OPの面白いところは六花と勇太が一緒にいるシーンが引きで強調されてて、
イチャイチャなんかをあまり見せないところかなぁ。
タイトルは恋がしたいっていう甘いところがあるけど、
実際に見せてるところは非常にストイック。
自転車で走ってる勇太は六花から遠ざかっているように見えるし、
六花は勇太から目をそらして別の所を見始めているように見える。
また画面分割で見せる2人の六花は画面から離れていく。
恋がしたいはずなのに、2人が近づきあう、求め合うようなシーンがない。
そういうところがグッと来るところなのかなーという気がします。
まあ画面分割ならではのミスリード、本当は2人が近づいてるのをすれ違いのように見せてるとか、
そういうのはあるかもしれませんが。
思い浮かぶ変化だとSEEDのOPでのアスランとカガリみたいなもんかなとか。
しかし本当、これからどう転ぶんでしょう。
三好回。
前回の演出回は監督のコンテだったので見ててうーんって感じだったけど、
今回は三好さん自身がコンテ切ってる回だったためかそれっぽい画面が楽しめたかなと。
平面的な構図とナメで見せる奥行きの見せ方とか。
北之原回で見せた六花のスライディングを凸守にさせたりとか、
ケレン味のある動きを入れながら見せる美術室の空間づくりが楽しいというか。
何やってんだか。
美術室の中での構図は人ごみの中の一幕、
その中で平面的な構図や縦の動きで強調される主要キャラクターのやりとり、
キャラをナメて見せる人ごみの中という窮屈な中での秘密の共有、
というのがある意味生っぽくて楽しい部分だったように思います。
ただこの勇太の姿を見せる辺りなんかはそれに引っ張られすぎて、
逆に画面から浮いてしまっている、言わばギャルゲーレイアウトみたいな感じになってますが、
これも美術室内を見せるレイアウトを縛ったが故に生じた、
中二病的演出からの産物なのかなーとか思ったり。
まあそんなことは実際ないと思いますが、
美術室内の配置をあえて意識させない、画面の繋がりを意識させないところ見ると、
あえて浮かせることでそういう中二病的な意味合いを含ませてるのかなー、
なんて思ったりしてしまうかなと。
ポーズは背中が命!
今回は美術室で六花がダークフレイム!のポーズを決めてる辺りとか、
背中をカッコイイポーズで強調するようなところが目立っていたかなと。
他のキャラが表情見せながらの可愛さを強調してたのを思うと、
六花の本気でかっこ良さを追窮しているところ、
っていうのを背中に見出す演出家の意識なんかに目が行くかなーみたいな。
って出来る!の辺りに出てる煙とか、
日常で見たお風呂でのエフェクトっぽいなーとか、
そういうところも三好回だなーと思ったところだったかも。
何気に他の部活動してる人達が見れたり、
凸森のデフォルメされたリアクションだったり、
仕掛けが多いシーンでもあったかなーと。
しかしHPのイラストだけでなくCMで使われてるBGMとか、
妙なところでパロディに力入れてるなーという印象が。
本編がそういうパロディの応酬にならないように、
しかし現代的な中二病の姿っていうのを周辺で埋めていくような格好なのかな。
ちょっと面白い試みかも。
踏切のシーン一連は何かを狙ってるけどまだその何かを提示してくれないので掴めない。
しかし印象的な画面が続くので飽きないで見れて、
むしろグッときてしまいますね。
ここのカメラワークなんかにしてもそうで。
引きながら勇太たちにスポットが当たるのかと思いきや六花へとまた寄っていく。
踏切での中二ごっこ遊びかと思いきや、
今までも、この話数だとアバンで強調されていた携帯を持っているところが見せられる。
姉がつぶやいていたように、時がきたのを風がきたと言い直してるのかとも読めるけどうーん。
携帯のディテールを意識させてるところ見ると、やっぱりその辺の意図を見てしまいますね。
ラブレターっていうのがテーマになっている回だったので、
携帯で受け取るメッセージっていうのを意識させられる構図でもあり意味深。
けいおん!の時も路面電車?的なものを印象付けてたけど、
