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感染が欧米より少ないのに医療崩壊を叫ぶ理由

2020-12-20 20:57:38 | ニュース
コロナ感染が春先に話題になり始めた頃から、TBSやテレ朝のニュース番組等が不必要に煽る報道(私は偏向報道と指摘した)をした。最近テレ朝の一部関係者が煽ったことを自ら反省する発言をしたと聞き、マスコミとしての最低限のあるべき姿だと評価した。

だが、この冬のコロナ感染第3波で感染が急増し医療崩壊の危機という報道において、又もや私は医療関係者の指摘をただ流すだけの偏向報道の疑いを強く感じる。欧米の感染者数より遥かに少なくかつ医者の数は多いのに、何故日本はそう簡単に医療崩壊になってしまうのか。

特に今朝のTBSのニュース番組サンデーモーニングは酷かった。医療崩壊の切迫した状況だと医師会長の発言を伝え、更には菅首相もメルケル独首相のように明確な指示を出せと言った。私はそれを聞いて、ドイツ並みの感染者数や死亡者数を出せということか、それで医療機関は対応できるのか、いい加減なこと言うなと思った。無責任な報道はやめて欲しいと。

今月9日に日本経済新聞の記事を引用して、日本の医療資源は欧米と同等以上あるが有効に使われていない、その理由は日本は小病院に分散されていること、国民皆保険のお蔭で軽症者が入院し病床を占有している為などと投稿した。背景にそれを許している既得権益があると臭わした。

私はこの世界は無知で的外れの議論をしているかもしれない。だが、私と同じ様な疑問を持っている人は沢山いることは分かった。今日、アゴラ(言論プラットフォーム)で池田信夫氏の記事「政府はなぜ指定感染症を延長するのか」を読み、理解が近づいたように感じたので紹介したい。

記事は、医療崩壊を避けるため新型コロナを「指定感染症」扱いを来年2月以降も延長する厚労省の方針はおかしいと指摘している。指定することにより厚労省は病院に命令する便法を取っているというが、現実はガラガラの病院から医療スタッフを再配分できないという。

池田氏は指定感染症を終了させ、政令で緊急対応時は民間の病院に命令出来るようにせよと提案している。私も賛成だ。医師会は強硬に反対するだろう。日経の記事もそこまで踏み込んでなかった。他の報道機関はこんな日本の医療資源の歪みなど全く触れない。欧米のメディアは必ず追及するだろう。

何時もの様にメディアのあるべき論になってしまうが、何故日本のマスコミはこの程度の読者の疑問にキチンと答えられないのだろうか。報道に係る人達が全体像を見渡せない「大局観のなさ」に起因すると私は推測する。コロナ報道が始まった春からそうだった。報道に影響されて民意を誤り国の舵取りを誤ることにならないよう祈りたい。■

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