知っているということですから、「よく」が余計です(~_~)/ ホンナラ。
「原発の構造に熟知している」は「学べるニュース」のナレーション、「ここの構造に熟知した者の犯行」はドラマのセリフ、「よく熟知して使う必要がある」は一般人の言葉。みんな「熟知する」を分かっているようで分かっていませんね。何がどうおかしいか、ちょっと考えてみてください。
「熟知する」は、よく知っている、詳しく知っている、ということです。これと同じ意味の言葉がありますが、ご存じですよね、「精通する」です。「熟知する」とどこが違うかというと、「熟知する」は他動詞で、「精通する」は自動詞、ということは、「~を熟知している」「~に精通している」、これが基本です。
「原発の構造に熟知している」ではなく「原発の構造を熟知している」、「ここの構造に熟知した者の犯行」ではなく「ここの構造を熟知した者の犯行」です。「構造に」なら「精通している」で、「原発の構造に精通している」「ここの構造に精通した者の犯行」と言わなければなりません。
「想像を絶する苦しみが彼女に待ち構えていた」は「爆報!THEフライデー」で聞いたナレーションですが、「待ち構える」は、準備をして相手を待つという意味で、その相手というのが「彼女」ですから、「彼女に」ではなく「彼女を」、「想像を絶する苦しみが彼女を待ち構えていた」です。
PC雑誌を読めば、「用途に問わず3台にインストール可能」などと書いてあります。いわゆる「活字」もこういう状況で、このごろは自動詞だの他動詞だの考えることはないのかもしれませんが、全く区別しないというのも困りますよ。正しくは「用途を問わず3台にインストール可能」です。「問う」は、尋ねる、問題として取り上げてはっきりさせる、問題にする、ということ。ふ~ん、「用途を問わず」かぁ、用途は関係ない、何でもいいということね。
え? 「用途に」ならどう続けるかって? 「用途にかかわらず」ですね。あ、そうそう、忘れるところでした、「よく熟知して使う必要がある」はどこがおかしいのか。はい、簡単なことですね、「熟知する」は、よく知っているということですから、「よく」が余計です(~_~)/ ホンナラ。