線路を追うような構図、奥行きを意識させるような構図って見た記憶がなかったので、
こうして線路上の架線柱を意識させるような構図の見せる情緒感が印象的でした。
ちょっと新海誠チックなところかも。
線路の先が空で切り取られるところとか、
線路上の行き先が空であるかのような幻想性があってグッと来る感じというか。
六花との手繋ぎなど綺麗なシーンが生えていてグッときたなぁ。
この一連も踏切があがるところの光や構図が印象的で良かったです。
京アニも他作品でよく踏切のシーン有りましたけど、
こうして改まって踏切を描くのも新鮮でしたし、
日の落ちるようなシーンから一転、
カメラ位置を変えての朝日を思いかべるような光がまた一連の流れを払拭する清涼感があり、
やっぱグッと来る感じだなぁと。
ただその流れで落し物強調してくるのが器用貧乏な気も。
学級裁判的な。
クラスメイトの反応拾ってる辺り細かい。
モリサマーさんが冷静でいられるのは、
クラス内で頂点にいるという優越感からくるものがあると考えていいんだろうなぁ。
一色の芝居なんかはどこか可愛らしさが残る感じだけど、
これは京アニの描く可愛い男子の延長だよなぁ、とか。
坊主にしたときの可愛らしさとか。
しかし一色の表情見せるところが神様ドォルズのOPみたいだなとか、
メガネキャラがなんかとらドラ!の北村みたいだなとか、
実は細かいところで仕掛けてる部分あるんだろうかと思ったり。
メガネの女の子走りのシルエットのデフォルメなんかも面白いタッチ。
凸守VSモリサマーさんはどれも違ったアクションしてて見てて楽しいな。
凸守は初登場回のアクションとはまた一味違ったものを毎回見せて貰えてて、
スタッフも遊べるキャラって感じになってるのだなーと思ったり。
モリサマーさん、後半はすれ違うような立ち位置、
ここみたいな背中合わせで見せるような立ち位置がカッコよくて目を引いたな。
実は一番カッコつけてるのはモリサマーさんなのかもしれない。
部室で目を合わせないようにしているけど、
勇太が目をつぶっているときは目をそらし、
勇太が目をそらしたら今度は目を瞑るっていうリアクションをしていて、
手前と奥で反対のリアクションさせてる辺りの意識というかが、
かっこ良さを求めるような一連のシーン上で栄えてる感じがするかな~と。
こういうところで勇太とモリサマーさんが鏡の関係にあるように見せてるが、
やっぱグッと来るところ、なんかねぇ。
この辺は引きで見せつつナメで見せてるキャラをどかして、
そこから先輩が出てくるっていうトリッキーな見せ方もしてて、
今回の画面構成を最後に逆手に取るような感じになってて、
そういうところも楽しいところだったかなー。
先輩はOPで怒ってるところがちょっと印象的だったので、
先輩が怒るところをちょっと見てみたいな。
飛行機が飛んでるとこ見ると石原監督のアニメだねー、なんて思ってしまう。
これは海とか遠くに行くところを意識させるような意味合いでしょうけども、
監督のイメージにマッチしてるシーンなので、
あえてこういうのを入れてる意識に目が行く。
監督が入れてもらうようにしてるのかな。気になる。
凸守が部室のドアに激突する辺りとかこことか、
吹っ飛んでるところの動きが良い感じでびっくりしたなー。
なんかここだけ一際浮いてる感。
海。
勇太が頼まれて青い背景がオーバーラップしてくるけど、
青さっていうのは作品の雰囲気作りとして重要なポイントなので、
ここのオーバーラップの不気味さが凄く気になる。
魔法陣の青さ、前回のコンロの炎が作る青さ、
今回の学級裁判時に先生の背後にあった青い何かの絵、
そして空を不気味に見せる青のオーバーラップ。
この青という色が今後どう強調されるか気になるかな。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:三好一郎
作画監督:植野千世子
三好&植野回。
三好植野ペアってもう鉄板なコンビになってる感じ。
三好回はまた中二病で見られるのかなー?
