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浄瑠璃寺を出て京都に向かう途中に宇治平等院に立ち寄る。この日の京都の最高気温は38℃、少し歩けば汗が噴き出す暑さ、しかも宇治平等院近くの駐車場に車を止めたのが、12時15分だから僅かな道のりでも汗ダラダラ。因みに現在はパーク24のようなミニ駐車場が街道沿いにあるため、案外自動車でも近くまで行ける。
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朱色の門の宇治平等院の入口まで行き、拝観料を支払って中に入る。前回来たのが6年ほど前でその後2012年9月〜2014年3月は修復工事と色の塗り替えのため見ることができなかったのである。久しぶりに見るとその赤い塗色も鮮やかになり、新鮮な気分。これが藤原道長、頼通の頃できたものとはとても思えない。建物の中を見るツアーも混んでいて40分待ちである。
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そのため、池を回り鳳翔館という宝物が納められた建物から先に見ることに。この建物は新しく中は冷房が効いており、天国のよう。
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もちろん、中で当時の有様をCGで再現したものや鳳凰堂内部にあった52の飛天、以前に飾られていた鳳凰など興味深く見る。
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外に出て時間に間に合うように最勝院、源三位頼政の墓、浄土院などを丁寧に見て鳳凰堂横の待ち合わせ場所に到着。日陰だが、やはり暑い。ようやく中に入ることができ、阿弥陀如来像とご対面。
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豊かで柔らかい表情の定朝作と唯一明確に分かる仏像をじっくり見るが、心が和らぐのが分かる。堂宇の周りには彩色の跡が残り、先ほど鳳翔館で再現されていた上品上生〜下品下生までの9通りのいわゆる九品来迎図が描かれていたらしいが、今は殆ど分からない。つい先ほど浄瑠璃寺でみた仏像と同様である。
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堂宇を見終わり、池の向かい側から鳳凰堂を見るとその優雅さ、さらにあちらの世界から阿弥陀如来像を拝むことができるようになる配置の凄さに驚く。人はすぐ忘れる動物だが、感動を改めてできることは返って有り難いのかもしれない。
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とはいえ暑いのは確かに暑く、見終わると外に出た。すると見透かすように茶屋が並んでおり、ひきづられ抹茶の掛かった氷を頂くが、ここでも先ほどとは違う幸せを実感することができた。
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まあ、暑い時に氷を食べれば宇治平等院でなくても同じだが。
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