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W杯日本代表の評論の素人評(続)

2022-12-09 18:43:10 | スポーツ
3日前にニュースバラエティ番組に出たサッカー評論家の評価のなかで、PK戦で日本人に共通する「リスク回避の国民性」が現れたという福田氏の指摘が心に響いたと投稿した。今回は昨日の日本経済新聞が具体的なデータをベースに日本とクロアチアのチームを比較した記事を取り上げたい。

日本選手は平均走行速度と総走行距離のどちらでもクロアチアより走り負けていた。
     平均走行速度(低速/高速)  総走行距離   最高速度  
日本          80.5/7.3%    142㎞    30.46㎞/h    
クロアチア       78.6/7.6%    146㎞    30.64㎞/h

意外だったのは高く評価された森保監督の采配「日本は前後半で選手を規定の5人を交代した」のに対し、クロアチアの選手交代は少なかったにも拘らず、日本は走りの質量ともに初戦と比べ低下した。一方、クロアチアは上手にコンディションを調整したのか殆ど変化なく戦った。

実は日本選手の方が後半になって疲れていた。上記のデータの一部はサッカー評論家庄司悟氏の独自集計と言う事なので、サッカー協会等関係者の検証が必要だと思う。何れにしろ、何故このような具体的なデータを基にして日本サッカーを評価しレベルアップしていかないのだろうかと思う。

米国野球(MLB)は以前からデータに基づく評価をし、勝利の為に何が貢献したか新しい指標を作り、繰り返し統計的な評価を続け、選手の評価等にも反映されてきた。そのデータはテレビ中継などでも次々にリアルタイムで取り上げられ、日本でも遅ればせながら導入されるようになった。サッカーはどうだろうか。

私は遅れていると思う。日本サッカーが世界で勝つために何をすべきか発想を変えたらどうだろうか。積極的に選手の動きやフォーメーションなどの戦略をディジタルデータ化し、AI等の道具を活用して次のゲームに生かす、更には試合途中でもターンオーバーなどの戦略変更に生かす。

こうなるといつも日本を欧米を追っかけてきた。ディジタル化となるとサッカーに限らず情けないくらい動きが遅い。「監督に決めたら後は任せるだけ」から、「監督采配の手助けになる指標をつくり素早く提供するシステム」を作るべきだと老サッカーファンは思う。■
コメント
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