梅ヶ枝餅買ってきて
NHKの「所さん!大変ですよ」で住民票を悪用した詐欺事件について話しているのを見たのですが、その手口にびっくり、そして、ナレーションの気持ち悪いことといったらもぉ( ̄д ̄)! ナレーターは俳優の吉田鋼太郎ですが、疑問を感じなかったのか? 原稿を書いたのは小林倫太郎ディレクターでしょうけれど、編集担当者、プロデューサー、制作統括、みんな何も思わなかったのか?
冒頭のナレーションは「男性は、知らぬ間に聞いたこともない会社の社長にされ、その負債を背負わされていたという」で、合っていたのですけれどね・・・。まず、知らぬ間に住民票を勝手に他県に移されてクレジットカードを偽造された女性被害者の話から。小林ディレクターが捜査関係者を訪ねて詳しい話を聞いたのですが、「犯人は女性の住民票を勝手に異動していました。(中略)住民票が異動させられてなければこの犯罪はできなかったと思います」と言いましたよ( ̄~ ̄)ムムゥ。
残念ながら、もはや一般の人たちにも広がっているのですね。本当は「住民票を異動しなければこの犯罪はできなかったと思います」ですから、そう言えばよかったのですが。「住民票が異動させ、られてなければ」と、ちょっと迷ったようですが、結局「される」なのに「させられる」と言ってしまう、こういう人が多いのですよ。
この少し後に流れたナレーションは「女性が偶然住民票を取ろうとして異動させられていたことが発覚」でしたが、「異動されていたことが」と言うべきところです。次に出てくる男性被害者の場合、犯人にだまされ、一緒に役所に行って自身が手続きをしたので「異動させられる」ですが、この女性の場合は本人が知らない間に犯人が勝手に「異動した」わけで、「させられる」ではなく「される」です。
さて、次は男性被害者の話。「他人に住民票を取られた挙げ句、知らぬ間に、負債を抱えた会社の社長にさせられていた男性が登場」で、完全におかしくなりました。VTRが終わって「なんと、会社の社長になっていたんです」と言ったのは徳永アナ。「社長になる」は自然な言い方ですが、ひょっとして、「され」か「させられ」か判断できなくて「なって」でうまく逃げた?
「社長になる人物」を選ぶことのできる人が言うなら「○を社長にする」です。犯人は、○さんをだまして○さんの住民票を手に入れ、それを使って勝手に○さんを、○さんが全く知らない会社の社長にした・・・、○さんは知らない間に知らない会社の社長になっていた・・・、○さんは、この犯人によって、○さん本人が知らない間に知らない会社の社長にされた、ということなのです。
さて、再びVTR、ナレーションは「知らぬ間に社長にさせられていたとはどういうことか」「知らぬ間に社長にされたきっかけは」で、なんと、揺れています。原稿を書いて“文字”にしているのに“揺れ”に気づかないなんて、どういうことでしょうか。こんなに揺れているのに直さない? 放置? ひどすぎますよ。放送業界のいいかげんさ、ここに極まれり・・・ですね┐( ̄д ̄)г。
続きは、「住民票一枚で他人を勝手に社長にすることなんてできるのか」というナレーションの後、小林ディレクターが「住民票一枚で社長になれちゃうもんなんですか」と司法書士に尋ねる場面、そして、「男性を社長に就任させるために」というナレーション、再び小林ディレクターが「何のために会社の社長にするんですか」と尋ねる・・・、うん、いいですよ、「社長にする」は言えるのにねぇ・・・。
でも、よかったのはここまで。その後はまた「男性の住民票を悪用し、社長にさせた男とは何者だったのか」「向かったのは、男性が社長にさせられた会社の所在地」「男性は、社長にさせられただけでなく」ですよ。もう完全に「社長にする」「社長にされる」はどこかへぶっ飛んでしまったようです。なんでそうなるの!?
そういえば、本当は「左遷される」なのに「左遷させられる」と言っているのをたびたび聞かされますよね。「左遷」と言えば菅原道真、菅原道真と言えば「左遷」でして・・・( ̄~ ̄)、2008年12月には「左遷させられた菅原道真の怨霊が」という例文を挙げて記事を書いています。もちろん、「左遷された菅原道真の怨霊が」が正しいのですが、昨日、またもや聞こえてきたのですよ。
「世界一受けたい授業」で、奥田民義ナレーターが「道真は九州の大宰府に左遷させられてしまいます」と言い、さらに、高山みなみ(コナンの声優)が「道真が左遷させられた理由は」と言いました( ̄д ̄)! ひょっとして、「される」を「させられる」に意図的に置き換えているのか? そうでなければただの( ̄д ̄)ダラケ!
