昔、といっても約30年前のことだが、仕事で月に2~3回長崎県の金融機関を回っていた時期があった。当時は必ず伺っていた某J銀行から歩いて5分ほどのところに中華街があり、その中でも江山楼という店がお気に入りだった。もちろん、中華料理と言ってもラーメンや餃子、炒飯を食べるわけではなく、チャンポンか皿うどんを専ら食べていた。
そんなことからチャンポンと書いてある看板を見るとついついその頃の舌の記憶が呼び覚まされ入店してしまう。今はリンガーハットはチェーン店にしては味がよく、野菜の切り方がやや大雑把なことを除けば気に入っている。また、個人経営の店は味は良いが、経営者がお年を召されていることもあり、閉店続きで困る。つい先日も西荻窪駅そばの店もビル改築に伴い店をたたんでしまった。
今日行ったのは大洋漁業の孫会社のラーメン由○(よしまる)の姉妹店でまだ日本橋と品川にしかない。チャンポン由○はチャンポン、皿うどんの他に焼き皿うどんがある。これは長崎ではあまり目にしたことがないが、簡単に言うと汁なしチャンポンで、焼いてある。本当は太麺皿うどんが好きなのだが、ないのでこれを選ぶ。
味はチャンポン、そして焼きうどんの麺をチャンポンにした感じでキャベツやモヤシ、タマネギのシャキシャキ感とイカゲソのプリプリ感、そして豚肉が良くあってなかなか美味い。さらに長崎ファンとして嬉しかったのはチョーコーの金蝶ソースが備えられていること。
半分食べてからソースを掛けて食べる、このアジアンな食べ方は大変いい。満足でした。