hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

東京メトロ東西線

2014-03-07 00:06:25 | 日記

鉄道シリーズ その50。地下鉄東西線は1967年9月東陽町~中野間開業時からよく知っており、開業記念の切符を大事にしていた。実は地下鉄東西線の計画自体古く、1917年に『池袋~高田馬場~飯田橋~大手町~洲崎』という経路で内務省東京市内外交通委員会の答申がなされた。戦後になり今の経路に変更、1964年12月に高田馬場~九段下で開業した。1964年には西船橋まで全線開業している。

他の線に比べて、かなり特色のある地下鉄線で、第一に地上を走る部分が南砂町~西船橋と14kmにも及ぶこと。しかも途中で荒川、旧江戸川、江戸川、真間川と4つの鉄橋を渡る。これほど地上部を走る地下鉄路線は日本にはないが、これは建設当時まだ地価が安く、加えて地盤が緩かったため、土地を買収する方が建設コストが安かったことによる。

第二に地下鉄で初の快速運転をおこなったものであること。延伸部の開業である1969年から快速運転を始めたが、最初のうちは東陽町~西船橋はノンストップであった。今でこそ都営浅草線や都営新宿線なども行なっているが、当時はかなり珍しいものである。

最後に開業後、駅間に新駅を建設したこと。西葛西、南行徳、妙典と新駅が3つも開業しており、周辺開発が進んだことが良く分かる。

ところで相互運転は総武中央線緩行との間で三鷹~中野、西船橋~津田沼で行っており、中野で別れた電車が西船橋で落ち合うという面白い構図になっている。

しかし、中野・西船橋ともJRと駅が共用のため、スイカ/パスモを使うと全てJR経由と認識されてしまう問題が生じている。つまり、中野~西船橋を乗車した際にJRだと540円だが、東京メトロだと300円、乗っている時間はJRの方が僅かに2分早い程度なのでたとえ経済性を考え、東京メトロを選択しても機械はJR経由と認識し、240円も余計に引き落とされてしまう。利用時には切符を買うなりして、よく気をつけた方が良い。