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台風一過で久々に東京は夏らしい暑さに戻った。通常、終戦記念日が涼しい朝になること自体がなんとなく腑に落ちなかったが、わずかな間でまた夏に戻ったようだ。台風が通過した後はフェーン現象のようになり、さすがに一気に35度となると体がついていけない。
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しかし、外出した際に空を見ると一面のうろこ雲が青空を覆っている。この雲は気象学的には巻層雲というらしい。同じ雲でも集まり具合でサバ雲、イワシ雲、ヒツジ雲などとも呼ばれるがいずれも同じ雲のことである。
うろこ雲は秋の季語だが、気象学的には朝夕の温度が下がると放射冷却が起き、小さな雲の塊が出来るようになるため、夏から秋に季節が変わると表れやすくなるのだとか。
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ところで前出の写真は地震が発生する前に出ると言われる地震雲である。これを見るとうろこ雲は形状がよく似ている。もちろん、地震雲自体の発生メカニズムも分からないため、正確なことは言えないが、地震雲の方が雲が厚い、雲の塊が大きい、低いところにあるなどと言われているが、簡単に比較できないので雲を見ただけでは判断は難しい。
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まあ、そんなことはともかく、8月もお盆を過ぎて、秋が近づいてきていることは間違いないようである。『秋きぬと目にはさやかに見えねども…』という歌もあるが、『雲の形に驚かれぬる』なのかもしれない。