かぶれの世界(新)

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東京郊外の生活2023-24(4)

2024-01-01 20:42:52 | 日記・エッセイ・コラム
晦日の紅白歌合を見たいと思ったのは家族内で私だけだった。夕食後に息子は自分の部屋に戻り、家内は私とテレビの前のソファーに座ったが居眠りを始めた。出場した歌手の殆どは名前は聞いたことはあっても歌は知らなかった。最近の紅白歌合戦は若者離れで視聴率が低下し、NHKは若者向けに手を打った様だ。私は今どういう曲が流行っているのか知りたかったので最後まで見た。

昔は演歌が始まるとトイレに行ったりしたが、今では「津軽海峡冬景色」が始まると懐かしく思った。60年足らず前に同級生と北海道旅行をした時、上野駅から寝台列車に乗り青森に行き青函連絡船で函館に向かったのを思い出した。宇高連絡船(宇野高松間)より随分大きい船だった。それ以来、仕事や家族旅行で北海道に行ったのは全て飛行機だ。

正月恒例の雑煮はとても美味しかった。家内によると何時もより昆布出汁を倍増させ、旨味を増したのが良かったのではないかという。だが、お代わりを催促するともうお餅がないという。というのも、このところ私の体重が急増し、今朝はついに70キロをオーバーしてしまったからだ。

家内に減量の為に食事量を減らすよう頼んでいたので、事前に雑煮に入れるお餅を減らし半分に切ってくれていた。お餅を継ぎ足すには時間がかかる、我慢が出来ず結果として間食でお腹を足すことになった。このところカロリーの多い菓子を間食するのが体重増の主な原因のようだ。

12月初めに名古屋旅行して以来意識することなく少しずつ体重が増えてきた。夕食のご飯を抜くと家内に伝えたが、その分間食が増えたのでは全く意味がない。また、野菜を増やせば良いという単純な考えも、沢山の脂を含むドレッシングを使ったら逆効果になると息子に指摘された。

昼食は家内と息子の好みを優先して寿司の出前をとった。私は元旦に寿司を食べたのは生まれて初めてだ。しかし、二人によると元旦に寿司を食べる人は多く、実際寿司の出前を早く頼まなかったので配達が遅れて昼前にはならないという。だが、雑煮の後の寿司も食べてみると悪くなかった。

これでは又も体重が増えてしまうと恐れ、昼食後に間をおかず長めの散歩をした。コロナ後初めての大國魂神社の初詣で参拝客だらけになるのを避けて、神社の裏側を通る府中本町駅と競馬場を結ぶ陸橋を通り競馬場とサントリーのラグビー練習場を回り多摩川の遊歩道を経て帰宅した。

多摩川の河川敷はテントが沢山張られていた。息子によると夜通しのテント張りは禁止されているというが、私には晦日からテントを張りお正月を迎えたのではないかと思った。午後は晴天だったが陸橋や多摩川から見た多摩丘陵越えの西空は、薄い雲で富士山が白く霞んで見えた。

白く霞んで見える富士山は上手く写真に撮れないが、見るだけで私は霞の中の富士山が大好きだ。名古屋旅行した時に静岡県の沼津辺りで新幹線の窓から見た精細度の美しい富士山も好きだが、白く霞んだ空と雪が積もった白い富士山が交わった感じも大好きだ。■
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