金ぴかクッション!
「人間を病気にさせるウイルス」と池上彰が言ったとき、「~させる」ウイルスの感染爆発が起きていることを改めて感じました。例えば「けが」だったら、「友達がけがをする」→「友達にけがをさせる」ですが、人間はウイルスに感染して「病気になる」わけで、ウイルスは人間を「病気にする」のです。わざわざ「させる」と言っていますがそれは誤りで、「人間を病気にするウイルス」です。
「パンデミック(Pandemic)」は、地理的に広い範囲の世界的流行および非常に多くの感染者や患者を発生させる流行、という意味で、「パンデミック・フルー」というときの「フルー(flu)」は「インフルエンザ(influenza)」の省略形です。「鳥インフルエンザ」が人から人へ感染する「新型インフルエンザ」にならないように祈るばかりですが、「~させる」ウイルスのほうはすでに感染爆発が起きています。
先日、「親は子どもを金持ちにさせたくて」というセリフを再放送のドラマで聞きました。最初の放送は2010年10月21日だったようなので、そのころにはもう感染が広がりつつあって、これを書いた脚本家は早期に発症していたのですね。子どもを政治家にする、芸術家にする、金持ちにする、「させる」ではなく「する」です。
一般の人の間にも感染は広がっています。「店長が(アルバイト店員を)怠け者にさせてるんじゃないの?」と若い人が言うのを聞いたことがあります。アルバイト店員がほいほい休む、その都度、店長が頑張ってカバーする、それが当たり前になってアルバイト店員がますます気軽に休むようになる、そういう状況を言っているのですが、それは「店長が(アルバイト店員を)怠け者にしてるんじゃないの?」です。
「お母さんに心配かけさせたくないと言って」と言ったのは母親、「お母さんに心配かけさせたくない」と言ったのは息子ですが、母親も、息子がこう言ったとそのまま言ったわけで、どちらも「心配かけさせたくない」がおかしいとは気づいていないようです。単純に「させ」が余計で、「お母さんに心配かけたくない」ですよ。
そういえば、池上さん、「席に着けさせる」と言ったこともありますが、「書く」→「書かせる」、「聞く」→「聞かせる」、「着く」→「着かせる」です。「着けさせる」となるのは「着ける」で、「マスクを着ける」→「マスクを着けさせる」です。「着く」と「着ける」は違いますから( ̄ ̄)。
「人間を病気にさせるウイルス」と池上彰が言ったとき、「~させる」ウイルスの感染爆発が起きていることを改めて感じました。例えば「けが」だったら、「友達がけがをする」→「友達にけがをさせる」ですが、人間はウイルスに感染して「病気になる」わけで、ウイルスは人間を「病気にする」のです。わざわざ「させる」と言っていますがそれは誤りで、「人間を病気にするウイルス」です。
「パンデミック(Pandemic)」は、地理的に広い範囲の世界的流行および非常に多くの感染者や患者を発生させる流行、という意味で、「パンデミック・フルー」というときの「フルー(flu)」は「インフルエンザ(influenza)」の省略形です。「鳥インフルエンザ」が人から人へ感染する「新型インフルエンザ」にならないように祈るばかりですが、「~させる」ウイルスのほうはすでに感染爆発が起きています。
先日、「親は子どもを金持ちにさせたくて」というセリフを再放送のドラマで聞きました。最初の放送は2010年10月21日だったようなので、そのころにはもう感染が広がりつつあって、これを書いた脚本家は早期に発症していたのですね。子どもを政治家にする、芸術家にする、金持ちにする、「させる」ではなく「する」です。
一般の人の間にも感染は広がっています。「店長が(アルバイト店員を)怠け者にさせてるんじゃないの?」と若い人が言うのを聞いたことがあります。アルバイト店員がほいほい休む、その都度、店長が頑張ってカバーする、それが当たり前になってアルバイト店員がますます気軽に休むようになる、そういう状況を言っているのですが、それは「店長が(アルバイト店員を)怠け者にしてるんじゃないの?」です。
「お母さんに心配かけさせたくないと言って」と言ったのは母親、「お母さんに心配かけさせたくない」と言ったのは息子ですが、母親も、息子がこう言ったとそのまま言ったわけで、どちらも「心配かけさせたくない」がおかしいとは気づいていないようです。単純に「させ」が余計で、「お母さんに心配かけたくない」ですよ。
そういえば、池上さん、「席に着けさせる」と言ったこともありますが、「書く」→「書かせる」、「聞く」→「聞かせる」、「着く」→「着かせる」です。「着けさせる」となるのは「着ける」で、「マスクを着ける」→「マスクを着けさせる」です。「着く」と「着ける」は違いますから( ̄ ̄)。