NHKの「所さん!大変ですよ」で住民票を悪用した詐欺事件について話しているのを見たのですが、その手口にびっくり、そして、ナレーションの気持ち悪いことといったらもぉ( ̄д ̄)! ナレーターは俳優の吉田鋼太郎ですが、疑問を感じなかったのか? 原稿を書いたのは小林倫太郎ディレクターでしょうけれど、編集担当者、プロデューサー、制作統括、みんな何も思わなかったのか?
冒頭のナレーションは「男性は、知らぬ間に聞いたこともない会社の社長にされ、その負債を背負わされていたという」で、合っていたのですけれどね・・・。まず、知らぬ間に住民票を勝手に他県に移されてクレジットカードを偽造された女性被害者の話から。小林ディレクターが捜査関係者を訪ねて詳しい話を聞いたのですが、「犯人は女性の住民票を勝手に異動していました。(中略)住民票が異動させられてなければこの犯罪はできなかったと思います」と言いましたよ( ̄~ ̄)ムムゥ。
残念ながら、もはや一般の人たちにも広がっているのですね。本当は「住民票を異動しなければこの犯罪はできなかったと思います」ですから、そう言えばよかったのですが。「住民票が異動させ、られてなければ」と、ちょっと迷ったようですが、結局「される」なのに「させられる」と言ってしまう、こういう人が多いのですよ。
この少し後に流れたナレーションは「女性が偶然住民票を取ろうとして異動させられていたことが発覚」でしたが、「異動されていたことが」と言うべきところです。次に出てくる男性被害者の場合、犯人にだまされ、一緒に役所に行って自身が手続きをしたので「異動させられる」ですが、この女性の場合は本人が知らない間に犯人が勝手に「異動した」わけで、「させられる」ではなく「される」です。
さて、次は男性被害者の話。「他人に住民票を取られた挙げ句、知らぬ間に、負債を抱えた会社の社長にさせられていた男性が登場」で、完全におかしくなりました。VTRが終わって「なんと、会社の社長になっていたんです」と言ったのは徳永アナ。「社長になる」は自然な言い方ですが、ひょっとして、「され」か「させられ」か判断できなくて「なって」でうまく逃げた?
「社長になる人物」を選ぶことのできる人が言うなら「○を社長にする」です。犯人は、○さんをだまして○さんの住民票を手に入れ、それを使って勝手に○さんを、○さんが全く知らない会社の社長にした・・・、○さんは知らない間に知らない会社の社長になっていた・・・、○さんは、この犯人によって、○さん本人が知らない間に知らない会社の社長にされた、ということなのです。
さて、再びVTR、ナレーションは「知らぬ間に社長にさせられていたとはどういうことか」「知らぬ間に社長にされたきっかけは」で、なんと、揺れています。原稿を書いて“文字”にしているのに“揺れ”に気づかないなんて、どういうことでしょうか。こんなに揺れているのに直さない? 放置? ひどすぎますよ。放送業界のいいかげんさ、ここに極まれり・・・ですね┐( ̄д ̄)г。
続きは、「住民票一枚で他人を勝手に社長にすることなんてできるのか」というナレーションの後、小林ディレクターが「住民票一枚で社長になれちゃうもんなんですか」と司法書士に尋ねる場面、そして、「男性を社長に就任させるために」というナレーション、再び小林ディレクターが「何のために会社の社長にするんですか」と尋ねる・・・、うん、いいですよ、「社長にする」は言えるのにねぇ・・・。
でも、よかったのはここまで。その後はまた「男性の住民票を悪用し、社長にさせた男とは何者だったのか」「向かったのは、男性が社長にさせられた会社の所在地」「男性は、社長にさせられただけでなく」ですよ。もう完全に「社長にする」「社長にされる」はどこかへぶっ飛んでしまったようです。なんでそうなるの!?
そういえば、本当は「左遷される」なのに「左遷させられる」と言っているのをたびたび聞かされますよね。「左遷」と言えば菅原道真、菅原道真と言えば「左遷」でして・・・( ̄~ ̄)、2008年12月には「左遷させられた菅原道真の怨霊が」という例文を挙げて記事を書いています。もちろん、「左遷された菅原道真の怨霊が」が正しいのですが、昨日、またもや聞こえてきたのですよ。
「世界一受けたい授業」で、奥田民義ナレーターが「道真は九州の大宰府に左遷させられてしまいます」と言い、さらに、高山みなみ(コナンの声優)が「道真が左遷させられた理由は」と言いました( ̄д ̄)! ひょっとして、「される」を「させられる」に意図的に置き換えているのか? そうでなければただの( ̄д ̄)ダラケ!