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夫々の去り方(3)

2025-01-24 17:48:41 | 日記・エッセイ・コラム
朝食中に家内の兄が早朝に突然心臓病で亡くなったと電話連絡が入った。4時頃に起きて食事を作った後炬燵に入ってそのまま亡くなったという。彼は私と同い年で学生時代の趣味は登山で何かと気の合う人だった。最近は同年代の友人や芸能人が亡くなったニュースを時折聞くが、遂に同い年の親戚まで亡くなったのかと驚いた。次は私の番が来るかもと思った。

彼は定年退職後に農業を始めて、極めて専門的な取り組みをしたらしく、ご近所の農家の人達が彼に教えを請いに来たという。彼が作った漬物は私の好物で毎年送られて来るのが楽しみだった。一方、私と言えば相続した田舎の山林田畑どころか庭の手入れすら全く出来なかった。

家内から聞かされる彼の農業の取り組みは驚くばかりにプロ並みだったという。私が山歩きやサイクリングなど田舎の友人と好き放題やりたい放題やってきたのと大違いだ。だが、何となく私も同じように好きなことをやってこの世を去って行くような気がして寂しい気持ちがした。

何時になるか分からないが、私も彼のこの世の去り方と同じような道を辿って去って行く気がする。私の父は55歳の定年直前に心筋梗塞で亡くなった。私はどうこの世を去るか、父の跡を辿るか或いは彼のような去り方をするか。家内は明日彼の葬儀に近江八幡に行く予定だ。■

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