hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

上野散歩

2014-03-23 00:16:02 | 日記

陽気もよくなって来たので外出する。行き先は上野、まずは西郷隆盛像を目指す。上野について昼飯を食べた後、京成上野駅方向に向かうとすぐ右手に西郷隆盛像が見えるはずだったが、今は聚楽の大きな建物の裏になっている。階段を登るともう花見用の提灯がぶら下がり、すっかり花見モード。西郷隆盛像は青空のなかで犬のツンを連れてどっかり立っている。

すぐ裏には彰義隊の墓もある。明治になった頃、この辺りが戦場になったことを彷彿させる。

すぐ横には清水観音堂。これは秀忠の命を受けて天海が寛永寺を創設した際に、京都の建物を模して作らせた。確かにしたから見ると小さいながら舞台になっている。歌川広重の江戸名所百景にある月の松が再現されていて人気がある。


そこから動物園に向かうとこの辺りが花見の会場の中心。本物のソメイヨシノはまだだが、ダイヒカンザクラが綺麗に花を付け一足早く花見の気分を盛り上げ、鳥たちが蜜を吸っている。


さらに行くと上野大仏、江戸時代に作られた6mの大仏だったが、地震や火事で4回倒壊、最後は関東大震災であたまがおち、その後戦争の金属供出で顔面以外は無くなり、1972年に残った顔面部をレリーフとして安置したもの。受験生には『もうこれ以上落ちない』として人気がある。他に薬師如来三尊もある。


そして、芸大美術館に到着。『観音の里の祈りとくらし展』に行くが、意外に若い人が多い。

小生も昨年4月に石道寺や己高閣など長浜市の仏様を見に行ったことを思い出し、足を運ぶ。今回は18像が展示され、特に日吉神社の千手観音や菅山寺の十一面観音など有名な像も出ている。


館内で流されているビデオにも触れられていたが、生活の一部を観音様と共有し、暮らしに根ざした心の拠り所になる、ある意味奈良や京都の近寄りがたい仏様と違う身近な仏様を感じることができた。
晴れた日の上野散歩、桜もいいけど美術館もいいもの。これから開かれる法隆寺展も楽しみである。