中二病の今後のスタッフ予定とか原画陣見ると、
中二病の他にも何かやってるような布陣に見えるので、
そろそろ次回作も視野に入ってくるのかなーという感じ。
とりあえず、中二病が今後どう振れていくのか楽しみです。
イチャイチャなんかをあまり見せないところかなぁ。
タイトルは恋がしたいっていう甘いところがあるけど、
実際に見せてるところは非常にストイック。
自転車で走ってる勇太は六花から遠ざかっているように見えるし、
六花は勇太から目をそらして別の所を見始めているように見える。
また画面分割で見せる2人の六花は画面から離れていく。
恋がしたいはずなのに、2人が近づきあう、求め合うようなシーンがない。
そういうところがグッと来るところなのかなーという気がします。
まあ画面分割ならではのミスリード、本当は2人が近づいてるのをすれ違いのように見せてるとか、
そういうのはあるかもしれませんが。
思い浮かぶ変化だとSEEDのOPでのアスランとカガリみたいなもんかなとか。
しかし本当、これからどう転ぶんでしょう。
三好回。
前回の演出回は監督のコンテだったので見ててうーんって感じだったけど、
今回は三好さん自身がコンテ切ってる回だったためかそれっぽい画面が楽しめたかなと。
平面的な構図とナメで見せる奥行きの見せ方とか。
北之原回で見せた六花のスライディングを凸守にさせたりとか、
ケレン味のある動きを入れながら見せる美術室の空間づくりが楽しいというか。
何やってんだか。
美術室の中での構図は人ごみの中の一幕、
その中で平面的な構図や縦の動きで強調される主要キャラクターのやりとり、
キャラをナメて見せる人ごみの中という窮屈な中での秘密の共有、
というのがある意味生っぽくて楽しい部分だったように思います。
ただこの勇太の姿を見せる辺りなんかはそれに引っ張られすぎて、
逆に画面から浮いてしまっている、言わばギャルゲーレイアウトみたいな感じになってますが、
これも美術室内を見せるレイアウトを縛ったが故に生じた、
中二病的演出からの産物なのかなーとか思ったり。
まあそんなことは実際ないと思いますが、
美術室内の配置をあえて意識させない、画面の繋がりを意識させないところ見ると、
あえて浮かせることでそういう中二病的な意味合いを含ませてるのかなー、
なんて思ったりしてしまうかなと。
ポーズは背中が命!
今回は美術室で六花がダークフレイム!のポーズを決めてる辺りとか、
背中をカッコイイポーズで強調するようなところが目立っていたかなと。
他のキャラが表情見せながらの可愛さを強調してたのを思うと、
六花の本気でかっこ良さを追窮しているところ、
っていうのを背中に見出す演出家の意識なんかに目が行くかなーみたいな。
って出来る!の辺りに出てる煙とか、
日常で見たお風呂でのエフェクトっぽいなーとか、
そういうところも三好回だなーと思ったところだったかも。
何気に他の部活動してる人達が見れたり、
凸森のデフォルメされたリアクションだったり、
仕掛けが多いシーンでもあったかなーと。
しかしHPのイラストだけでなくCMで使われてるBGMとか、
妙なところでパロディに力入れてるなーという印象が。
本編がそういうパロディの応酬にならないように、
しかし現代的な中二病の姿っていうのを周辺で埋めていくような格好なのかな。
ちょっと面白い試みかも。
踏切のシーン一連は何かを狙ってるけどまだその何かを提示してくれないので掴めない。
しかし印象的な画面が続くので飽きないで見れて、
むしろグッときてしまいますね。
ここのカメラワークなんかにしてもそうで。
引きながら勇太たちにスポットが当たるのかと思いきや六花へとまた寄っていく。
踏切での中二ごっこ遊びかと思いきや、
今までも、この話数だとアバンで強調されていた携帯を持っているところが見せられる。
姉がつぶやいていたように、時がきたのを風がきたと言い直してるのかとも読めるけどうーん。
携帯のディテールを意識させてるところ見ると、やっぱりその辺の意図を見てしまいますね。
ラブレターっていうのがテーマになっている回だったので、
携帯で受け取るメッセージっていうのを意識させられる構図でもあり意味深。
けいおん!の時も路面電車?的なものを印象付けてたけど、
線路を追うような構図、奥行きを意識させるような構図って見た記憶がなかったので、
