かぶれの世界(新)

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ウルフギャングの後遺症

2019-04-01 22:53:49 | 食・レシピ
何時ものようにシリアルと果物の朝食を口に噛もうとしてあごの筋肉痛に襲われた。昨日孫と家内の誕生会を六本木のステーキハウスでやり、その時食べたアメリカンスタイルの焼肉を噛み切れずあごの筋肉痛になったのを忘れていた。ウルフギャングという変わった名前のレストランだ。

数年前にマンハッタンのレストランで食べた焼き肉が忘れられないので、是非ここでパーティをやりたいと娘に提案された。我が家の家族はみんな肉好きで、どうせオヤジがお金を払うとなれば誰も反対しない。長男が急遽海外出張になったが、3家族9人が洒落た造りのレストランに集合した。

全員肉料理に決まってるので家内と娘の亭主に私は赤ワインを頼んだ。数ページにわたるワインリストの最後のページに210万円のロマノコンテ1965年ものを初めて見た。予算の範囲で手ごろな値段のナパヴァレー産のカルベネ・ソーヴィニヨンを選んで家内にテーストさせた。拙くない。

だが大事なことを忘れていた。お店はこだわりの美味しいステーキだと言うが、なんせアメリカ牛の硬い赤身、霜降り和牛じゃない。半端なく硬いのだ。これが悲劇を生んだ。

メニューの通りに表現すると、豪華なアピタイザー(ツナのタルタル・ロブスターサラダ・ジャンボシュリンプカクテル)にクラシックシーザーサラダのベーコン添えが美味しく、残さず全て頂いたところでもうお腹一杯になった。こうなるかもと用心してパン一切れ口にしただけだったのだが。

オーダーしたリブアイステーキは予想以上に大きい肉の塊だった。一切れ口に入れて美味しく感じたが、二切れ三切れと進むにつれて肉の硬さであごの筋肉が疲れてきた。噛み切れない肉の繊維が歯茎を直撃した。予想してフォークで小さく切った肉片でも次第に噛めなくなった。

美味しいのに食べられない。これは悲劇だった。家族の食べ残した骨付き肉と私が残したステーキ半分を、これまた予想外に大きいドギーバッグに入れて持ち帰った。冷蔵庫で1日経過した残り物は何時もまずかったが、今日の午後家内が細切れにして炒めたチャーハンは美味しかった。

だが、それは私以外の家族が食べたサーロインだからだった。私が残したリブアイは家内が工夫して柔らかく、美味しく再調理してくれたのに硬くて食べれなかった。あごの筋肉痛が再発した。昨日自宅に戻っても疲れが取れなかったのは、あごの筋肉痛の後遺症が続いたからと思った。

硬い肉ばかり印象に残っているが、肝心のパーティは下の孫が長テーブルの周りを走り回り楽しいパーティだった。途中トイレに行くと安倍首相や大企業トップなどセレブの写真が飾られていた。広いフロアのテーブルで食事しているお客は若くてお洒落な女性客が多かった気がするが、私がそう言う人ばかりに目を向けるからだと言われそうなので黙ってた。それよりあごが痛い。■
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