W杯日本代表の評価の素人評価

朝４時過ぎにトイレに立った後スマホを覗き、気になるＷ杯で日本代表が負けた速報を見た。７時前にベッドから出てその後ずっと対クロアチア戦を日本代表がどう戦ったか報じるテレビニュースを見た。どのチャンネルも日本代表の戦い方にのみ焦点を合わせて報じていた。サッカーの試合を報じるというより、我等の代表がどう頑張ったか国民がどう感じたかを伝えていた。

決してそれが間違っているという訳ではない。そんな中で福田氏がＰＫ戦で敗れた原因として、リスクを恐れる日本人に共通する国民性を指摘したコメントが私の心に響いた。その証左として日本チームのＰＫがバーの上に外れるのを恐れて全てゴロで左右の隅を狙いキーパーに阻まれた。一方、クロアチアのＰＫはゴールの高さ・左右・速度が異なり権田の予測が悉く外された。

多分、福田氏は日頃からそういう印象を持っていた為に発したコメントではなかったかと思う。言い換えるとサッカーに限らず一般に日本人の用心深い性格を感じて、サッカーにも反映されたと思ったのだろう。もう一つ考えられるのは、クロアチア代表のメンバーの方が、欧州のリーグ等で厳しい状況に立たされてＰＫする経験を沢山積んでいた、経験の差ではないかと思う。

素人の私が感じたのは、日本チームの得点とアシストが全てヘディングでなかったことだ。テレビに出演した評論家は指摘しなかった。だが、それは日本チームの攻守にわたる武器の多様性を一つ無くしたことになる。多分、森保監督は承知した上で戦略としてスピードを選んだと思う。どの国よりも日本の平均身長が低く、大迫を選べば済む話ではない。だが、次の重要な課題だと思う。

だとしても、テレビ等に出演した専門家が声を揃えて言うように、今回の日本チームは監督も選手も素晴らしい活躍をし非常に良くやったのは間違いない。森保監督の言うように監督も選手も次の段階に進む課題と意欲を与えてくれ、日本ファンに喜びと期待を与えてくれたと思う。

マスコミ報道はＷ杯サッカーを盛り上げたが、今後のゲームが日本が目指す目標のヒントになるはずだ。ニュースバラエティ番組では普段サッカーのサの字も報じないＭＣが盛り上げ役をするのはいいとして、ピント外れのコメントを聞くと腹立たしい。日本チームが敗れても最後まで世界最高レベルのサッカーを理解し伝える役割を果たしサッカーファンを増やして欲しい。■