こうして線路上の架線柱を意識させるような構図の見せる情緒感が印象的でした。
ちょっと新海誠チックなところかも。
線路の先が空で切り取られるところとか、
線路上の行き先が空であるかのような幻想性があってグッと来る感じというか。
六花との手繋ぎなど綺麗なシーンが生えていてグッときたなぁ。
この一連も踏切があがるところの光や構図が印象的で良かったです。
京アニも他作品でよく踏切のシーン有りましたけど、
こうして改まって踏切を描くのも新鮮でしたし、
日の落ちるようなシーンから一転、
カメラ位置を変えての朝日を思いかべるような光がまた一連の流れを払拭する清涼感があり、
やっぱグッと来る感じだなぁと。
ただその流れで落し物強調してくるのが器用貧乏な気も。
学級裁判的な。
クラスメイトの反応拾ってる辺り細かい。
モリサマーさんが冷静でいられるのは、
クラス内で頂点にいるという優越感からくるものがあると考えていいんだろうなぁ。
一色の芝居なんかはどこか可愛らしさが残る感じだけど、
これは京アニの描く可愛い男子の延長だよなぁ、とか。
坊主にしたときの可愛らしさとか。
しかし一色の表情見せるところが神様ドォルズのOPみたいだなとか、
メガネキャラがなんかとらドラ!の北村みたいだなとか、
実は細かいところで仕掛けてる部分あるんだろうかと思ったり。
メガネの女の子走りのシルエットのデフォルメなんかも面白いタッチ。
凸守VSモリサマーさんはどれも違ったアクションしてて見てて楽しいな。
凸守は初登場回のアクションとはまた一味違ったものを毎回見せて貰えてて、
スタッフも遊べるキャラって感じになってるのだなーと思ったり。
モリサマーさん、後半はすれ違うような立ち位置、
ここみたいな背中合わせで見せるような立ち位置がカッコよくて目を引いたな。
実は一番カッコつけてるのはモリサマーさんなのかもしれない。
部室で目を合わせないようにしているけど、
勇太が目をつぶっているときは目をそらし、
勇太が目をそらしたら今度は目を瞑るっていうリアクションをしていて、
手前と奥で反対のリアクションさせてる辺りの意識というかが、
かっこ良さを求めるような一連のシーン上で栄えてる感じがするかな~と。
こういうところで勇太とモリサマーさんが鏡の関係にあるように見せてるが、
やっぱグッと来るところ、なんかねぇ。
この辺は引きで見せつつナメで見せてるキャラをどかして、
そこから先輩が出てくるっていうトリッキーな見せ方もしてて、
今回の画面構成を最後に逆手に取るような感じになってて、
そういうところも楽しいところだったかなー。
先輩はOPで怒ってるところがちょっと印象的だったので、
先輩が怒るところをちょっと見てみたいな。
飛行機が飛んでるとこ見ると石原監督のアニメだねー、なんて思ってしまう。
これは海とか遠くに行くところを意識させるような意味合いでしょうけども、
監督のイメージにマッチしてるシーンなので、
あえてこういうのを入れてる意識に目が行く。
監督が入れてもらうようにしてるのかな。気になる。
凸守が部室のドアに激突する辺りとかこことか、
吹っ飛んでるところの動きが良い感じでびっくりしたなー。
なんかここだけ一際浮いてる感。
海。
勇太が頼まれて青い背景がオーバーラップしてくるけど、
青さっていうのは作品の雰囲気作りとして重要なポイントなので、
ここのオーバーラップの不気味さが凄く気になる。
魔法陣の青さ、前回のコンロの炎が作る青さ、
今回の学級裁判時に先生の背後にあった青い何かの絵、
そして空を不気味に見せる青のオーバーラップ。
この青という色が今後どう強調されるか気になるかな。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:三好一郎
作画監督:植野千世子
三好&植野回。
三好植野ペアってもう鉄板なコンビになってる感じ。
三好回はまた中二病で見られるのかなー?
中二病の今後のスタッフ予定とか原画陣見ると、
中二病の他にも何かやってるような布陣に見えるので、
そろそろ次回作も視野に入ってくるのかなーという感じ。
とりあえず、中二病が今後どう振れていくのか楽しみです。
森夏の裏表が面白いです。
くみん先輩が一色の坊主頭を触りたいと言うときにウインクしてたのは少し意外に感じてしまい、先輩も裏表があるのかも。